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2014年2月19日 (水)

ネパール再会の旅 86 『サヨナラの朝』(再掲)

6月2日(木)晴れ
カトマンドゥ13:30(SQ413)22:05シンガポール *ネパールとの時差2時間15分

 7時45分起床。浅い眠りしかできなかった。ヤク・レストランへ行って朝食を取る。ネパールでの最後の食事だが、いつものようにトーストとコーヒー、オムレツとする。40ルピーだ。

8時30分過ぎよりシャワー、髭そり、歯磨きと帰国直前のリフレッシュ。髪も乾き、荷物も片付け9時30分、出発準備完了だ。昨日の約束通り、10時前にはウマが、そしてアンジュもやって来た。カメラを取り出し、最後の記念写真を撮り始める。 

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私の見送りのため、いつもより早く来てくれたウマとアンジュ。

いよいよ出発しようかという時、ウマが思いがけないプレゼントを持ってきてくれた。マリーゴールドの花のレイ(首飾り)と小さな花束。驚きを通り越して、ただ胸が熱くなるばかりである。「○○○○!カメラ、カメラ!」とアンジュに促され、もう一度カメラを取り出し、ウマからこのプレゼントを戴くシーンを撮ってもらう。

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ウマから、心のこもった素敵な花のプレゼント。

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最後は3人で一緒に。

涙が出そうなほどの感激!『あなたと暮らしたわずかな時間、通り過ぎれば楽しかったわ・・・(作詞:松山千春)』、思わず口ずさんだこの歌。最後の最後に来て、こんな素敵な思い出をプレゼントしてくれるなんて・・・。だからネパールが、大好きなんだ!「ありがとう!」だけでは伝えきれないほどの感謝!

今度こそ、本当に出発である。すると二人が「タクシーを拾ってきてあげるから、待ってて」と言って、一台のタクシーを停め空港までの料金の交渉までしてくれる。俺の残金がタクシー代と空港税を除くと、ほとんど持っていないことを知ると、ウマは「何かあったらいけないから・・・」と言って、200ルピー手渡してくれた。もちろん「大丈夫だって!」と断ったのだが、それでも彼女は無理にでも渡そうとする。200ルピーと言えば、彼女にとってはかなりのお金だろうと思う。それをいともあっさりと、もう帰るだけの俺に気を使って、手渡すなんて・・・。  俺のことを『お兄さん』と思っていることに、嘘・偽りは全くなかったんだ!本当に、心からそう思ってくれていたんだ!だから心配して・・・。「ありがとう、本当にありがとう!」

タクシーとの交渉がまとまった彼女たちは、俺を呼びに来て、荷物を一つ持ってタクシーまで運んでくれた。そして、いよいよお別れだ。2人と握手をし、「ダンニャバード!デレィ ダンニャバード!ペリ ベトゥンラ!(ありがとう、本当にありがとう!さようなら!)」と別れを告げ、2人に見送られ、俺はマナスル・ゲストハウスを出発した。

*この旅日記は1994年のものです。

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