2019年1月14日 (月)

”旅仲間たちの声”(その18)

皆様、おはこんにちばんは (◎´∀`)ノ!

古い旅のノートからの寄せ書き、内容的に印象に残るものを選んで紹介してきました。前回に紹介した寄せ書き以降もまだ少しあるのですが割愛することにし、最後に旅先で出会った珍しい苗字を紹介します。
クイズ番組で「四月一日(わたぬき)」さんや「小鳥遊(たかなし)」さんなど難読苗字が紹介されたことがありましたが、読み方こそ難しくはないものの本当に珍しい苗字の方とも何人か出会いました。

まずは、これこそ今後2度と出会わないだろう珍苗字!1981年九州で出会った”眼龍(がんりゅう)”さん。聞いたときはビックリしたような記憶があります。けど、カッコイイ苗字ですよね。

次は1984年北海道で出会った”昇(しょう)”さん。この漢字を使って”のぼる”という名前の友達はいますが、この音読みの苗字があるとは・・・?!

そして”武捨(むしゃ)”さん。やはり1984年北海道で出会いました。苗字を聞いたとき思わず「漢字でどう書くの?」と聞いたような記憶があります。

この3人が私が旅先で出会った珍名の方たち”ベスト3”です。他にも”児子(にご)”さん、”漢那(かんな)”さんという苗字もありました。
皆様の周りの知り合いには、どのような珍しい苗字の方がいらっしゃいますか?

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2018年12月22日 (土)

”旅仲間たちの声”(その17)

皆様、おはこんにちばんは o(*^▽^*)o!

今月から久しぶりに社会復帰して3週間、仕事にも少しずつ慣れてきました。あちこち筋肉痛になったり日々疲れますが、そのうち体が慣れてくると思い頑張っています。
そして12月も20日を過ぎまもなくクリスマス、そしてもうすぐお正月、公私共にますます忙しくなります。

さぁ、そろそろ旅のノートから旅仲間たちの声を紹介しましょう。今回は室蘭ユースホステルで出会った仲間たちです。

”まさかこんなとこで、それもおふろの中で気がつくとは思へんだ。まあ、いろいろなウワサが流れましたがお元気そうで何よりです。これからも良き旅人としてよろしくね。”

大阪からの学生で、以前にも2回あったことがありました。私がユースのヘルパーを辞めたことを知らなかったらしく、私を知る旅人同士で勝手なウワサをしていたのかも・・・。社会人になって名古屋と津で勤務していたころ、我が家へ何度も泊りがけで遊びに来てくれました。

”また会いましたね。ソリは疲れた。腰が痛いよー!!もう卒業なので最後かもしれない・・・残念だナ...また会えるといいね。”

横浜からの女子大生で、彼女とも再会でした。しかし、次の夏にもこの室蘭YHでバッタリ会い、夏→冬→夏と3シーズン続けていずれも室蘭YHで会うという奇跡でした。↑上記の男性も彼女とは顔見知りで、夕食時に同じテーブルで食事を共にしたことを覚えています。

”これからどこへ行こうかわかりません。でもまたどこかであいそうです。北海道から帰っても職がありません。でもまた北海道に来そうです。”

岐阜県土岐市からのフリーター。この冬の旅の最後、帰宅する日が同じで函館からの青函連絡船や青森からの夜行急行列車、さらに名古屋まで一緒に帰ってきました。どこかで会いそうとありますが、名古屋で再会し一緒に飲みに行きました。

”室蘭で入りびたったおじさんです。でも本当は間違いなく昭和39年生まれなんですょ。今度、名古屋でみんな集めて飲みに行きましょう。楽しみにしてるぞ。まだ未成年だったりして・・・。”

岐阜市からの学生で、↑の人と一緒に名古屋で再会し、飲みに行きました。その後生活拠点を札幌へと移し、今は道南でユースホステルを経営していると思います。私は父が脳梗塞で倒れたために諦めざるを得なかったですが、彼は夢を叶えました。

”なんやかんややってるうち、まる1年がここ室蘭ユースで過ぎてしまい、去年未成年の19才から20才になってしもうた。室蘭ユースのヘルパー かつ です。来月から札幌で学生生活が始まるわけで、ものすごう楽しなるような気がするけど、やっぱり自分で宿代とか飯代をかせがんといかんので、そんな甘いもんと違うけど、やっぱり札幌のススキノで思い切りあそびたいなァ~!”

滋賀県・近江八幡出身のヘルパー”かっちゃん”からのメッセージ。私が初めて海外へ行くとき彼も同じことを計画していて、一緒に行こうかと話していたのですが彼のアルバイトの都合上別々に。しかし、ネパール・カトマンドゥの街で偶然再会!あの時はビックリしたというか嬉しかったというか・・・。その後も一度だけ会ったことがあります。

”名古屋に帰ったらみんなで集まって飲もうね!3月19日、夜逃げで脱出計画中のまりちゃんでした。”

ヘルパーのまりちゃん。名古屋(実際は隣の日進市)出身と聞いてお互いビックリ!そしてこの室蘭YHで知り合った上記の土岐市と岐阜市からの旅人とともに名古屋で集まって、飲みに行きました。彼女が結婚する前、彼女の結婚を祝う会が名古屋で行われました。式は旦那様の出身地で挙げるので、彼女の大学時代の友達が当時の馴染みの居酒屋を借り切って開いたそうです。しかし、女子大学だったので男の参加者がいないので、男友達代表で私と上記の土岐市の男性と近江八幡に戻っていたかっちゃんの3人が参加しました。

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        室蘭YHにて

今年も残すところあと10日ほど。また巷ではインフルエンザが流行っています。皆様、風邪などひかぬようお体ご自愛下さい。

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2018年11月30日 (金)

”旅仲間たちの声”(その16)

皆様、おはこんにちばんは (◎´∀`)ノ!

今年も残すところ、あと1ヶ月。年齢とともに月日の流れの速さを実感しています。
母の介護から解放されて4ヵ月が過ぎ、やっと社会復帰が決まりました。正社員で応募していたものの、年齢と社会ブランクのため面接以前に断られることが多く、正社員から方向転換しアルバイトで応募した会社に採用が決まりました。初出勤は12月3日・月曜日・・・1・2の3で頑張ります。

今回は北海道・北見の南にある陸別町の小利別というところにある宿「夢舎(ゆめや)」で出会った旅人たちからの寄せ書きを紹介します。

”これといった理由もなくどこかふらっと旅する。これが僕の旅の理想です。旅とは人との出会いを求める漂泊だと思います。人は財産です。では元気で。またどこかで会いたいね。”

大阪からの旅人です。たしかに何の目的もなく気まぐれでふらっと旅に出られたら、面白いでしょうね。そして旅とは人との出会い・・・私も十分理解できます。本当にたくさんの出会いがあり、偶然にも再会した人も数知れないほどいますから。

”4日間の夢舎の中で印象に残ったのは、はるにれの木を見れたこと、それとチミケップ湖にねっころがって空を見たこと。空があんなに広くて青くて高いこと、忘れてた気がする。居心地とってもよかったからまたきっと出戻りしてしまうと思う...旅の約半分が終わって。。。はじめてのひとり旅、なかなかよいかんじですヨ。自分のペースでのんびりまわれて・・・旅っていいね。”

兵庫県からの女子大生で、初めてのひとり旅だそうです。前の年の夏は友達と北海道を旅したそうです。はるにれの木は帯広近郊の豊頃町にある絵本にもなった有名な木。宿から日帰りで列車に乗って行きました。チミケップ湖へは宿泊者全員でワカサギ釣りに行ったのでした。

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  豊頃町にある”はるにれの木”。絵本にもなった有名な木です。

”北海道3回目です。ナターシャセブンが好きだから、学校で寝泊まりするのが好きなんです。はじめて夢舎を見たとき感激しました。ここで1夜を今から過ごします。ここで会った人とまたどこかで会えると思うし仁さんとも会えると思う。そんときはヨロシク”

浜松からの学生です。実はこの「夢舎」、廃校になった小学校を宿として再利用しオープンした宿なのです。それゆえに、この宿に泊まることの喜びをメッセージに残してくれました。

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チミケップ湖へ宿主や宿泊者たちとワカサギ釣りへ。釣ったワカサギはその場で天ぷらにして頂きました。とても美味しかったです。

はじめにお知らせしたように、いよいよ久々の社会復帰。当面は自分の生活のリズムを作るのが精一杯かと思います。いただいたコメントの返事が遅れたり、皆様のブログへの訪問がなかなかできなくなることもあるかと思います。どうかご了承ください。時間が取れるときに、お返事や皆様のブログへ訪問させていただきます。何卒宜しくお願い致します。

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2018年11月25日 (日)

”旅仲間たちの声”(その15)

皆様、おはこんにちばんは ヽ(´▽`)/!

紅葉のピークもそろそろ終わりに近づき、いよいよ冬になるのでしょうか?母が特養に入所して早や4ヶ月。酷かった鬱状態もずいぶん和らぎ、久々の社会復帰目指して色々探しています。

旅のノートの寄せ書き、1981年から1984年までの記録で、それ以降は社会人となったが故、旅する機会も少なく、旅のノートを持参することもありませんでした。
今回からは、旅のノートに寄せ書きをいただいた最後の年・1984年に出会った旅人からのメッセージを紹介します。
まずは冬の北海道、すっかり気に入った根室・落石の「ほおずきの宿」へ訪れ、そこで知り合った旅人たちからの寄せ書きです。

”初めての北海道で、初めての一人旅。信じられないくらいの素晴らしい出会いと感動に巡りあえて良かったと思っています。この北の宿、ほおずきの宿でのことをいつまでも大切にしたいです。・・・”

大阪からの女性で、初めは物静かで大人しくあまり会話をしていなかったのですが、翌日、宿の奥様と宿泊者でノルディックスキーをしに行ってからは、殻を破ったかのようにはじけていたことを覚えています。

”本当に偶然に出会って、そして短い5日間でした。けど、とても楽しい毎日を送ることができました。初めての北海道で、こんな型の旅をして、もうこれからの方向づけがされたような気がします。でも、スキー、雪中ラーメン、ドラム缶風呂、ノサップ岬 etc 。どれひとつとっても、もう最高としか言いようがないですね。そして、どうしても忘れることができないのは、食事の時の’セロリ’、あたたかい先輩の思いやりで好き嫌いの多いこの僕をまともな旅人にしていただいたことは、腹わたがにえくり返るほどうれしかったです。← なんて・・・”

京都からの大学生で出身は島根県。気ままな一人旅のようで、宿の雰囲気が気に入ったのか5連泊してしまいました。メッセージにもある通り、ちょっと風変わりな体験がこの宿に5泊もする要因になったのかも・・・。

”人は人を旅する。一昨年、はじめてここを訪れたときのキャッチフレーズ。北の下宿屋、~のんびりしたい人へ~。今年はこんな言葉でした。けど、この宿は変わらない。いつきても落ち着いた雰囲気で・・・やっぱり来てよかった。この5連泊でいろいろな体験をした。ここでの体験は、今後の自分の旅の中で、人生の中で大きな意味を持つだろう。仁さんもこれからいい旅を続けてください。僕は今年の夏シベリアに旅立ちます。新しい体験を求めて・・・。”

静岡から来た大学生。以前にもこの「ほおずきの宿」へ泊まったことがあり、再び訪れたようです。よそして彼も同じように5連泊し、冬ならではの遊びやこの宿だからこそできる経験を楽しんだようです。

”ほおずきの宿長期連泊する君なら、またどこかで会うでしょう。おたがい名古屋ですネ。自分自身の考えで自分はいったい何をやればよいのかよ何をやらなければいけないのか、旅の中で答えを見つけだせたらよいですネ。やはりわたしたちは、旅の原点に帰って旅についてかんがえなおすのが必要ではないでしょうか。またどこかでー!”

名古屋からのフリーター。しかも割と近いエリアに住んでいて、気が合いました。名古屋弁丸出しのしゃべり方で、私と彼とで宿の中での雰囲気を盛り上げていました。旅から帰った後も名古屋で何度か会ったり、彼がインド・ネパールへと旅する前は私が彼の自宅へ行きいろいろアドバイスしました。

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宿の奥様と上記の寄せ書きを残してくれた4人とともに、雪深い落石西林道へノルディックスキーを楽しみ、昼食はラーメンを雪の中で作りました。男4人で手分けして鍋やコンロ、ガスボンベを背負って行ったのです

”初めての北海道一人旅。道東中心にまわりました。もうそろそろ旅を終わろうというころ、このほおずきの宿にやって来て、皆で落石岬に日の出を見に行ったり、ノサップ岬ツアーに行ったり、楽しい思い出がたくさんできました。4月から社会人です。あんまり旅にも出れなくなるけど、またどこかで会いましょうね。”

私と同い年の新潟の女子大生。宿の雰囲気にすっかり溶け込み、根室・落石での旅を大いに楽しんだようです。お互い社会人になって3年後、年末年始の休暇で北海道へ旅した時に美瑛にて再会しました。

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宿の庭に造った”かまくら”で。このかまくら、私と宿主とで作ったのです。隣にはドラム缶風呂も作ってしまいました。

この宿の宿泊客が若い人が多いというのもありますが、宿主夫婦とともにアイデアを出しながら色んな遊びができ、初めて訪れた人も違和感なく溶け込める雰囲気があるのが特徴でした。ここではたくさんの思い出ができました。

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2018年11月18日 (日)

”旅仲間たちの声”(その14)

皆様、おはこんにちばんは o(*^▽^*)o!

今日の朝刊で東海地方屈指の紅葉の名所・香嵐渓の紅葉が見頃だと伝えていました。例年より1週間早いそうです。マイカーを失った今、とても行けませんがいつかまたチャンスがあれば見に行きたいと思います。

さぁ、相も変わらず北海道で出会った旅仲間達からの寄せ書き、紹介いたします ( ^ω^ )!

”いやいや、お久しぶりです。殆ど1年ぶりの再会でしたね。あの秋の旅から、お互いいろいろありましたね。私は丸丸と太って、長かった髪も切って人相が変わってしまったし・・・・。まさか、ここでお会いするとは、思いもよりませんでした。わからないものですね。そんなわけで・・・またどこかでいつかお会いすることでしょう。夢を忘れることなく、いつまでもかがやく眼を失わず、若く生きていきましょう。おおらかに・・・。”

この女性は、前の年に私がヘルパーをしていたYHに宿泊した際に連泊し、知り合いました。そしておよそ1年後の夏、アルバイト先から休暇を頂き北海道へ旅に出かけ、根室・落石の「ほおずきの宿」で再会しました。宿に到着してから聞いたのですが、彼女はその日チェックアウトする予定だったそうです。しかし前日の夜、私が宿へ予約の電話を入れ、宿主から私が来ることを聞いて、「せっかくだから・・・」と予定を変更してもう1泊したそうです。おかげで再会することができました。ありがたいことです。若い時の旅だからこそ、スケジュールも融通が利くのでしょうね。

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    根室・落石岬にて。宿で出会った人たちとピクニック!

”今度の北海道旅行は探鳥だけが目的ではなく、何もかも信じられなくなってアルバイトもやめて家とび出して来ました。もうわずかで私の旅も終わりに近づいていますが、落石での思い出は一番大切にしたいと思います。忘時沼で聞かせていただいた昔話、また機会があったら聞かせてください。ずい分いじめてしまってごめんなさい。本当はとても尊敬できる人だと思っています。また楽しい旅の話聞かせてほしいです。”

こちらの女性もやはり根室・落石の「ほおずきの宿」で知り合った方です。はじめは予約していたわけではなく、その日あるYHに宿泊予定で、そこへの道中で落石岬へ行く途中にちょっと立ち寄っただけでした。実は落石岬へ日帰りで行く旅人は荷物を駅の待合室に置いて出かけるのがほとんどだったのですが、彼女は荷物を背負ったまま歩いてきていました。ちなみに駅から岬まで片道1時間以上かかります。そこで、宿主夫婦が「荷物預かってあげるよ」と言い、さらに私が「岬まで案内しましょうか?」と言って案内しました。岬から宿へ戻り彼女に「今日はどこで泊まるの?」と訊いた宿主夫婦は、彼女の返事を聞きビックリ!そこは当時、北海道内でワースト3に入るほど悪評高いYHでした。実際に宿泊経験がある宿の奥さんは経験談を話し、私も含め皆で彼女を「ここに泊まったら・・・」と言うと、彼女も納得したようにそこで泊まることにしました。先に紹介した女性同様、彼女も一人旅だからこそ予定に捉われることなく変更できたのでしょう。それどころか、この宿で連泊しさらにその後、道南のほうまで一緒に旅しました。私が旅先で知り合った女性で旅の後に唯一”恋仲”になった女性でした。

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   落石岬へと案内した際にセルフタイマーで撮った写真です。

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2018年11月 7日 (水)

”旅仲間たちの声”(その13)

皆様、おはこんにちばんは ヽ(´▽`)/!

気がつけば早や11月。このところ急激に冷え込んできたせいか、今年の紅葉は例年より早く色づく予想ですね。と言っても私は、近所の公園や街路樹の紅葉を楽しむことしかできませんが、それでも季節を感じられるのは日本の良さですね。

寄せ書き帳の続きです。一度北海道へ行ったらそれ以降は北海道ばかり旅していましたので、出会う人々も寄せ書きも北海道でのことばかりです (^_^;;アセッ!

北海道の朱鞠内というところを御存じでしょうか?ここはかつてマイナス41℃という最低気温の日本記録を観測したほどのところです。私は当時、そのことは知らずに「シュマリの宿」という廃屋の古民家を利用したちっぽけな宿に泊まりました。そこで頂いた寄せ書きです。

”4月からは社会人となります。今回の旅で、もう終わりだと思っています。でも、旅に出たときの新鮮な気持ちはいつまでも持ち続けます。就職したら、週休2日を利用して、信州の方を旅してみようかと思ってます。北海道にも来たいけど、時間がない。(今回で最後です) どこかでまた会うことがあったら声をかけてくれ。”

大学4年で春から某企業に勤めることになる男性です。寄せ書きには、北海道の旅はもう最後・・・などと書いていますが、何のその!数年後、年末年始に北海道を旅した時、偶然お逢いしたことがあります。

”これからほんとに自由に、自分のやりたいことをやって暮らしていくのですね。そんな生活がこれから先、どれだけ続くかわからないけど頑張ってね。そしてほんとに自分のやりたいことを見つけてください。落ち着いたらまた連絡してネ。遊びに行きたいと思いますので。”

大阪から一人旅の女性で、最初の出会いは道南にある北湯沢YHでした。そこから室蘭へも一緒で、その時に彼女が「この後は”シュマリの宿”へ行く」と聞き、旅仲間であったKさんのことを話すと「エッ?Kさん知ってるの?」と!そこで私も『シュマリの宿』がどんなところかと思い、同行したのです。

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冬のシュマリの宿の玄関風景。道路前の雪がこの地が豪雪地帯であり極寒の地であることを物語っています。

その年の5月から私は、北海道にあるYHでヘルパーをしていました。忙しい夏が過ぎ、早い秋が来て10月だったでしょうか、上記の女性が寄せ書き通り本当に訪ねてくれました。偶然にも私はYHのペアレントから3日ほど休みをいただいていたので、以前訪れた根室・落石にある『ほおずきの宿』へ行く予定でした。すると彼女も「私も一度行きたいと思っていたとこ」だったそうで、一緒に行ったのです。
『ほおずきの宿』で泊まった日、実は彼女の誕生日だったのです。YHで受付をした際に誕生日が近いことを知ったので、宿主夫婦にそのことを伝えたのです。そして誕生日のお祝いをしました。

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ほおずきの宿にて。 宿の奥様(右端)の手作りケーキと宿泊者からの寄せ書きのメッセージでお祝いしました。

”お久しぶりです。きのうはほんとにどうもありがとう。私も今回で北海道5度目。いつのまにか ひとり旅にも慣れてしまいました。そして、ひとりでいることがあたりまえになってしまった。でも、きのうは人のあったかさを感じることができました。私の旅はまだまだ続きます。これからもずっと ずっと...”

この時も再会の寄せ書きをしていただいたのでしょう。前日の誕生日のお祝いのお礼が書かれています。そして「私の旅はまだまだ続きます。これからもずっと ずっと...」とあるように、彼女は結婚して数年後、夫婦で北海道へと移住しました。

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2018年10月26日 (金)

”旅仲間たちの声”(その12)

皆様、おはこんにちばんは (*゚▽゚)ノ!

気がつけば10月もあとわずか。少しずつ秋が深まっていきます。巷ではハロウィンの飾り付けが目立ち、そして間もなく紅葉の季節になるのでしょう。

さぁ、まだまだたくさんある”旅仲間たちの声”、書き綴りましょう。

”京都が好きで奈良が好きで、そして北海道が大好きで・・・雨の羽田を翔びだしたのが昨年の4月17日。まだ雪が残る帯広空港に降り立った時、広いでかい空の下、ものすごい開放感の中で夢が現実となった充実感、泣きたくなるくらいのうれしさ感激に、おもわず、やった☆と、叫んでしまったけれどむ、あーあれから又ずいぶん過ぎてしまったんだナ☆思ったことはソク実行。もしかしたら又、人間として生まれてこれるかもしれないけれど、幸か不幸か先のことはわからないから。とりあえずは今、思いっきりやりたい事をしたい。今年も又、北へ南へ忙しい年になりそうです。楽しい素敵な旅を続けてください。また、お逢いしましょう。”

この方は旅仲間ではなく、3連泊したYHのヘルパーさんに書いていただいた寄せ書きです。東京を離れ1年近く・・・。一つの夢が実現し、次の夢を探っているような…妙に印象に残るメッセージです。

”釧路まきばでいっしょになって摩周湖ユースで又いっしょになって、明日もウトロまで同じみたい。2月の末にも又又ハマトンでいっしょになりそうな気配。まー北海道旅してりゃ、よくあることだけどね。旅は道連れって言うからヨロシクたのみまっさ。・・・”

横浜からの旅人です。勤めていた会社を辞めて次の勤務先の出勤日までの日々を利用していたそうです。寄せ書きにもある通り、北海道での旅の間、何度も会いました。2月末のハマトン(浜頓別YH)でも一緒になりました。

”「一期一会」”

たった一言、短い言葉ですが、だからこそ印象に残ります。旅先での出会いのほとんどが「一期一会」ですから。しかし、何度も再会した人もたくさんいます。これを書き残した旅人ともその後、大阪と名古屋で再会しました。

若い時の夢を現実にした人、転職の合間を利用して旅する人、そして一言にすべての思いを込めながら旅している人・・・、みんな若いながらもしっかりした考えを持って旅していたのですね。

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2018年10月 8日 (月)

”旅仲間たちの声”(その11)

皆様、おはこんにちばんは o(*^▽^*)o!

この連休、当初は台風の影響が懸念されましたが、この地方はほとんど影響はなく心配は杞憂に終わりました。しかし、1ヶ月前に地震被害があった北海道はどうだったのか、やはり気になります。10数回も旅した大好きな北海道ですから!

少し間が開きましたが、”旅仲間たちの声”を紹介しましょう。
今回は、すでに亡くなられた方の寄せ書きを彼との思い出とともに書き綴ります。

”1年かけて全国を回ってきます。北海道は10月末までいます。どこかで再会しましょう。”

これは1981年9月、然別湖畔温泉YHで出会った横浜からのサイクリスト。直前に来た台風の影響でYHには泊まれず、隣にあったホテルの大部屋に他のホステラーとともに泊めていただきました。その時に書いた頂いた寄せ書きです。

次の正月、この寄せ書きを残してくれた彼から年賀状が届きました。そこには「○○の宿で留守番をしています」と書かれていました。10月末どころか、まだ北海道にいるとのことでした。私はそのあとの2月に、冬の北海道を初めて旅する予定で「もしかしたら、どこかで再会するかも・・・?」と思っていました。

そして2月。札幌雪祭りをかつて九州で出会った旅仲間とともに見学し、その後はそれぞれの旅をしました。ある日、紋別流氷の宿YHに泊まり翌朝の朝食後、出発までの間に掃除の手伝いをしていた時、チェックアウトする人の声、会員証を返してもらう際に彼が言った名前を耳にして、「エッ?○○さん?横浜の・・・?」と私が訊くと彼は驚いて私を見ました。私は続けて「去年、然別湖畔YHで会った名古屋の○○です。」と言うと即座に思い出したようで、「あぁ!覚えてます。」と返してくれたんじゃなかったかな・・・?!

私はその日、YHに連泊で国鉄で2駅離れたところをのんびり歩くつもりで、列車の時間までYHにいようとしていました。そして彼に話を聞くと・・・なんと、歩いて北海道一周するとのこと。しかも、雪が降り積もる真冬に!これにはビックリしました。しかし彼は「せっかく会ったのだから」と、一緒にYHの掃除を手伝い、私が出発するまで時間を共にしてくれました。その時に書いていただいたのが、次の寄せ書きです。

”5ヶ月ぶりの再会です。今回は冬のオホーツクラインを歩いて回ります。これが終わったら4月ごろまで朱鞠内の「○○の宿」という宿で留守番をしています。又どこかで再会しましょう。”

その年のゴールデンウイーク、私はある目的があって北海道へ渡り、そして三たび彼と朱鞠内の宿で会いました。その翌日、彼は自転車で日本一周の旅を再開しました。
さらにその後、横浜の彼の自宅に泊めていただいたことが2回あります。2度目の時は、ある事情で急遽どこかに泊まらざるを得なくなり、すでに夜でしたが彼に電話をしお願いしたら、快く泊めてくれました。それどころか彼の御両親も私のことを覚えていてくださって、突然のことというのに歓迎してくれたことを今も覚えています。

しかし、ある年の正月、思いがけない知らせを受けました。毎年正月1日には必ず届いていた彼からの年賀状が珍しくなかったのです。そして1週間ほど経った頃、彼の御母上様から葉書が届きました。そこには信じられない・・・いや、信じたくない言葉が!
「昨年7月、剣岳で山岳事故に遭い亡くなりました」と。
本当にショックでした。当時まだ40歳前後だったはずです。私は「嘘だろ?○○さんが亡くなったなんて・・・」と、呆然としていたと思います。それでも、私からの年賀状を見て彼の死を知らせてくれた彼の御母上様に電話をし、お悔やみと知らせていただいた感謝を伝えました。
私にとって彼は、旅先で出会った”兄貴”のような人でした。

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   1981年9月、北海道・然別湖畔にて。

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2018年9月25日 (火)

”旅仲間たちの声”(その10)

皆様、おはこんにちばんは (◎´∀`)ノ!

例年でしたらこの時期も残暑厳しい年もありましたが、今年はいつになく秋の訪れが早いように感じます。これも厳しすぎた夏の暑さの反動でしょうか?朝晩の寒暖差も激しい日々、皆さま体調維持にお気を付けください。

さあ今日も、『旅仲間たちの声』から寄せ書きを紹介しましょう。

”五月のさわやかな風と共に〇クンとお会いして、4ヶ月ぶりの再会です。相変わらず・・・・・・早くスキーへ行きたいネ。私の心はもう北海道の地へ。白銀の世界 広くすみきった空 北海道の地へ 沖縄へも行きたいネ。来年の夏はぜひ西表へいらして下さい。海の青さが忘れられません。私の心は北海道と沖縄の地へ。うらやましい !!若いって。でも、がんばろうネ”

この女性は以前お会いした時に、5人のうち3人が偶然にも誕生日が同じだった時の一人です。知り合った後、週一ぐらいでお互い電話でいろんな話をしていた記憶があります。北海道からの帰りに横浜で待ち合わせて再会しました。

”1年9ヶ月ぶりの再会。南紀白浜、日ノ岬です。横浜、○○さんのアパートで・・・。○○君のあいかわらずのずうずうしさ、またもや出た!でも学生はいいなあ。1ヶ月の旅行だと。こっちは1週間がやっと。こんどは名古屋に行ったら・・・。東京にもしきたら泊まっていったら!泊めてあげるかも。”

”○○くんとは南紀・伊勢55年1月2日潮岬YHでのくされ縁で今日まで長々と続いています。一時、私が長崎の実家へ1年半、帰省していたら2回もこられ驚いたの+○○くんのずうずうしさにほとほと感心させられました。そして再び横浜へ戻ってきたら、すぐさま○○くんとの再会。ゥーゥーゥ 私はなんと、かわいそうな女の子なんでしょう・・・只今私の家に泊まっています。”

北海道の旅を終え夜行列車で東京まで戻り、名古屋へ帰る前に横浜の旅仲間のところへお邪魔しました。女性二人でアパート1室借りていて「さすがに泊めてもらうのは・・・」と思うのは当たり前なのですが、何しろ気さくな人で、実は北海道へ行く前も「横浜にあるYHに泊まる」と連絡したら、「北海道へ行く前なんだから、うちに泊まりなよ」と言われて泊めていただいてました。
すると、この女性二人と知り合った時に一緒にいた男性がたまたまやって来て、驚きの再会!南紀・日ノ岬で泊まった翌日があいにくの雨で、無理やり頼んで車に乗せていただいたのです。出会った当時といいこの時といい、やはりこれって「ずうずうしい」のかな?(笑)

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2018年9月16日 (日)

”旅仲間たちの声”(その9)

皆様、おはこんにちばんは ヽ(´▽`)/!

台風や地震など自然災害に遭われた地域の方々、まだ避難生活をされていらっしゃる方も多い中、こうして自宅で一人、誰にも気兼ねすることなく暮らせる日々に感謝しながら、一日も早く社会復帰したい私です。

さあ今日も、『旅仲間たちの声』から寄せ書きを紹介しましょう。

”○○さんとは奈良のYHで知り合いました。今日は知床からまわってきたの。5年ぶりの再会旅行です。今日は歩きすぎてもう眠たい。でも おとめの涙、男の涙(知床)、夕日、一生の思い出です。いい旅お続け下さい。”

これは道東・浜小清水にあるYHで出会った一組のカップル。男性は名前と住所だけでしたが、女性は寄せ書きを書いてくれました。ユースホステルで知り合って5年ぶりの再会旅行だなんて、素敵というか羨ましいというか・・・「こんな旅、私もしてみたい・・・」と思った矢先・・・、

”私は紋別からのくされ縁が東京まで続いて、一緒に帰って来た子です。ちなみに・・・(*連絡先が書かれていました)・・・。
第1部 新宿の「シェーキーズ」でピザ&ポテトをしこたま食べて完全に疲労し、近くのサ店でへたばっている。そのサ店にて…”

こちらは紋別のYHで出会い、浜頓別YHから札幌、さらに余市・函館を経由して青函連絡船に乗り、夜行列車で一緒に東京まで帰って来た女子大生です。彼女とは浜頓別YHのイベント「(自転車で)クッチャロ湖一周タイムトライアル」に一緒に参加したり、函館では夜景を見に行ったり、とても楽しい思い出を私に与えてくれました。

Img070クッチャロ湖一周タイムトライアルの途中で。時折、雨が降ったのか路面が濡れています。

帰りの夜行列車の中だったと思いますが、彼女が「奈良から京都へゼミの研修旅行で行くのだけど、京都で現地解散なの。せっかくだから京都を歩きたいから、名古屋なら近いから、もしよかったら京都まで来ない?」というようなことを言われました。
半ば冗談と受け止めていた私でしたが、本当に電話がかかってきて・・・!ちょうど何の予定もなかったものですから、ほいほいと私も京都へと出向き彼女と京都で2泊3日の再会旅行をしたのでした。その際泊まったのは、東山YHでした。

”第1部から約10日後、京都デス。なんかこうやって各地で逢う度にこのノートに書いていたら、さながら日記になりそうですね。
自然相手であれ、人工のなにがしか(ex.庭園・建築物)相手であれ、いつも感動する心を持っていたい。それが、私が旅を続ける1つの理由かもしれない。いつも旅の空の下に身を置いていたいけど…帰る家があるからこそ、旅はその都度その都度、思い出深いのかもしれない。
なんとなく Shirimetsuretsu、Anchûmosaku、Gorimuchû e.t.c めちゃくちゃの、へんにシリアスな文章になってしまった。あ~ぁ 自己嫌悪!”

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   京都、曼殊院にて。再会した女性です。

旅先で偶然出会った女性。お互い一人旅でなんとなく意気投合して、何日間も一緒に道連れで・・・。はたから見ればアベックと思われても不思議ではなかったと思います。北海道で、そして京都で、青春時代の本当に素敵な思い出を作ってくれた彼女に、今はただ「ありがとう」と思わずにはいられません。今ごろどこでどんな暮らししているのだろう・・・。

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