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2014年4月22日 (火)

2002 ドイツ・スイスの旅 その25(再掲)

8:50発の列車 train に乗り、9:25にインターラーケン・オスト、9:39発のIC(インターシティ特急) bullettrain でシュピーツへ10:02着。ここまでの列車は調べてあったのだが、ここから先の列車の時刻は、一切調べていない。行くところは決めていても、それでもなお「行き当たりばったり」の旅が「俺の旅の真骨頂」だ。例によってホームでブリークへ行く列車を調べると、10:37にICがある。それまでの時間を、駅の待合室で過ごす。すると、切符売り場に、その駅に発着する列車の時刻表が『ご自由にお持ち下さい』とばかりに置いてある。1冊手にすると、スイス国内の主な駅まで、そしてそこから来る列車の時刻が案内されている。同じものがブリークにもあれば、ドイツへ戻る時、少なくともスイス国内の列車の時刻だけはわかりそうだ happy01

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これから乗る I C 特急。シュピーツ駅にて wink

10:37発のICに乗りブリークへは、11:34着。ツェルマット行きの列車は・・・、「エッ!うそ wobbly ?」、なんと1分前の11:33に出たばかり。スイスは鉄道網が発達していて、「列車の乗り継ぎは非常にいい」と聞いていたのに・・・ weep 。次の列車は12:23発。それまで待たなければならない。しかし、ツェルマット行きの列車が出る14番ホームってどこ?見つからないぞ sad ?と探していると、駅舎を出たところにもトラム(路面電車)のホームらしきものが・・・。よく見ると、トラムのホームではなく、14番ホームとなっている。どうやらそこがツェルマットへ行くBVZ鉄道のホームらしい happy01

この鉄道もユーレイルパスが使えないので、切符 ticket を買わなければならない。片道切符を買おうとすると、往復切符は2ヶ月有効とのことで、割安な往復切符(2等)を買う。列車が出るまでの時間を待合室で過ごす。2人の女性 virgo が目につく。顔を見ると、「日本人?」と思ったが・・・、でも最近は韓国の人もけっこう来ているみたいだし・・・、まぁいいか!

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ツェルマット行きの列車 train ブリーク駅にて

待合室で過ごしているうちに、列車 train はホームに入っていた。あわてて列車に乗り込む。俺が乗った車両は、ひとつの車両の中で喫煙席 smoking と禁煙席 nosmoking が、伏流煙が禁煙席へと流れないように扉で仕切られ別れている。俺は喫煙席 smoking の4人掛けボックスシートに一人で座る。ツェルマットまで1時間20分。のんびりと車窓からの景色を楽しむ。隣のボックスシートに一人でいる若者は、持ち込んできたビール beer をジャンジャン飲んでいる。250mlか350ml入りのビール瓶1ダースが次々と開けられる。「酔っ払って、変にからまれなきゃいいが・・・」と心配になってくる coldsweats02  。

ある駅から、年老いたご婦人が自転車 bicycle を持ち込んで乗車し、彼のシートの前に座った。そのご婦人は、2~3駅乗っただけで降りたのだが、そのご婦人が降りる時、彼はシートにビールを残したまま、ご婦人と一緒に出口へ向かった。「おいおい、ビール忘れてるゾ gawk!」と思ったのだが、彼はご婦人の自転車を下ろすのを手伝っているだけだった。ご婦人は彼にとても感謝している lovely 様子だし、彼は当たり前のことをしただけ catface といったように見えた。とても、すがすがしい光景だった。内心「昼間から、飲んだくれてる若者」と思った自分が、恥ずかしくなってきた coldsweats01

そしてしばらくしたころ、彼が俺に「良かったら、ビール beer 飲まないかい?」と、声かけてくれた。「エッ?俺に?」と言うと、「そうだよ!どうぞ!happy01 」とにこやかに1本のビールを差し出してくれた。「ありがとう!本当にありがとう!happy01 」とお礼を言って、喜んで彼からビールをいただいた。

彼の名前はオリバー君。ブリークを出た時からずっと飲んでいるが、酔っ払っているようには見えない。彼の一言がきっかけでツェルマットに着くまで、ずっと話をしていた。彼は時々、窓から見える山の説明をしてくれたり、日本のことをいろいろ尋ねてきたりした。禁煙席側にいる、ブリークで見た日本人(?)と思しき女性二人が、車内が暑い sweat01 のか、窓を開けようとしているのだが、開けられないみたいだ。彼は「彼女たちは日本人かな?もしそうなら手伝ってあげたら?」と話した。俺は「日本人だと思うけど、もしかしたら韓国人か中国人かもしれないし・・・?」と言って、結局、何もせずにいた weep

オリバー君とのひとときは、俺の貧しい英語力では、半分も理解できたのかどうか、怪しいものだが・・・、でも楽しい happy02 !何かとても新鮮だ!初めて会って、きっと二度と会うこともないだろう人なのに、『一期一会』の出会いと別れ、ほんの一瞬のひとときだからこそ、より強く印象的に残るのだろう。この、ほんのわずかな楽しかった時間を忘れないために、彼の「写真 camera を撮らせて下さい」と話すと、彼は喜んで応じてくれた。

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オリバー君。列車内でビールをご馳走してくれました

やがて、ツェルマットに到着。13:43だ。オリバー君に「ありがとう!さようなら!」と別れを告げる。

*この旅日記は2002年のものです。

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