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2013年12月24日 (火)

ネパール再会の旅 64 『ヤンジー達の学校へ』(再掲)

ヤンジーに、彼女の下宿の中を案内してもらうと、いきなり2年前に一緒に撮った写真が飾られてあった。そういえば2年前、できた写真をガイドを雇ったトレッキング・エージェントに持って行ってもらうよう託したのだが、その数週間後ガイドと偶然会った時、「忘れてた」と言っていたので、本当に届けてくれるかどうか不安で、地図でカリコーラの県と郡を調べて、日本からも送ったのだ。そうか!それで同じ写真がブプサにもカリコーラにもあるんだ。2年前に雇ったガイドのラジンはその後、約束通り写真を届けてくれたのだ。

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ヤンジーとチリの下宿。

2階へ上がると、ベッドルームと小さなキッチン。狭い部屋だが、きちんと片づけられている。子供たちは皆、それぞれの制服に着替える。白いブラウスに紺色のスカート。男の子は白いカッターシャツに紺色のズボン。だが一つ、面白いのは女の子は普段パンジャビスーツ(足元まであるドレスとズボンのセット。同じデザインのツーピースで、パジャマの起源でもある)を着ているのだが、パンジャビスーツのズボンをはいたまま、スカートをはいてしまうのである。

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学校の制服に着替えた子供たち。

9時20分ごろ、彼女たちの学校へと向かう。村の外れの方にあり20分ほどかかる。ヤンジーは登校の道すがら「来年の11月、10年生を卒業したらカトマンドゥで日本語の勉強をする」と言う。理由は、俺ともっといろいろな話がしたいからだそうだ。父親も、卒業したらOKだと許可しているらしい。とても嬉しかった。俺のために日本語を学びたいというヤンジーが、とてもいじらしく、可愛く思えた。

学校までの途中で、何人もの友達を誘って登校していく。他の子供たちは、一緒に歩いている俺を見て「誰なんだろう?」とでも言いたげに、興味津々で見つめている。ヤンジー達は、それだけでも自慢げである。やがて学校に到着する。

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ヤンジー達が通う学校。シュリー・スクール。

学校は10クラスあり、授業は10時から16時まで。300人近い生徒が通っているそうだ。プーリーが先生方に俺を紹介する。俺もネパール語で自己紹介する。先生方は、思わぬ日本人の訪問を、とてもビックリし、喜んでくれた。

ヤンジー達は、それぞれの教室へ。薄暗い教室だが、黒板も机もイスもそろっている。ヤンジーは、ニコニコしながら友達に俺を紹介している。ここでもネパール語で挨拶すると、子供たちも驚いたようで、とたんに大騒ぎ。

校庭へ出てみる。サッカーで遊んでいる子供たち。そうかと思えば、突然やって来た日本人を遠巻きに取り囲む子供たちもいた。「お前、何かしゃべってみろよ」「いや、おまえが行けよ」とでも言い合っている様子だ。そんな中、ヤンジー達は平気で話しかけてくる。当然と言えば当然だが・・・。

朝礼が始まった。各学年ごとに並び、国旗と校旗を持った生徒が3人(そのうちの1人はヤンジーだった)、そして国歌を歌い、体操をする。朝礼が終わると、授業に入る。もうこれでお別れである。心の中でヤンジーに「元気でね」と告げ、プーリーと共にカリコーラの村へと戻る。

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朝礼が始まります。ヤンジーは右から2列目、前から2番目にいます。その左側の列、前から3番目にマヤがいます。

*この旅日記は1994年のものです。

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