2014年9月18日 (木)

オーロラ紀行 最終回(再掲)

3月5日(金)晴れ

(LH740)8:35関西国際空港9:27(南海電鉄)10:15難波10:30(近鉄)12:48名古屋

ウトウトできたのかどうかのうちに、ヨーロッパではちょうど真夜中の頃、日本時間で朝になったようだ。

7:00ごろ、最後の機内食となる。行く時の名古屋からの飛行機より、食事の内容は良かった。メニューも配られたし…。そして食事が終わるころには、もうすでに日本上空近くを飛んでいた。

飛行コースは、シベリアからモンゴル、中国を経て日本へ、山陰から瀬戸内海、四国を経て関西国際空港へ、、8:35、ほぼ定刻通りに着陸。

イミグレーション、荷物の受け取り、そして税関。税関では荷物を広げさせられることもなく、ヘルシンキで買ったトナカイの毛皮が敷物で、コートではないということを確認しただけにすぎない。

そして到着ロビーから南海鉄道の駅へ。列車の時刻表を見ると、わずか5分後に急行が出発する。その後に特急もあるのだが、難波に着く時間は大して変わらないので、急行で行くことにする。

難波で近鉄に乗り換えるのだが、この間が遠い。スーツケースはもちろん、背中にデイバッグ、手にはトナカイの毛皮を入れた紙袋とダウンジャケット。移動するのが大変だ。10分以上かかって近鉄難波駅へ。そして、あらかじめチケットショップで買っておいた回数券を指定席券に交換するために窓口へ。すると・・・、5分後に特急が出るところだった。

荷物を持ってホームへの階段をあわてて降りると、発車寸前。そして名古屋へと向かう。列車には食堂車も車内販売もないので、途中の大和八木駅の停車時間を利用して飲み物を買う。何しろ、あわててばかりだったから、喉がカラカラ。

名古屋へは12:48に到着し、バスターミナルへ行くと、これまたちょうど出る寸前。そして我が街へ。

日本到着後は、ほとんど待ち時間がないほどうまく接続し、自宅に電話連絡する間もないまま、13:20、無事帰宅。

3週間に及ぶ旅、抱えきれないほどのとても素敵な想い出を持ちかえり、旅は終わった。

*この旅日記は2004年のものです。

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2014年9月17日 (水)

オーロラ紀行 その29(再掲)

ここで日本帰国便へ乗り換え。来るときは名古屋空港から出発したのだが、帰国便の予約が取れず、やむなく関西国際空港への帰国便を予約していた。出国手続きをし、出発ゲートを確認する。免税店で、フランケンワイン(白)とヴルスト(ソーセージ)2種類、パンに塗って食べるリーバーヴルスト、計27.03ユーロの買い物。

これで、帰りの空港免税店だけで157ユーロ(約21000円)使ったわけだ。ちょっと使い過ぎか・・・?でも、なかなかない機会だし、次のチャンスなんて何年後かわかりゃしない。

12:00、搭乗手続き開始。ヘルシンキでチェックインしているので、やはり窓側のシートで48Aだ。隣にはひとり旅と思しき日本人女性。食事がなかなか始まらず、お腹がすいてきた。その人も同じようで、それをきっかけにいろいろ話をする。

その女性は、ドイツ人のご主人を持ち、マンハイムに住んでいるそうだ。今回は一人だけで1か月ほど里帰りという。また、ドイツの食事や音楽、サッカーの話などしていた。私のドイツ人の友人が「オリバー・カーンはもしかしたら、近いうちに日本でプレーするんじゃないか?」と言っていたのを話すと、その女性も「スキャンダルとかもあったし、年齢的にもバイエルン・ミュンヘンではあまり試合に出られなくなるかもしれないから、可能性としては十分ありそう」と話していた。もし本当にオリバー・カーンが日本でプレイするとなると・・・、とても楽しみである。

そうこうして話しているうちに食事となる。なかなかおいしい。ビールも飲む。食後は眠ることにする。

機内泊

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ドイツ・フランクフルト国際空港。ここからいよいよ日本へ帰国。

*この旅日記は2004年のものです。

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2014年9月16日 (火)

オーロラ紀行 その28(再掲)

3月4日(木)晴れ

ヘルシンキ・バンター国際空港9:25(LH3105)11:10ドイツ・フランクフルト国際空港13:20(LH740)

 朝5:30起床。トイレ、シャワーを済ませ6:10朝食。帰国まではもう機内食だけになるだろうから、限られた時間でしっかり食べておく。

6:35、朝食を済ませ、荷物をまとめる。デイバッグに詰められるものは詰めて、機内持ち込み手荷物にする。

そして7:00、チェックアウト。7:15の空港行きシャトルバスに乗り、7:25空港到着。そしてチェックインする。スーツケースは25Kgもある。CDやカメラはデイバッグに入れたのに…。超過料金は・・・、

「預ける荷物はこれ一つだけ?」と訊かれ

「はい、そうです…、お願い・・・」と手を合わせながら懇願すると、

笑顔でサービスしてくれました。

荷物が増えた分、思い出もたくさんできたわけだ。

チェックイン後は免税店をウロウロ。スウォッチの時計だ。前回ドイツ・スイスを旅した時、買わなかったからなぁ…、どうしようか迷った挙句、自分と母にも1つずつ、それぞれ32ユーロのお手頃なものを買った。

そして、これが一番迷った。トナカイの毛皮の敷物だ。北極圏のイバァロやイナリでも売っていたが、荷物としてかさばるのであきらめたものだ。しかし、ここでないと手に入らないだろうし、かと言って我が家に敷けるようなところもないし・・・。

他の客が、じっくり吟味しながら2枚買っていくのを見て、意を決して買ってしまった。65.55ユーロ、およそ9000円ほどか。とうとう買ったのはいいが、本当にどこに敷くべきか・・・、えらい荷物が増えてしまった。が、もし買わずに帰ったら、きっと後悔するような気がする。

9:00、搭乗開始。座席は5F窓側だ。9:25、動き出し、やがて離陸。

最後に見る北欧。森と湖が目立つ。といっても湖は凍り、一面雪野原だが。軽い食事が出て、定刻より早い10:30(ドイツ時間)すぎ、フランクフルトへ到着。わずか2時間ほどだった。

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ヘルシンキ・バンター国際空港。いよいよ帰国の途に就く。

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飛行機から見たフィンランド。森と雪原ばかりだ。

*この旅日記は2004年のものです。 

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2014年9月11日 (木)

オーロラ紀行 その27(再掲)

14:00過ぎ、駅へ戻り、歩き疲れたのでやや休憩。

14:50発のバスで空港へ向かう。15:20すぎ空港へ。しかし、間違えて国内線ターミナル前で降りてしまったため、国際線ターミナルまで歩くハメに。

そして空港内にあるホテルのレセプションで泊まれるかどうか交渉すると、部屋はツインしか空いてなくて、料金が189ユーロ(2万5000円以上)もする。仕方なく、ここで泊まるのは断念し、インフォメーションで近くのホテルを紹介してもらうことにする。

そして予約が取れた。Holiday Inn Garden Court で80ユーロだ。そこへは空港より無料のシャトルバスで行くことができる。16:15のシャトルバスに乗り、空港近辺のホテルを何軒か立ち寄って行く。

16:25、ホテルへ到着しチェックイン。荷物を解き、整理し直す。

17:30、サウナで1時間ほど汗を流す。部屋でシャワーを浴び、19:00、夕食へ。

Turkey のステーキ(サフランライス付き)とビール。21ユーロほどする。でもホテルの中で食べるから仕方がないか。うん、味は悪くはない。

食事を終え部屋へ。明日はいよいよ帰国。5:30には起きなければならない。部屋のミニバーでビールを1本だけ飲んで、眠ることにする。

ヘルシンキ・バンター、ホテル・ホリデーインガーデンコートにて

*この旅日記は2004年のものです。

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2014年9月10日 (水)

オーロラ紀行 その26(再掲)

3月3日(水)晴れ

(Santa Claus Express)8:40ヘルシンキ(街中散策)14:50(バス)15:25ヘルシンキ・バンター国際空港16:15(シャトルバス)16:25ホテル・ホリデーイン

 今回の列車では、この間に比べるとあまり良く眠れなかった。それでも8:00ごろには起きる。8:40ヘルシンキに到着。

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ヘルシンキに到着したサンタクロースエクスプレス。

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ヘルシンキ駅構内。いろんな人々が行き交う。

コインロッカー(3ユーロ)に荷物を預け、街へ。街の至る所にブロンズ像がある。街そのものが美術館のようだ。建物は、どれもこれも凝っていて、本当に美しい街並みだ。「バルト海の乙女」と呼ばれるのもうなずける。

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三人の鍛冶屋像。道路の真ん中にある。

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人魚とその子供??北欧らしい・・・

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バルト海の乙女像。本来は噴水になっている。それにしても・・・見事な曲線美だ・・・

マルクト広場やオールドマーケットなど、あちこちうろつく。この日は天気も素晴らしく、真っ白な大聖堂が青空と雪にとても良く映える。

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マルクト広場。この季節、お店は少ない。

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ヘルシンキ大聖堂。青空に映えます。

10:30ごろ、STOCKMANN デパートでパイ2つとコーヒー(2.53ユーロ)で軽く食事とする。FORUM デパートでは、うさぎ毛のマフラーを母に、そしてバンダナを購入(7ユーロ)。そして、空港までのバス代を除き、小銭をすべて街頭募金に寄付した。

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ストックマンデパート。歴史的建造物と言っても過言ではなさそうなデパートです。いつ建てられたのでしょうか・・・?

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重厚な建物にさりげなくマクドナルドがありました。景観は護られています。入りはしませんでしたが・・・

*この旅日記は2004年のものです。

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2014年9月 9日 (火)

オーロラ紀行 その25(再掲)

16:30ごろ博物館を出て、街の中心部へ。

現金がほとんどなかったので、銀行のATMでキャッシングする。昨日もおろそうとしたのだが、MASTER CARD でおろせなくて困ってしまったのだ。しかし、よく考えたら VISA CARD は試していなかった。すると・・・VISA は受けつけてくれてキャッシングすることができた。これで少なくとも、明日の空港までのバス代やヘルシンキ駅で荷物を預ける小銭は用意できた。

そしてデパートのコーヒーショップでホットチョコレート(1.3ユーロ)を飲みながら休憩する。そしてほんの少しだけ買い物し、夕食へ。

この日も昨夜と同じ HARUNO PIZZA&KEBAB へ。ケパブ&ライス、サラダとコーラで8ユーロ。これでけっこうお腹もふくれる。そういえばライスを食べたのっていつ以来だろう?フィンランドへ来てから初めてのような気がする。

食事を終え、名残惜しむように夜の街を歩く。

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ライトアップされたろうそく橋。橋の名の由来分かりますよネ!

19:20、ホテルへ戻り、ロビーで休憩し冷えた体を温める。
20:00すぎ、タクシーを呼んでいただき駅へと向かう。駅までは8.8ユーロだった。駅へ着くと、昨日サンタクロース村で見た日本人の団体がいる。どうやら同じ列車に乗るようだ。列車はすでに入線している。

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サンタクロースエクスプレス。とても長い列車だ。

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行き先表示板。ヘルシンキへと向かう。

Santa Claus Express 。21:00発の列車だ。荷物を寝台のある部屋へ置き、駅前の KIOSKI でカクテルとチョコレートを買う。
ヘルシンキまで11時間40分。カクテルを飲んだら、もう後は眠るしかない。
とうとう北極圏を去る。

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寝台車の中。右側には洗面台も設置されている。乗り心地は最高!

サンタクロースエクスプレスにて車中泊

*この旅日記は2004年のものです。

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2014年9月 4日 (木)

オーロラ紀行 その24(再掲)

13:00にツアーが終了し、ホテルへ戻る。少し汗をかいていたので、シャワーを浴びて良いか尋ねると、快く承諾してくれた。シャワーを浴び、着替えて休憩する。

14:30すぎチェックアウトし、夜まで荷物をフロントへ預ける。

地図を見ながらArktikm博物館へと向かう。地図通りに行くのだが、なかなか着かない。不安になって、道行く女子学生に場所を尋ねる。すると、もうすぐそこだった。

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Arktikm博物館。この地方の民族博物館だ。

入場料(11ユーロ)を支払い、フロントに上着を預ける。

15:00ちょうどよりオーロラのビデオの上映(12分)が始まる。急いでそちらへ向かう。
SIIDAで見たものとは違った内容で、オーロラだけでなく、この地方の四季の移り変わりなども紹介していた。そして館内を見学。

この地方のサーメ文化のほか、北極圏、フィンランドの歴史、風俗・風習などが模型や人形などを使って展示されている。

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動物の毛皮を身にまとっている

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頭のてっぺんから足もとまで完全に防寒している

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この地方の移動式テント。毛皮で覆い中にはストーブもある。

また、この地方に生息する動物の剥製も展示されていて、とても迫力があり、今にも動き出しそうなリアルさがあって、とても面白い。こういう博物館は、見ていて楽しいし、かなり好きなほうだ。

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トナカイ。オス・メスともに角を持っている。

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ヒグマにも見えますが・・・何というクマだろう・・・?

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云わずと知れたホッキョクグマ(シロクマ)!

他の見学者が写真を撮っていたので、俺も何枚か撮っていたのだが…、各展示室の扉を見ると、実は「撮影禁止」になっていた。あーぁ、ごめんなさい!

*この旅日記は2004年のものです。

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2014年9月 3日 (水)

オーロラ紀行 その23(再掲)

そして、いよいよ犬ぞりだ。

空荷のそりの前方に4頭のハスキー犬が、走るのを今か今かと待っている。

まず説明を受ける。取っ手からは絶対に手を離してはならないこと。そしてブレーキ。片足で踏めばスピードダウン、両足で踏めばストップ。

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犬ぞりにチャレンジ!ハスキー犬たちは「早く走らせてよ」とでも言いたげな感じだ。

そしてショートコースを犬ぞりで走る。これが最高に面白く楽しい!!スピード感もありスリルもある。何とも言えない快感。!!1周どころか2周走らせてもらった。

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カーブもなんのその、犬たちは勢いよく走る!

犬ぞりの後は再び休憩小屋へ。コーヒーとクレープをごちそうになる。これがとても美味しい。クレープは3~4枚ほどいただいた。

そしてハスキー犬牧場を後にし、スノーモービルで街へ戻ることにする。帰りは行きと違い、さすがに慣れてきた。ヘルメットに曇り止めを塗ってもらったので、視界も良好。フルフェイスのヘルメットなので、風がどんなに冷たくても問題ない。完全に防寒しているので快適だ。

川の上ではやはり60~80km/h、いやもう少し出ていたかもしれない。カーブや起伏の続く森の中では、腰を上げることによりバランスを保ち、スムーズに走ることができる。これは、もう病みつきになりそうなほどのスリルとスピード!!

往復で50km以上走ったようだ。犬ぞりだけでなく、スノーモービルもこれほど体験できるとは思ってもいなかった。本当に楽しいツアーだった。

*この旅日記は2004年のものです。

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2014年9月 2日 (火)

オーロラ紀行 その22(再掲)

3月2日(火)晴れのちくもり

ロヴァニエミ21:00(Santa Claus Express)

 7:45起床。トイレ、洗面、シャンプーを済ませ、8:15朝食へ。

いつものようにパン、チーズ、トマト、フルーツ、卵、コーヒーにミルク。しっかり栄養をとる。

部屋へ戻り荷物を片づける。チェックアウトしようとしたのだが、フロント嬢は

「犬ぞりツアーのあとでいいです。それまで部屋を使ってもいいです」とのことだ。再び部屋へ戻り、荷物を置いておく。

9:45、ツアー会社の ”Safartica ”からガイドの Neppi 氏が迎えにやって来た。5分ほど歩いてツアー会社へ行き、料金98ユーロを支払い、ヘルメットや帽子、防寒ソックス、ブーツ、つなぎの防寒着など一式を借り、身につける。けっこう重装備だ。

ハスキー犬牧場まではスノーモービルで行くのだが、これが嬉しいことに、自分で運転していくことができる。パンフレットには、書いてなかったし、ガイドの運転で後ろに乗せていってもらうものと思っていただけに、嬉しい誤算だ。

スノーモービルの操作そのものは、いたって簡単。ガイドに運転中の説明を受ける。たとえば「止まれ」「注意しろ」「GO」などの合図を教わる。もちろんアクセルやブレーキも教えてもらわないと運転できない。ほとんどバイクと同じだ。

そしていよいよ出発。凍結している川の上を、雪煙を撒き散らしながら疾走する。時速60km~80kmほど出ている。興奮するほどのスリルとスピードだ。そして森の中へ。

さすがに森の中は、起伏がありカーブがありで、初めはかなり難儀したが、何とかガイドについて行く。運転するのに神経を使い、周りの景色はほとんど目に入らない。

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スノーモービルを運転。初体験だったがめちゃくちゃ楽しい。

再び、川の上を走る。フルスピードで疾走していく。フルフェイスのヘルメットだが、息で曇って前が見にくい。顔の部分をあげると、痛いほどの冷たい空気が顔に当たる。

出発して3~40分ほどでハスキー犬牧場へ到着。暖かい休憩小屋があり、そこでコーヒーをごちそうになりながら女性スタッフと、ハスキー犬についての話を聞くことができる。

ハスキー犬は非常に大人しい。ここには150頭ものハスキー犬がおり、きれいなブルーの目を持つものは、全体の20%ぐらいだそうだ。生後1年ぐらいから、そりを牽く訓練を始め、8才から10才、長い犬で13才までそりを牽くそうだ。

そりを牽く犬の数は、1人の場合3~4頭、2~3人で5~6頭とのこと。スピードは時速30kmほど出るそうだ。餌は、肉やドライフードなどを与えているそうだ。

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ハスキー犬牧場。寒空の下、大人しくしている。

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ハスキー犬の子犬。なんとも可愛い

*この旅日記は2004年のものです。

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2014年8月28日 (木)

オーロラ紀行 その21(再掲)

14:00発のバスで街へ戻り、いったんホテルへ。少し休憩し街を散歩する。デパートなどをうろつく。中心街はそれほど広くないので、すぐに歩き回れてしまう。

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ロヴァニエミ中心街。人はそれほど多くない。

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 巨大な雪だるま。鼻の高さがヨーロッパらしい。

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街で見かけた可愛らしいトナカイ。

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ろうそく橋。ロヴァニエミの象徴。

17:30ごろホテルへ戻り、一眼レフカメラを持ってろうそく橋へ。ライトアップされた橋を撮る。

ホテルへ戻り、レストランで夕食にしようとするのだが、ウェイターがなかなか注文を取りに来ない。「ハロー」と呼んでもなかなか来ない。あまりにもひどかったので、しびれを切らし外へ行くことにした。

19:00ごろ、ピザ屋(HARUNO PIZZA&KEBAB)で、ケパブピザとサラダ、コーラで夕食。6.8ユーロと安くすんだ。肉も野菜もあり、ボリュームたっぷりだ。そして何よりもおいしい。

ホテルへと戻り、しばし休憩してからサウナへ。その後部屋でシャワーを浴びるとすでに21:00。今夜はオーロラが見られるかもしれない最後のチャンス。さて、どうなることやら・・・。

22:00、23:00と外へ出てみるも、夜空に星はほんのわずかしか見えず、霞んでいる様子。どうやらもう、諦めざるを得ない様相だ。

結局、北極圏滞在7日で2日のみだ。しかも、あらかじめ描いていたイメージとはずいぶんかけ離れたもの。せっかくここまで来たのだが、運が今一つ足りなかった、というよりほかない。次のチャンスはそうはないだろう、もしかしたら最後かもしれないので、残念なことこの上ない。

しかし、たとえそうであったとしても、オーロラを見たということに変わりはないし、事実、初めて見た時は本当に感動した。

「運が足りない」なんて考えたら「なんとぜいたくな・・・」と思われるだろう。むしろ、一生のうちで、ここまで来られる時間が取れたことに感謝しなければならない。まして、1週間も滞在できたのだから。

このことは、他の多くの人々に比べれば「運がいい」のだ。オーロラを見られたのだから「本当に運がいい」のだ。

明日は犬ぞりが待っている。どんな感じなのだろうか?思い切り楽しみたい!

ロヴァニエミ、シティ・ホテルにて

*この旅日記は2004年のものです。

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