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2014年5月

2014年5月29日 (木)

2002 ドイツ・スイスの旅 その42(再掲)

再び街の中へ。マルクト広場へ行く。気になる服装をした男が2人、歩いている。パッと見た感じでは、衛兵のような気がするのだが・・・?彼らの職業は、何だろう

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マルクト広場にて。左端の男たちの後ろ姿、わかりますか?

そろそろ食事を、と思いすぐ近くにあったレストラン へ行ってみると、座るところがないほど混んでいた。ガイドブックを見てみると、ここはとても有名なレストランであることがわかった。もうしばらく歩き 、別のレストランで食事にする。

トロピカルフルーツのパンケーキとビール を注文する。が、ふと小銭 がほとんどなかったことを思い出し、念のため「クレジットカードで支払うことは、できますか?」と訊ねると、「現金しかダメなのです。でも、すぐ近くに銀行 がありますから、そこで両替してくれば大丈夫よ」と、とてもきれいなウェイトレス が答えてくれた。それならば、安心して食事ができる

まず、ビール が運ばれてきた。暑い中、ずいぶん歩いた ので、喉に心地よい 。そしてパンケーキ。トロピカルフルーツと生クリームがたっぷり!とてもおいしい !昼食というより、おやつかな?日本でだったら、絶対に昼食では食べないナ!けど、パンケーキにビールは合わなかったかなぁ・・・?

食事を終え、ウェイトレスに「銀行 へ行ってきますので。荷物はここへ置いておきますから」と話してから、銀行へ向かう。荷物を持って行ったのでは「食い逃げ 」と思われてしまうかもしれないから

銀行へ行くと、今日は日曜日なので、当然窓口は閉まっている。クレジットカードでの現金引き出し機 があるのだが、スイスでも試したように、使い方が分からない 。スイスでは結局、窓口で両替したもんなぁ!しかし、現金 を用意しなければ、何ともならないのだ。

まず画面を見て、ここはドイツだからと思ってドイツ語で書かれたところをタッチしたのが、そもそもの間違い。たまたま現金を引き出しに来た人に聞いてみると、それは何語で説明するかの選択であった。アホ丸出しだ 。恥ずかしい~ !ドイツ語では分からないので、英語にする。すると、どうやら4桁の暗証番号を押すようだ。次に『グリーンナンバー』とある。「グリーンナンバーって何 ?」しばらくすると、カードが戻ってきてしまった。何度やっても同じ繰り返し。「どうすればいいんだ ?」このままでは現金の用意もできず、レストランに代金が支払えない

最後になって、とんでもない難問にぶつかってしまった。暗証番号までは間違っていないと思うので、その後にテンキーの右側にある3つのボタンを上から順番に押してみる。1つ目はダメ。2つ目も同じ。もう、どうしようもないのかな?最後のボタンは?「オッ?!画面が変わった !」画面には20ユーロ、30ユーロ・・・、とある。最少金額の20ユーロを選択すると、機械の中でパタパタとお札が動く音が!そして・・・出てきた!20ユーロ!「ヤッター よかったー これで食い逃げせずにすむ― !」と、大げさだが、これが本音だ。

ずいぶん時間がかかったが、現金 を持ってレストラン へ戻る。ウェイトレス に合図 をする。「遅くなってごめんなさい 」と一言、謝っておく。ウェイトレスは、ニッコリと笑って「いいですよ 」と答えてくれた。こんな一見の客を信じて待っていてくれた。これが他の国だったら、待っていてくれるだろうか?少なくとも、先に現金を用意していなければ、注文もできないのではなかろうか?ふと疑問に思った。

いずれにしても、苦労はしたが、嫌な思い出を残さずにすんだ。願わくは、これをスイスで克服していたら、もっと気軽に現金を用意して、もう少し違った旅ができたのでは、と思う。

*この旅日記は2002年のものです。

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2014年5月28日 (水)

2002 ドイツ・スイスの旅 その41(再掲)

ヴュルツブルクの街の見所は、駅から半径1kmぐらいの中におさまっている。まず、ユネスコ世界遺産にも登録されているレジデンツ(宮殿)へと向かうことにする 。日曜日のせいか、商店はみな閉まっている 。人とおりも少ない。

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ヴュルツブルク駅前。庭園のようになってます

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可愛らしいトラム  中はどんなふうかな

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この街にもありました  2両編成のベンツバス

レジデンツまでの道の途中、ビール 屋さんを発見 。お店は開いていなかったが、ショーウィンドーに飾られたビールの種類の豊富さにビックリ そして、さらにユニークな店を発見 その名も『エロチカショップ』 。扱っているものは、名前通り に、そのまんまである。それにしても、このショーウィンドーは、子供の教育上まずいんじゃないの   と思うのだが。性に関しては鷹揚なのだろうか ?面白いから写真 を撮っておいた

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ショーウィンドーに飾られたビールの数々  さすが!ビール の本場・ドイツ
誰ですか~?これ全部飲みたい !って言ってる人は ?・・・(私です

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このショーウィンドー、まずくない ?その名も『エロチカショップ』

道を少し間違えつつも 、レジデンツに到着。中へも入れるのだが、できるだけ街を歩いてみたい ので、入らずに外から眺めていた 。宮殿の南にある庭園は、英国風の庭園を思わせる。宮殿の建物ともマッチしている。庭園内には、いくつもの白いベンチ が置かれてあり、人々がのんびりと過ごしている 。フクシアやマリーゴールド、ベゴニアなど、俺にとって馴染みのある花も多い。

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ヴュルツブルク、レジデンツ。とても大きいです

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中は一体どうなってるのでしょうか?この3年後、再訪し中を見学しました

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庭園側から見たレジデンツ。本当に素敵です

そして、セント・ペーター教会、旧大学、ドーム教会、ノイミュンスター教会へと歩く 。いずれも中への見学はしなかったが、どれもこれも歴史を感じさせる、素敵な建築物ばかりだ。

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セント・ペーター教会。こちらも負けじと威風堂々

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旧大学 です。この塔がシンボルなのでしょうか?こんな大学なら、通ってみたかった

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ノイミュンスター教会。こちらもご覧のとおり、素敵です

そして、アルテマイン橋を渡りヴュルツブルクの街を一望できる、マリエンベルク要塞へと向かう。橋から見る要塞は、とても大きい 。急坂を20分ほど登っていかなければ、要塞内のお城へはたどり着けない。ここで大学生ぐらいの女性 から、初めはドイツ語で、そして英語で、「すみません、ここからは歩くしかないですか?」と、なぜか尋ねられた。おそらく、ドイツ国内の他の街から旅行で訪れたのでは?と思うのだが、それにしてもなぜ、日本人の俺に尋ねたのだろう ???俺は「歩いて行くしかないみたいですよ」と、下手な英語で答えた

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アルテマイン橋から見たマリエンベルク要塞

急坂を登っていき、門をくぐる。また要塞がある。二重の砦になっているのか ?東側の要塞沿いからは、街が見渡せられる 。もちろん、先ほど行ったレジデンツも。周りには、ワイン 用だろうか、ぶどう畑が広がっている。お城の敷地内へと向かう。さすがにたくさんの観光客がいる。ガイドツアーもやっている。レストラン として利用されているところもあり、ちょうどお昼時とあっていっぱいだ。見学を終え、木陰にてしばし休憩し、要塞から下って行く。

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マリエンベルク要塞内へ。この門をくぐって中へ入ります

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要塞から見たヴュルツブルクの街

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要塞から見た近くのお城。いつか行ってみたい・・・

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要塞内にあるお城  いつ頃建てられたのだろう???

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これも要塞内のお城  ドーム型の屋根が特徴的です。この街には中世が残っていました

*この旅日記は2002年のものです。

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2014年5月27日 (火)

2002 ドイツ・スイスの旅 その40(再掲)

6月23日(日)

ローテンブルク9:06(DB)9:20シュタイナッハ9:31(DB)10:14ヴュルツブルク~街を散策~15:30(ICE724)16:55フランクフルト空港駅・フランクフルト国際空港19:45(KE906)

 この旅行中は、毎朝のように、早く目覚める。この日もそうだ。この日の夜 の飛行機 で帰国なので、明日の夜、帰宅するまで、シャワーを浴びることができない。朝食までの時間を、シャワーに充てる。

朝食 は、バイキングになっていた。ふと見ると、やはり日本人がいる。数人のグループのようだ。俺も同じ日本人だから、とやかくは言えないが、どこへ行っても日本人っているなぁ!とくに今回の旅は、初めてのヨーロッパ、ということもあって、エルマーたちと過ごした後は、有名観光地ばかりになってしまったから、これも仕方がない。朝食は、どこのホテルでも用意されたものとほぼ同じだが、不思議と飽きがこない。やっぱりおいしい からかな?普段の朝食も、パン とヨーグルトだし。パンもハムもチーズも 、ジュースやコーヒー だって普段飲むインスタントなどよりは、はるかにおいしい

朝食を終え、出発の用意を整える。チェックアウトの時、レセプションで売っていたローテンブルクの街のガイドブック(日本語版)を買った。帰国後もこれを見て、楽しめるだろう。それにしても、この街ではずいぶん写真を撮っている。至る所でパチパチ。それだけ魅力的な街だった 、ということなのだろう。最後に、ホテルと駅の写真も撮っておくか

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いよいよ、ローテンブルクを出発します   ご覧のように、小さな駅です

9:06発の列車 に乗り、シュタイナッハへ。車窓からの風景は、のどかな平原だ。というか、畑かな?民家 はあまり見当たらない。本当に、ドイツって自然が多い。9:20、シュタイナッハへ、9:31発の列車でヴュルツブルクへは10:14に到着。駅でフランクフルト空港 駅までの列車を再確認しておく。遅くとも15:30発の列車 に乗れば十分だ。約5時間ほど、時間に余裕がある

荷物を持って歩いては大変なので、荷物一時預かりを探すと、コインロッカーがあった。2ユーロだ。が、細かいお金 がない。売店で両替を頼むと、「それは駅の施設なので、駅の窓口で両替して下さい」とのことだ 。こんなちょっとしたことでも、厳格に決められているのかな?窓口で両替し、スーツケースをコインロッカーへ預け、身軽になってガイドブック片手に、街を歩き始める。

*この旅日記は2002年のものです。

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2014年5月25日 (日)

ちょっと息抜き、王子バラ園へ

皆さま、おはこんにちばんは ヽ(´▽`)/

ここ数日、暑いほどの陽気が続いています。いかがお過ごしでしょうか?
このところ『爆発寸前』までストレスがたまっている私ですが、ブログや”ニコッとタウン”での交流で辛うじて気分を変え、何とか自分をコントロールしています。

そんな折、毎年この季節に訪れる春日井市の王子バラ園が「ちょうど見ごろ」との情報を頂きました。我が家から高速を利用すれば30分もかからないので、ちょっと息抜きに行ってきました。

今年も可憐で美しいバラの花がいっぱいです。そして口コミで広まっているのか年々訪れる人も増えています。

では、私のお気に入りのバラの花、ご覧ください。

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濃淡の違うピンクが重なり合って、まるでブーケのように咲いています。

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クリーム色に濃いピンク、清純なイメージです。

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これは昨年も見たピエール・ド・ロンサールでしょうか?

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1本の木に2色のバラが咲いています。

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2本の木に見えますが根元はくっついています。ここには3種類のバラが咲いています。

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上の木に咲いているバラ。清楚ですね。

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こちらも同じ木に咲いています。絞りのような模様が綺麗です。

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そしてこれも同じ木に咲いています。

今はどのバラも”一番花”で、これらが終わると”二番花”が咲き始めるそうです。「二番花は6月10日ごろからでは?」と、お世話されている方が仰っていました。
また、秋のバラは香りも良く長く咲くと、そちらもお勧めと教えてくださいました。

この王子バラ園、愛知県春日井市にある『王子製紙春日井工場』の福利厚生の一環として、敷地内に作り始めたそうですが、少しずつ規模が大きくなり今では知る人ぞ知るバラ園になりました。そして嬉しいことに、入園料も駐車場も無料なのです!
このような企業の姿勢に拍手を送りたいと思います。

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2014年5月22日 (木)

2002 ドイツ・スイスの旅 その39(再掲)

ホテル で1時間半ほど休憩し、6時半ごろから夕食がてら、再び旧市街へ。狭い街とはいえ、まだまだ歩いていないところは、たくさんある。先ほど歩いていない通りを探して歩く。街を改めて見てみると、お店のショーウィンドーの飾りも、なかなか可愛らしい 。つい写真 を撮りたくなってくる。すると、見覚えのある顔のマネキンが!「こ・これは・・・ チチョリーナ ?こんなものまで飾るの ?」と思いながら、シャッター を切る。

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人魚?いや、どう見てもこの顔は、イタリアのポルノ女優兼国会議員(当時)のチチョリーナ としか思えない  さすが、上半身裸でした (笑)

ぶらぶらと、あちらこちら気ままに散歩。そろそろお腹が空いたな。昼はビール しか飲んでないし。今日はドイツでの最後の夕食 だ。何を食べようか?やはり、ここフランケン地方の郷土料理がいいな 。シーバース塔の近くにある、グロッケというレストラン へ入る。この街にも「日本語のメニューあります」と案内が出ているレストランは、かなりあったのだが、このレストランにはなかった。ここならば、日本人ツアー客に会うこともなかろう。

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右から2軒目、青い三角屋根の建物 がレストラン・グロッケ

店に入り「伝統的なフランケン料理が食べたい のですが、どれがお薦めですか?」と尋ねる。すると、5種類ほど、どんな料理なのかを説明しながら勧めてくれた。その中から俺は、ザウアーブラーテンという、牛肉料理を注文した。あとで、ガイドブックとドイツ語辞典で分かったのだが、これは酢漬けにした牛肉の蒸し焼き、まぁローストビーフの一つのようだ。

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ザウアーブラーテン   とても、おいしそうでしょ?

食べてみると、肉はとても軟らかくておいしい !一緒についているものは、ポテトかと思いきや、甘~いスポンジケーキのようなもの。何だったんだろう?キャベツなのか何なのかよく分からなかったが、野菜の煮込み料理もついていた。ドリンクは、この料理に合うものを薦めていただいて、赤ワイン 。なるほど、肉料理だもん、”赤”だよな。こちらへ来て、白ワインとビールはずいぶん飲んだが、赤ワインは初めてだ。それにしても、自分にしては珍しく、ずいぶんグルメな旅をしている 。どれもこれも、美味しいものばかりだし

レストラン を出てマルクト広場へ行くと、あと15分で9時だ。こんな時間でも、まだ明るいせいか人々が集まっている。広場の横の市庁舎前の階段は、大勢の旅行者が座って、その時を待っている。俺も、その中の一人となり、やがて9時になる。再び、からくり時計の人形が姿を現す 。それを見終えて、もうしばらく街を歩く。色々なお土産屋のショーウィンドーを眺めてみる 。センスあふれる飾りつけに、つい何枚も写真 を撮る。

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9時になり、からくり時計 のショータイム。月日を表す時計、わかりますか

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「森の時計」と「煙出し人形」   煙出し人形は、中にお香を入れます。

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操り人形。顔が怪しげです・・・

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まるで本物のインコ?!   姿、表情がとてもリアルです

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子供用の洋品店?これも、とてもリアルです

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テディベア   値段 が高くて、手が出ない・・・

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マクドナルドです。この街の景観に合わせた造りになっていました

そして、城壁の外へと出る。旧市街を出ても、街の造りは変わらない、というか、「これが一般家庭の家なのか?」と思うような造りの家ばかりである。「こんな家に住んでみたいなぁ~!優雅だろうなぁ~! 」と思う。遠回りをして、ホテルへと戻る。

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ホテル レストラン  普通の民家のようです

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この造り・・・、ステキすぎます!  これも、普通の民家のようです   来世はこの家で生まれたい・・・

もう10時になろうとしている。ホテル へ戻り、シャワーを浴び、荷物を整理する。この日買ったお土産 を、何とかスーツケースに詰め込む。明日は、もう最後の日だ。どのようにして、過ごそうか?

ローテンブルク、ホテル・ガストホーフにて

*この旅日記は2002年のものです。

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2014年5月21日 (水)

2002 ドイツ・スイスの旅 その38(再掲)

お土産 を買い終えて、シュピタール通りを再び歩く。シーバース塔がある。ここはとても絵になる。

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プレーンラインにて  後方は、マルクト広場方面

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プレーンラインとジーバー塔。とても絵になる場所です

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シュピタール通り。ステキな街並みです

さらに進み、マルクト広場へ。広場にはたくさんの人々が集まっている。皆、何かを待っているようだ。市議院宴会館の時計塔を見ると、あと10分ほどで15時。「そうか!それで皆、待ってるんだ!」

この時計は、からくり時計になっていて、毎時11時から15時、20時から22時に時計の左右にある窓が開き、そこから大きなジョッキを手に持った人形が現われ、ジョッキのワインを飲み干す、という仕掛け。そのからくり時計も面白いのだが、俺が感心したのは、その時計の上にもう一つある時計だ。それをよく見てみると、時間ではなく、月日を表している。今までにも、時計台は何度か見たことはあるが、こういうものは初めてだ

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市議院宴会館。からくり時計が動くのを待つ人々

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いよいよからくり時計の窓が開きました

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ジョッキを手にした人形が出てきます

さて、マルクト広場からゲオルク噴水、そして小さなギャラリーで絵を鑑賞し、ケーテ・ヴォール・ファールト へ。ここは、1年中クリスマス !クリスマス・デコレーションが人々を出迎え、クリスマス・グッズの他にも、木彫りの人形、テディベアなど、お土産 として扱っている。あちらこちらのお土産屋を覘いてみて解ったのだが、この国では、クリスマス は本当に重要で大切なイベントなのだ!とても神聖な儀式なのだ、ということが。日本のクリスマスの祝い方って”かるい”気がする 。そりゃ、元々仏教の国だし、ただ西洋の異文化をマネして祝っているだけで、本当の意味なんて、誰も深く考えて祝っているわけではないから、”かるく”なるのだ

さて次は、ヘルム通りを行く。そろそろ休憩もしたいなぁ、ずいぶん暑いし 。でも、もう少し歩いてみる 。ブルク門から郷土博物館のある方へ、そしてクリンゲン門、シュラネン広場へと歩く。広場では、客待ちなのか休憩中なのか、馬車 引きが居眠りしている

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出窓に飾られた花、煙突  憧れてしまいます

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お昼寝しているのでしょうか?馬も、暑そう・・・

広場から少し行ったところの角のレストランで、休憩にする。外にあるオープン・カフェに席を取り、ビール を飲む。自由で開放的な気分を味わう 。しばらくすると、クラクションを鳴らした車 が、何台か走ってきた。皆、トルコの国旗を掲げている。「そうか!今日はトルコが勝ったんだな!」と、ワールドカップのサッカー の結果が、いやでも分かる。トルコの勝利を祝っている人々に、俺も拳を高く突き上げ、一緒になって喜んでいた 。レストランのウェイトレス たちも、外へ出てきて一緒に騒いでいる。彼らの喜びに対して、俺も声援を上げていると、ストレス発散!気分も上々でノリノリになってくる。

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ずいぶん歩き、そしてこの暑さ ! ビール 片手に、一人ご機嫌です

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トルコの勝利を祝って  走っている車

レストランを出た後、つい浮かれて 、トルコ国旗ではないが、ドイツ国旗を買ってしまった。帰国後も、ドイツチームが勝ち進んでいるならば、これを持ってTVの前で応援しよう!ずいぶんと歩き疲れて 、いったんホテル へと戻る。もう5時であった。

*この旅日記は2002年のものです。

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2014年5月20日 (火)

2002 ドイツ・スイスの旅 その37(再掲)

13:30ごろから街へと繰り出す。ホテル のレセプションでいただいた地図付きのパンフレット(日本語版)を頼りに歩き出す 。旧市街までは意外に近く、歩いても10分かからないぐらいだった。

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ローテンブルク旧市街への入り口、レーダー門

レーダー門から城壁内の街へ入る。まず、城壁に沿って歩いてみる 。人々の家 を見ていると、まるで「おもちゃ箱 」の中を歩いているような気分だ 。可愛らしく、清潔感あふれる家、三角屋根で、格子の窓、窓際にさり気なく飾られている花 、広くて大きな庭、庭を彩る草花 。センスがいい!というか、もう、ファッションと言ってもいい。

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旧鍛冶屋の家  特徴的な極端なとんがり屋根。実に”絵”になってます
こんな家に、住んでみたい・・・

城壁は階段を上がれば、通路を歩くことができるようになっている。すると、また違う視点から、街を眺めることができる。

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城壁の通路から  三角屋根の4階建て(?)の家

シュピタール門まで行き、帝国都市ホールの前を通り、しばらく行くと、ユースホステルがあった。さすが、ユースホステル発祥の国だ。古い街の伝統的な建物が、宿泊施設となっているのだ

シュピタール通りは、お土産屋さん やレストラン がひしめき合っている。くるみ割り人形や壁掛け時計、陶磁器製品など、見ているだけでもなかなか楽しい 。テディベアももちろんある。

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シュピタール通り。メインストリートの一つです

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テディベア  とても可愛い !けど、高い

帰国の日が迫っているので、そろそろお土産 を買わなければいけないし、1件のお店で壁掛け時計 を見てみる。種類も豊富で、ここなら気に入ったものが見つかりそうだ。3つ欲しいので、あまり大きなものは買えない。それに飾る場所を考えると、やはり小さなものがいい。違う種類のもの3つ、うち一つは、昔ながらの「ぜんまい式」だ。これは21.5ユーロと、手ごろな値段 。電池式で31ユーロ。他にも、陶器でできたビアジョッキなど、欲しいもの はたくさんあったが、なにぶん荷物が入りきるかどうか、それにお値段 が・・・ 。今回が最初で最後、ということはないだろうし、必ず2度3度とドイツへは訪れるような気がするから、次回の楽しみにしておこう。

*この旅日記は2002年のものです。

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2014年5月18日 (日)

今年も舞妓さんと芸妓さんの舞を見てきました。

皆さま、おはこんにちばんは ヽ(´▽`)/

5月も半ばを過ぎ、すっかり初夏の装いとなりました。
こんな初夏の陽気とは裏腹に、私は出かけることさえままならない現状です。
そんな折、月に一回母を医者へと連れて行く日、今年もJR高島屋で『大京都展』が開催されていて、舞妓さんと芸妓さんの舞を見てきました。
昨年も見たのですが、今年も見ることができました。

この『大京都展』開催中は、京都の五つの花街から日替わりで舞妓さんと芸妓さんがいらっしゃって舞を披露してくれます。
私が訪れた日は、上七軒から舞妓の勝奈さんと芸妓の尚そめさんでした。

とても可愛い舞妓さん、そして大人の雰囲気の芸妓さん、ご覧ください。

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まず舞妓さんが一人で舞を披露されます。

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かんざしが綺麗ですね。

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続いて芸妓さんも舞を披露されます。

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司会者からのインタビューに答えられます。
舞妓・勝奈さんはまだ17才、舞妓さんになって2年目だそうです。
芸妓・尚そめさんは25才、しかしこの落ち着きぶり、さすがです。

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最後は2人で舞われます。

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後ろ姿も素敵ですね。

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まだあどけなさが残っています。

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お酒を勧められて、一杯飲んでいるところでしょうか?!

こうして舞の披露が終わり、お二人退席されました。
わずか20分ほどでしたが、しばし京都のお座敷気分を味わうことができました。

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2014年5月15日 (木)

2002 ドイツ・スイスの旅 その36(再掲)

さて、11:43発のローカル列車 に乗る。この列車にも1等車がある。さすがにこちらも、ガラガラだ 。検察に来た車掌にシュタイナッハでの乗り継ぎ時間を尋ねる 。すると、すぐに接続しているらしい 。シュタイナッハまでは、わずか40分ほど。シュタイナッハへ着く直前に、車掌は「次の駅で乗り換えですよ 」と、わざわざ教えに来てくれた。何とも嬉しい気配りだ

12:25に到着し、ローテンブルク行き は12:36発である。2両編成だが、とてもきれいな列車だ。乗車口付近は、自転車 が置けるスペースになっている。この日、土曜日のせいか大勢の人々が自転車ごと列車に乗り込み、サイクリングを楽しむようだ 。ローテンブルクまでは、ほんの15分。それでも列車内には1等車もあるし、トイレもついている 。俺のユーレイルパスは1等車用だが、2等車の座席に座った。15分ほどのローカル列車で、1等車も2等車もないから

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シュタイナッハ駅にて、ローテンブルク行きの列車

12:51、ローテンブルクへ到着。ここだけは、どうしても訪れてみたかった街 なので、無事に来られたことが嬉しい !まだ時間は早いが、この日はのんびりとこの街を散策したいので、ホテル 探しとする。が、駅のインフォメーションは閉まっている(土曜日なので、ドイツでは日曜日と共に休日) 。ガイドブックを見ると、地図上に駅の場所が示されていない 。ここは、城壁に囲まれた古い街が、観光のメインなので、そちらしか載っていないのだ。これでは、駅からどう行けばいいのかさえ、わからない

しかし、都合よく駅前に小さなホテルがある 。飛び込みで行ってみる。部屋はとれるらしい 。料金は37ユーロ(4440円)と、とても安い !シャワー・トイレ、朝食付きでこの料金なら文句はない。迷わずここに決める

部屋へ案内されると、部屋そのものは狭い。そりゃ、この料金だし、一人なんだから、別にかまわない。

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ローテンブルク駅前のホテル  ここを拠点にして、街を歩きます

*この旅日記は2002年のものです。

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2014年5月14日 (水)

2002 ドイツ・スイスの旅 その35(再掲)

6月22日(土)

シュツットガルト9:05(DB)11:19ヴュルツブルク11:43(DB)12:25シュタイナッハ12:36(DB)12:51ローテンブルク

 ホテルでの朝食 を7時半頃とる。バイキングになっている。美味しそうなものばかりだ。パン、それに挟むチーズやハム・・・ 。そしてフルーツ やヨーグルト、ドリンクはオレンジジュースとコーヒー

食事を終え、出発の準備をした。実はこの街には、『メルセデス・ベンツ』『ポルシェ』という『自動車 』の博物館がある。見てみたいという気持ちもあったが、それよりもローテンブルクの街に『惹かれた』

ホテルを8:30にチェックアウトし駅へ向かう。煙草を買い、ホームへ。ヴュルツブルク行きの列車 には1等車もあったが、中はガラガラだ。2等車はかなりの乗客がいたのに。喫煙 できるコンパートメントへ座席をとる。

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ヴュルツブルク行きの列車  1等車もありました (^_^)ニコニコ

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1等車内。さすがにガラガラです

列車が出発し、しばらくすると、車掌ではなさそうな男性2人、何かを聞きに来た。初めはドイツ語で話しかけられたが、「わからない 」と言うと、すぐに英語に切り替えてくれた。それでも俺の知識ではおぼつかなかったが、やがて「列車のアンケート」のようだと理解した。何とか意思の疎通は図れたようだ

車窓には”牧草地帯”のような風景が続いている。ずいぶん走った頃、女性車掌が俺のコンパートメントへ再びやって来た。

「ここで煙草 吸わせてもらってもいい?」と、女性車掌。

「ええ、どうぞ!いいですよ 」と、答えると、彼女は煙草を吸い始めた。

日本では考えられないことだが 、これも”お国柄”!せっかくなので、ヴュルツブルクからローテンブルクまでの列車の接続について尋ねてみる。俺の発音が悪いのか「ローテンブルク」がなかなか理解されず 、地図を示して何とか解ってもらえた。すると、ヴュルツブルクから11:43発の列車に乗り、シュタイナッハで乗り換える、らしい。

11:19、ヴュルツブルクに到着し、次の列車のホームへと向かう。ところで、ドイツの鉄道駅のホームの移動(乗り換え)は、跨線橋ではなく地下通路でつながっていることが多いようだ。地下通路へ下りるには、よほど大きな駅でない限り、階段かスロープになっている。階段の隅には、幅30cmぐらいのベルトコンベアーが設備されている。これは手荷物用で、上下どちらへも、センサーによって動くようになっている。重い荷物を持っている俺にとっては、とてもありがたいものだ 。日本は高齢化社会ということもあり、やたらとエスカレーターやエレベーターを作るが、これならコストも安く済むだろう。

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階段脇の荷物用ベルコンベアー。シュタイナッハ駅にて

さて、ホームで駅員に念のため、再度ローテンブルクまでの行き方を確認する。すると、やはり同じ答えである。間違いなさそうだ。

*この旅日記は2002年のものです。

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2014年5月13日 (火)

2002 ドイツ・スイスの旅 その34(再掲)

まだ6:30。陽が暮れる までには、時間は十分。ここぞとばかりに外出する。初めに行ったのは、意外にもデパート。ドイツのデパートって、どんなふうかなって思って。日本のデパートとあまり変わりはないかな?でも、ファッション は大胆なデザインが多い。紳士物でさえも日本ではとても恥ずかしくて買えないようなデザインのものが、堂々と展示されている。スウォッチの時計 もあった。40ユーロぐらいのものもあって、買おうかとも思ったが、日本で買うよりどれほど安いのかわからない。デザインそのものは、なかなかおしゃれで気品もある。が、結局買わなかった。空港の免税店でも売っているだろうし。

デパートを出て宮殿庭園へ。大勢の人々が夕方のひとときを、散歩したりして楽しんでいる。池には噴水があり、その向こうに宮殿がある。池の東側には、州立劇場。劇場の上には様々な彫刻、そして宮殿前には、色とりどりの花壇。通りを2両編成のバス(ベンツ製)が走り、その向こうに旧宮殿(現;州立歴史博物館)、シラー広場からホテル方面へ。

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新宮殿と池の噴水

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新宮殿と庭園の花壇

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州立劇場。いくつもの彫刻が乗ってます

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旧宮殿。歴史を感じさせる建物

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2両編成のベンツバス。日本ではお目にかかれない

途中で、この日のワールドカップ のドイツの勝利を祝う大勢の市民に遭遇。皆ビール をしこたま飲んだのか、とてもビール臭い!が、人々の喜び、興奮、熱気がじかに伝わってくる。訊いてみれば、この日は、対USA戦で1-0で勝ったそうだ。たくさんの群衆の中、別に”危険だ!” とか ”危ない!” とは思わなかった。だって皆、喜びに満ち溢れていたから!負けたのならまだしても、そんな時に悪さしようという人はいないだろう。

歩行者専用の通りへ出る。そこかしこで、まだアマチュア、というか修業中なのか、ギターやアコーディオンを演奏 している人がいる。ふと足を止めて聞いてみると、”メモリー” ”虹の彼方に(オズの魔法使い)” を演奏している。日本でも、お馴染みの曲だ。

ふと見ると、マクドナルド がある。「ドイツのマクドナルドには、メニューにビール がある」と聞いたことがあるのだが、「本当かな?」と思って、店の入り口にあるメニューを見てみると、確かにある!ビールが!やはり、本当だったんだ!さすがビールの本場!ドイツ!時間も遅くなってきたし、ここで夕食にしようかと思ったが、混んでいたのでやめた、というか、メニューが日本と変わり映えしなかったから。

そして、『マルシェ』という、バイキング形式のセルフサービスのレストランへ。適当に好きなものを皿にとる。野菜を摂らなければ、と思いサラダを選び、そしてフランクフルトなど、ドリンクはもちろんビール!計14ユーロ(1680円)になった。フランクフルトはチーズも入っていて、とてもウマイ!ナイフで切ると、肉汁があふれ出てくる。ビールもそれほど冷えてはいないが、とてもウマイ

食事を済ませホテルへ戻ると、10時を回っていた。再度シャワーを浴びる。明日は、日本出国前から「ぜひ行ってみたい!」と思っていた街、ローテンブルクへ向かおう。

シュツットガルト、ホテル・ウンガーにて

*この旅日記は2002年のものです。

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2014年5月 8日 (木)

2002 ドイツ・スイスの旅 その33(再掲)

駅構内の銀行 で、クレジットカードでユーロに両替 。その列に並んでいたとき、見覚えのある女性 が一人いた。彼女も俺に気づいて、ニッコリ 微笑んでくれた。「アッ ビュッフェカー in にいたウェイトレス だ!」彼女は両替を済ませた後、俺の横を通り過ぎる時、笑顔 で「グッバイ !」と、声かけてくれた。

そして外へ出てみると、何やら車 のクラクションが騒々しい 。「何事だ?事故か?それとも喧嘩か?」と思ったが、どうやら違うようだ。どの車も、大きなドイツ国旗を掲げて、人々にアピールしている。「そうか !今日、ワールドカップ(サッカー日韓大会)で、ドイツがまた勝ったんだ !」と、即座に納得した 。それにしても、すごい車の数、そして騒音!でも誰も、文句は言わない。この国のサッカー人気がうかがい知れる。

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2002ワールドカップサッカー日韓大会で、自国ドイツの勝利に沸くシュツットガルト市民!この騒ぎ、熱狂は、ハンパじゃなかった

駅前の横断歩道を渡り、ホテル へと向かう。と言っても、予約してあるわけがない。行き当たりばったりの旅だから!ガイドブックを見て、駅から5分ほどで料金も日本円で 1万円ぐらいとあったので、直接行って泊まれるかどうか、尋ねてみるつもりなのだ

ホテル名は『Hotel Unger』。駅前の大通りから1本裏の道沿いにある。レセプション(受付)へ行って、「今日、泊まりたいのですが、予約はしていません。バス・トイレ付のシングル・ルームがいいのですが、泊まれますか?」と尋ねると、「O.K」の返事 。朝食付きで72ユーロ(約8640円)だ。ただし、エアコンはないらしい。「え~っ !今日って暑いですよネ ?」と言っても、笑っているだけ。「まあ、いいか 」と思い、部屋へと案内されると、部屋の中は蒸し暑い !「裸で寝ればいいか 」と、気を取り直す。

レセプションの前に、時刻表があったので、明日の移動のために列車の時刻を調べてみる。すると、ヴュルツブルク行きの列車 が、9:05と11:05、2時間おきに出ている。いずれにしても、明日中にはローテンブルクに着きたい 。ヴュルツブルクからはそれほど遠くはないので、問題なさそうだ。

部屋へ戻ると、外は雨 が降り出していた。しかも、雷 まで鳴っている。夕立のようだ。今からでも市内観光をする時間は十分と思っていたのに、この天気では・・・ !外出をあきらめ、風呂に入る。そう、このホテルの部屋には、バスタブがある。お湯をくべて入浴用のジェルを入れて泡立てる。外国映画の入浴シーンでよく見る光景だ 。バスタブを石鹸の泡でいっぱいにする。一度やってみたかった。人によっては、肌に合わない方もいるようだが・・・。やってみると、なかなか優雅な気分 !なのだが、やがて泡は消えていってしまう。洗濯も終えて、窓の外を見てみると、雨はやみ陽が射している

*この旅日記は2002年のものです。

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2014年5月 7日 (水)

2002 ドイツ・スイスの旅 その32(再掲)

6月21日(金)

ツェルマット8:10(BVZ鉄道)9:33ブリーク9:59(IC)12:56チューリッヒ13:10(ICE)16:00シュツットガルト

 この日も朝早く目覚める。今日はスイスを離れ、再びドイツへと向かう。が、どこまで行くかは、まったく決めていない。チューリッヒまでの列車時刻しか分からないからだ。そこから先は、チューリッヒに着いてからの接続列車で決めるつもりだ。

7時に朝食 をとる。今日は、やや急いで食べる 。そして、8:10発の列車に乗るために、7:45にホテル をチェックアウト。駅までは、歩いても3分の距離なので楽だ。キオスクでミネラルウォーターを買って、列車 に乗る。駅には、日本人の団体ツアーもいたが、違う列車だった。

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BVZ鉄道  ブリークへと向かっています。

ブリークへ9:33着、9:59発のICに乗る。ベルンまでは主要都市に停車したが、そこからチューリッヒまではノンストップで走り、12:56にチューリッヒに到着。駅のホームで接続の列車を調べると、13:10にシュツットガルト行きのICE(国際シティ特急) が出る。シュツットガルトまで行けば、ヴュルツブルク、ローテンブルクへも行きやすい。そちらへ向かうことにする。時間がないので 、急いで駅構内を移動する 。何とか、間に合った

ICEの1等車は、新幹線 のグリーン車並みのシート(だと思う、新幹線のグリーン車は乗ったことはありません)。ビュッフェ で、わずかに残ったスイスフランで軽く食事をとることにする。が、ビュッフェは立ち席なので、自分のシートへ持って行って食べることにする。何しろ、1等車両のシートには必ず、食事やパソコンなどができるほどのテーブルが備え付けてある。乗り心地も最高だ。シュツットガルトへは、16:00ちょうど、定刻通りに到着した。

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シュツットガルトに到着。素敵な列車でした

*この旅日記は2002年のものです。

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2014年5月 6日 (火)

2002 ドイツ・スイスの旅 その31(再掲)

ホテル へ戻り、洗濯をし、シャワーを浴びる。そして7時過ぎに夕食。昨日と同じスイスシャレー へ。すると、『団体席』が・・・ 。「もしかして、もしかしなくても、日本人ツアー客か?」と思っていると、案の定である。ツアーコンダクターが、この日の料理と明日の予定を説明し始める。その様子を見た他のお客は、「何事か 」という顔をしている。隣のテーブルの男性は、俺に「彼女は何の演説をしているんだ?」と訊いてくるほど。俺は陰で笑いをかみ殺していた

この日はラクレットを食べることにする。ラクレットとは、ラクレットチーズを暖めとかして、茹でたジャガイモにつけて食べる、というもの。1プレートで7.5フラン。1人前4プレート30フラン(2460円)。1人前注文し、ドリンクはウェイトレスお勧めの白ワイン。

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ラクレット  いかがですか?おいしそうでしょ?

1プレート、2プレートと食べ3プレート。そろそろお腹が・・・。ちょっと一服 、の前にマナーとして隣のテーブルの方たちに「たばこを吸ってもいいですか?」と了解を求める。すると、ご家族で来ているその方たちは、「母親が、体が悪いので、できれば遠慮してほしい」とのことだ。その母親も、ジェスチャーしながら、どうやら肺の病気を患っているようだ。俺は、彼らのことを理解して、「わかりました」と言って、煙草を胸ポケットにしまった 。彼らはニコニコしながら、「サンキュー」と言っていた。

日本では、こんな気遣いしないのだが、世界へ出ればこれがマナー。少しは国際常識が、身についているかな?すると、俺の向こうのテーブルに座っているツアー客の一部と思しき日本人3人の1人が、煙草を取り出し火を点けようとしていた 。俺はいち早く、その男に対して「すみません」と声をかけ、隣のテーブルの女性のことを話し、喫煙を控えてもらう よう頼んだ。その男は「ここ、喫煙席 だろ」と、小声でぶつぶつ言いながらも、しぶしぶの表情 で煙草を吸うのを控えてくれた。隣のテーブルの人たちは、日本語は理解できないけど、俺が彼に何を言ったのかは、その動作でちゃんと分かってくれたようだ。あらためて、お礼を言われた

そして最後の4プレート目が運ばれてきた。さすがに、もうしんどい !というか、少し飽きてきた 。何とか食べきる。「ふぅ!」。ウェイトレスが来て「もう1プレート?」と聞くので、「いや、もうお腹いっぱいです」と断る。が、なぜか、さらにもう1プレート。「えっ?」と驚いていると、ウェイトレスは「ニコッ 」と笑って 素早く立ち去った。

「さっきの英語、間違っていたかなぁ?通じていなかったんだ

残しては申し訳ない ので、頑張ってお腹に詰め込む。その後、デザートの注文を聞きに来られたが、さすがにこれは断った 。もうこれ以上、食べきれるものではない、たとえデザートでも!

お勘定 をすると、「あれ?1人前分だけだ。じゃあ最後の1プレートは?ウェイトレスが数を勘違いしていたのか、それともサービスだったのか?」、どちらが本当かわからないが、チップはちゃんと置いて行った。しかし、後から考えたら、もしかしたら、隣のテーブルのご家族がご好意でこっそり俺へのサービスを頼んでくれたのかもしれない 。煙草を控え 、さらに他の日本人の喫煙を制止したことに対するお礼・・・?なのかも ?!

9時ごろ だろうか、ホテル へ戻り日記 をまとめる。そして寝ることにする。

ツェルマット、ホテル・アルプフーベルにて

*この旅日記は2002年のものです。

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2014年5月 4日 (日)

つつじが綺麗です。

皆さま、おはこんにちばんは ヽ(´▽`)/

GWも後半の4連休、どのようにお過ごしでしょうか?
私は認知症の母を置いて一人で出かけるわけにもいかず、かといって最近はごく近場さえも連れて出られない現状です。

そんな日々ですが、ふと我が家の足元に目をやると・・・この季節つつじが満開です。
この団地街の至る所にあるつつじ。この団地街が1年で最も色鮮やかになる季節!
早朝、ごみ出しに行く際もつい「ワァーッ!」と思うほどきれいに咲いてます。

私の心を慰めてくれるつつじの花、ご覧ください。

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赤紫色のつつじ。これが一番目立つかな?!

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すぐ隣には、優しいピンクのつつじ。

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透き通るような純白!清楚なつつじ。

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そして・・・燃えるような情熱的な色のつつじ。

ほんの少し出歩くだけで、こんなに可愛くてきれいなお花に会うことができます。今の季節だからこそ!です。
もうしばらくの間、これらの花に囲まれて過ごすことができそうです。 

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2014年5月 1日 (木)

2002 ドイツ・スイスの旅 その30(再掲)

ホテル に戻り、昨日書いた絵葉書 を持って郵便局 へ。枚数分の切手を買う。1枚1.8フラン(148円)で日本へ届く。1枚1枚切手を貼り、言われたとおりにポストへ投函しようとしたのだが、7枚書いたはずなのに・・・、6枚しかない??? 1枚どこへ行ったのやら・・・?とりあえず、歩いて きた道をホテル へと戻ってみることにする。すると、大阪の女の子2人組 とばったり。彼女たちもちょうど郵便局 へ行くところだった。来た道を歩きながら、途中で落としていないか注意しながら、結局ホテルの部屋まで戻る。すると、テーブルの上に1枚残っていた。もう一度郵便局 へ行き、ポストに投函する。先ほどの彼女たち は、まだそこにいた。声をかける。俺は切手を買い、自分で絵葉書に切手を貼ってポストに投函したのに、彼女たちは窓口に葉書を出して切手代 を支払っただけで、後のことはすべて局員 がしてくれたらしい。

「この差はいったい、何なの 」と言うと、彼女たちは

「”ジャパン 、ジャパン ”としか言わなかった から、英語ができないと思われたんちゃうかな?」と、笑いながら 言っている。なるほど、それだけでも十分に意思は伝わるか

「せっかくだから、一緒に何か飲みません?   俺、ハイキング から戻ったばっかりで喉カラカラでさー 、ビール 飲みたくて!一緒にどう ?ご馳走するから !」と誘うと

「イヤー!もう私たちの方こそご馳走させてください !お世話になってるし、もしかしたらうちら『宿無し 』になってたかもしれへんもん!ナァー !」

「イヤ、男が若い女の子 に御馳走してもらう訳にはいかないから !とりあえず、行きません

そして近くのオープンカフェ に入り、俺はビール 、彼女たちはあまり飲めないらしくジュースを注文した。彼女たちに「日の出ツアー 」のことを訊くと、すごく天気も良かった そうだ。午前中は曇って いたから「大丈夫かなぁ ?」と思っていたが、どうやら晴れていたようだ。午後はスネガまで地下ケーブルカー で行き、そこからハイキング を楽しんだそうだ。お花畑 もあちらこちらにあったらしい。明日は、ローマまで移動する ようで、昼過ぎにツェルマットを出て約10時間かかる 、とのことだ。

カフェ を出る時、支払い をしようとするのだが、彼女たち はとにかく強引に俺を制し 、ウェイターに俺の分も含めて支払い をしてしまった。最初に声かけ誘ったのは、俺なのに・・・ 。何か返って申し訳なかったような気がした。そしてお互いにホテル へと戻る。彼女たち とは、それが最後となった。

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ツェルマットの街を馬車が通ります。環境対策の一環です。

*この旅日記は2002年のものです。

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