エヴェレスト街道 帰路 その7
旅の終わり
3月25日(水)晴れ
ルクラ11:00(RA128)11:40カトマンドゥ
午前7時起床。この日は俺の30回目の誕生日。とうとう20代ではなくなってしまった。飛行場へ行ってみる。予約の確認だ。第何便に乗れるのかは、まだ決まっていない。定期便とはいえ、天候、特に風次第で、何便飛ぶかが決まる。だから、予約はできていても、その飛行機が実際に来るのかどうか、その日の天候次第。1便、2便と見送る。第3便にも乗れない。予約できているとは、聞いているのだが、本当にこの日のうちに帰れるのだろうか?バースデー・フライトできるのだろうか?やがてヘリコプターがやって来た。これに乗ることも可能だそうだが、料金が割高になる。
*この旅日記は1992年のものです。この当時30才。ですから今は・・・?
ロイヤルネパール・エアラインの飛行機がやってきました。
ヘリも到着。なかなかカッコイイです。
半ばあきらめかけていたところへ、「第4便がやってくる」と言う。荷物の重量検査を行い、やっとそれに乗ることができた。ヘリコプターに乗ってでも、と考えていたので、ラッキーだった。でも本音を言えば、ヘリに乗ってみたかった。
第4便、これに乗ってカトマンドゥへ戻ります。ところで、この飛行場、まったく舗装されていません。滑走路も同じで、山の傾斜(下り)を利用し、勢いをつけて飛び立ちます。(着陸時は、登りの傾斜になりますから、自ずとスピードダウンします)
飛行機の大きさ(小ささ?)、お分かりになりますか?
わずか20人ほどしか乗れない小さな飛行機に乗って、途中歩いた道のりを眺め、ヒマラヤを仰ぎ見る。83ドルの価値はある。デウラリ峠が見える。あそこを歩いたんだなぁ。やがてボーダナートが見えてきた、間もなくカトマンドゥだ。
1週間はかかる道程を、わずか40分で戻る。文明の利器のすごさを感じずにはいられない。11時40分、カトマンドゥ着。21日間のトレッキングは終わった。
飛行機の中で。こんな小さな飛行機でもスチュワーデスがいて、キャンディーの機内サービスがあります。
飛行機から、歩いてきたところを眺めます。↑の写真の中央やや左上にボーダナートが見えます(白い大きな建物です)。
コクピットの中。
カトマンドゥ到着。バースデー・フライトが終わり、トレッキングも終わりました。そして新たに30代のスタートです。
最近のコメント