« 2002 ドイツ・スイスの旅 その15(再掲) | トップページ | 2002 ドイツ・スイスの旅 その17(再掲) »

2014年4月 1日 (火)

2002 ドイツ・スイスの旅 その16(再掲)

1人になった俺は、ここからはすべて自力のひとり旅だ、と思った。久々の海外一人旅である。移動手段は、全く言葉がわからないヨーロッパの鉄道 bullettrain 。いやでも少しは緊張する。ヨーロッパの鉄道時刻表なんて持っていないし、とりあえずこの日だけは、事前にエルマーが調べておいてくれたのだが、それでも乗り換え駅の到着時刻がわからない。発車時刻はわかるのだが…。したがって、乗り換えにどれほどの余裕があるのか、全く分からない。でも、ジタバタしても仕方がない。なるようになるだろうし、なるように旅していけばいい。

だが、幸いにもこの列車の各停車駅の発着時刻表が、各シートに備わっていて、到着駅と時刻、接続列車案内が書いてある。バーゼルには13:46着だ。次の列車へは18分の接続であることがわかった。

列車の中は禁煙席 nosmoking と喫煙席 smoking がドア付きの仕切りで分けられている。車両ごとで分けていることが多いのだが、俺が載っている車両は半分ずつぐらいに分けられていた。なるほど、これならば禁煙席の方へは煙は行かない。飛行機は全席禁煙 ban が当たり前だし、日本でも新幹線 bullettrain などは車両ごとに分けられている。それが世界の風潮なのだろう。

お土産にいただいたワイン wine 3本がずっしりと重い。これが深まった友情の重さかな。列車の中で、ボーッと楽しかったことを振り返る。そういえば、まだ一度もお金 dollar を使っていない。ここまで何もかもアンジュラやエルマーが出してくれたから。今日のお昼もお弁当があるし。こんなにお世話になってよかったのだろうか?

次の乗り換え駅のバーゼル(スイス)までは、およそ5時間だ。ボン、コブレンツ、マインツ、フランクフルト国際空港、ここまで2時間。そろそろコーヒー cafe が飲みたくなり、ビュッフェカーへ。初めてユーロを使う。2.55ユーロ(約300円、1ユーロ=120円)だから、日本とあまり変わらない。

12時ごろ、アンジュラからいただいたお弁当で昼食とする。毎朝食べていたおいしいパン、ハムやチーズはもちろんサンド fastfood してある。ゆで卵が3つも!たくさんあったので、全部食べきれない。またあとで、お腹が空いた時にでも食べよう。何しろ、この日の目的地、グリンデルワルトまでは8時間以上の移動だ。

フライブルグ駅を過ぎると、次の停車駅は、国境を越えてバーゼルだ。すると、銃を持った物々しい出で立ちの男が2人やってきた。スイス入国のための検問のようである。「パスポート」と一言。パスポートを提示し、確認するとそれで終わり。格好の割には、あっさりと終わった。

バーゼルには13:46到着予定だったはずだが、10分ほど遅れて到着。次の列車は14:04発。あと8分しかない。降り立ったホームの時刻表で次の列車の出発ホームを調べる。すぐ隣のホームなのだが、俺が乗っていた車両は、うんと前の方で、連絡通路が遠く移動にひどく時間がかかった。やっと、そのホームに着いたものの、1等車はどこなのか?もう発車寸前だ。とりあえず、どこでもいいから乗りこむ。乗った途端にドアが閉まり、列車は動き出した。

2等車から通路を1等車へと移動する。1等車はコンパートメントになっていた。1人しかいないコンパートメントへ行って、「よろしいですか?」と断ってから座る。コンパートメント車両に乗るのは、初めてだ。日本でも最近では、このような車両もあるそうだが、こちらでは何年も前から当たり前のようである。相席しているのは、アメリカ人のご婦人。ビスケットをいただいたり、1時間ほどではあったが色々な話をした。「ヨーロッパへは初めて来たのです」と言うと、「スイスはとてもいい所よ」と話してくれたり。アッという間にベルンへ、15:11に到着。ご婦人に別れを告げ、列車を降りる。

15分の乗り換え時間で煙草 smoking を買おうとしたのだが、ここはスイス。ユーロが使えない。かといって、両替するほどの時間はない。煙草はあきらめて、インターラーケン・オスト行きの列車に。何人か日本人の姿が目につく。皆、一人か二人旅のようだ。15:26に出発。残しておいたお弁当 fastfood banana を、おやつ代わりにすべて平らげる。「ごちそうさま happy02 !」

列車はトゥーン、シュピーツ駅を過ぎ、トゥーン湖沿いを走る。外は暑いのか、海水浴(湖水浴?)している人々の姿も。やがて、アルプスの山々 fuji が見えてくる。「スイスへ来たんだなぁ!」と実感する。16:20、インターラーケン・オスト駅に到着。オストとは、ドイツ語で「東」と言う意味で、ここはインターラーケン東駅、ということになる。もちろん、西駅もあり、そちらでもたくさんの旅行者が下車していた。

そして、この日最後の列車 train は、16:35発のBOB(ベルナーオーバーラント)鉄道でグリンデルワルトへ。ここまではエアコンが効いていた1等車ばかりだったので、この列車の中はとても暑い。スイスってこんなに暑いの?窓を全開にしないと、汗 sweat01 が吹き出る。検札が来て気がついたのだが、この列車はユーレイルパスが使えないのだ。切符 ticket を買わずに乗ってしまっていたので、車内で料金を支払うしかないのだが、スイスフランはまだ持っていない。「ユーロしか持っていないのですが・・・」と、おそるおそる話す。こんな旅行者は、過去にもいたのだろう、ユーロでも列車内で切符を買うことができた。乗客はけっこういる。皆バカンスにやって来たのかな?それにしても、暑すぎない?どんどん山が近づいてくる。そして17:09、グリンデルワルトに到着。

*この旅日記は2002年のものです。

|

« 2002 ドイツ・スイスの旅 その15(再掲) | トップページ | 2002 ドイツ・スイスの旅 その17(再掲) »