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2019年10月

2019年10月12日 (土)

母が亡くなりました

皆様、おはこんにちばんは(^o^)!

10月もそろそろ半ば、すっかり秋の風情ですね。
お元気で過ごしていらっしゃるでしょうか?

10月8日火曜日午前5時19分、母が亡くなりました。享年87歳でした。

生前の母と私は、私が4人兄弟の末っ子だったせいか、母からは兄弟の中でも一番の寵愛を受け、
私も大人になってから特に父が亡くなった後は、1年に何度も旅行に連れて行ったり何かと親孝行をしてきたつもりです。

しかし、あることをきっかけに親子関係は大きく崩れ私は徐々に母を憎むようになり、それでも認知症になった母の面倒を職を辞してでも見てきました。
母が特養へ入所するとき「達者でな」と言って見送りました。それは「もう2度と会うことはない、次に会うのは”葬式”の時だ・・・」そう決意していたからです。
しかし、いざ今際の時が近づくとやはり病院へと足が向いてしまいました。特養へと向かった日以来の再会です。目をつぶったまま少しでも生きようとしていたのか、とても荒い呼吸をしていた母を見て「もういいって!もう頑張るな!」と声かけました。でももう反応はありません。おそらく、翌日の朝まで持たないと思ったとおり翌日未明、母は眠るように旅だったそうです。

母が亡くなった日の夜、通夜を行い翌日葬儀をしました。スケジュールがバタバタしたので親戚・縁者に連絡する時間がなく家族葬のような形で、母を送ることになりました。
通夜の後、葬儀会館に私一人だけ、泊まり込みました。私は母の棺の前で酒(缶酎ハイ)を飲みながら物言わぬ母と会話していました。
「お前な、俺に一言もなく行くんか?俺も世話になったけど、俺だって何度もあちこち旅行に連れて行ったり数え切れんほどの親孝行しただろう?”世話になったな、ありがとう”の一言ぐらい言ってから行けよ!・・・」などと、さんざん愚痴や文句を言いました。もちろん感謝の言葉も!言ってるうちに涙が・・・
「悲しくてないとるじゃないぞ!何の一言もなかったことが悔しくて泣いとるんだ・・・」

母が亡くなって3日、毎日何度も線香を焚き、母の遺影に手を合わせている自分がいます。
不思議なことに最後は恨みと憎しみの感情しかなかった母を今はすべて許せる・・・そんな気がします。
そしてこれからは私が責任をもって供養していこうと思います。


Img_20191008_224329

遺影の背景は、かつて一緒に旅した北海道・美瑛の風景を選びました。

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