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2013年10月 8日 (火)

ネパール再会の旅 31 『トゥクチェまで』(再掲)

4月21日(日)曇り時々雨
マルファ7:15(徒歩)12:15カロパニ

 6時過ぎ起床。昨夜はさすがによく眠れた。荷物をまとめ、朝食はオートポリジにミルクティー。出発の用意も整い、支払いを済ませる。ここでは他のお客と同じように代金を受け取ってくれたので安心したが、2年ぶりの再会にしては何か物足りないような感じがしてならない。カグベニでの印象が、より強く残る。

7時15分にスタートし、トゥクチェへと向かう。村を出てすぐのところで、露店の土産物屋が出ている。少しでも立ち止まろうものなら、またたくまに「これはどうだ、あれはどうだ」と品物を勧められる。指輪やネックレスがメインの商品なのだが、中には仏教に関する数珠や小さなマニ車なども売られている。ちょうど、以前に欲しいと思っていた『ヤクの骨』でできたネックレスが売っていたので、頑張って値切って120ルピーで買った。まだ他にも売りつけようとしていたが、振り切って先へ急いだ。

トゥクチェには8時45分に到着。この村は、タカリー族というこの辺り一帯だけに住む小民族の本拠地で、かつてインドとチベットとの交易が盛んだったころ、その中継地でもあったこの村のタカリーの人々は交易権を一手に担い、隆盛を極めたところでもある。もともとタカリー族は商才に長けており、『ヒマラヤのユダヤ人』とも謳われたほどである。今はその面影はほとんどなくなっているが、メインストリートに残るロッジや商店が、わずかに昔の繁栄を残している。

また、この村は富山県の利賀村と『そばの産地』として、また地理的環境も良く似ていることから、お互いに『姉妹村協定』を結んでおり、子供たちの絵の交換やお互いの村の訪問など、様々な交流で親交を深めている。

村の外れにある水場で、とてもきれいな女の子と出会った。彼女の写真を撮らせてもらおうとお願いしたが、「その時計をくれるのなら・・・」とか「眼鏡でもいいわ」などと要求され、結局あきらめてその場を去った。

*この旅日記は1994年のものです。

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