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2013年9月 5日 (木)

ネパール再会の旅 18 『学校でのショー』(再掲)

この日は近くの学校でショー(学芸会)が50ルピーで見られるとアグニさんに誘われたので、先にシャワーと洗濯を済ませる。すると、突然の雷鳴と共に雨。雨期が近いとは言え、今月末が思いやられそうだ。

5時になり、アグニさんやキッチンボーイたちと共に出かけようとしたが、せっかくだから客引きしてきた2人も誘ってみた。彼らは昼寝をしていたようだが、「50ルピーで見られるのなら行きます」というわけで、日本人客3人、スタッフ3人の計6人で出かけた。ちなみに、この入場料の収益は、子供たちの修学旅行費用に充てられるそうだ。

入場券を買ってきてもらい、列に並ぶのだが、これがメチャクチャな並び方。中には、どさくさにまぎれてタダ見をしようとする連中もいるらしい。ゲートが開くと、まるで『おしくらまんじゅう』のように、入口に人々が押しあいへしあい殺到する。ゲートをくぐるまでは、「誰かはぐれてしまうのではないか?」というくらい、ひどい混雑ぶり。やっとの思いでゲートをくぐると、中は意外に整然としていて、皆で「今のは何だったんだ?!」と大笑い。

校庭に用意された長椅子に座り、始まりを待つ。が、電気の故障で開演が1時間以上遅れた。時間が進むにつれ、長椅子の列が少しずつ前へ進む。少しでも前で見ようとするのか、さらに前へと詰め、気がつけば最初の位置よりずっと前に来ていた。日本ではこんなこと、とても考えられないことだ。我々日本人3人は「これだけでも50ルピー出した価値がある」と笑っていた。

ショーは初めに歓迎の歌から始まり、ダンス、劇、擬音による声帯模写といったパフォーマンスで、盛りだくさん。ブレイクダンスを披露した12~3才ぐらいの男の子は、末はマイケル・ジャクソンかと思わせるほど、動きが柔らかくてスピーディ。劇は、アグニさんが通訳してくれたので、我々も理解できたのだが、これがまるで『ネパール版・吉本新喜劇』。延々と笑い続け、終わった時は11時をまわっていた。

まさか、こんなに遅くなるとは思っていなかったので、夕食もとっておらず、さすがにお腹が減った。しかし、この時間ではどの店も開いていない。アグニさんやキッチンボーイに頼み、ダルバートを作ってもらって、我々3人の日本人とアグニさんとで遅い夕食とし、床に就いたのは12時を過ぎていた。

ポカラ、ホテル・マウントエヴェレストにて

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歓迎の歌から、ショーが始まりました。

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たった一人で、見事なダンスを披露した男の子。

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ネパリーダンスを披露した女の子。

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グループで合唱。

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吉本新喜劇のネパール版?

*この旅日記は1994年のものです。

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コメント

こんにちわ
早々に色んな出来事がありましたね
アグニさんの「賄賂」の言葉 
ミラさんの思わぬ話
客引きの貴重な体験
そして2人の日本人とのご縁
学芸会の一部始終と
アグニさんの助けはあったとは言え
ネパールの人達との親交はお見事ですね
言葉が通じると言うことは良いことですね
大変興味深く読ませて戴きました
これからの展開を楽しみにしております


古都人さんへ

ここポカラの街でもカトマンドゥ同様、面白いことがたくさんありました。
いくら日本通とはいえ、まさか『賄賂』という言葉を知っているとは、驚くより笑ってしまいました。
そんなアグニさんだからこそ、この学芸会の通訳もほぼ完璧で、私も一緒に行った二人も充分楽しむことができました。
『客引き』はとても面白い体験でした。他のゲストハウスの人たちと少しトラブルになりましたが、普通できることではありません!私自身も想定外の体験でした。

投稿: 古都人 | 2013年9月 5日 (木) 16時22分

学芸会って懐かしい言葉です。
今、日本の学校にあるのでしょうか?
なかなか内容の濃い学芸会ですね。
入場料の収益の使われ道も清いものですね。
賄賂のこととか客引きと次々にいろいろなことが起こってちょっとはらはらです。
克明な記録はあとになって本を読んでいるようです。


tonaさんへ

学芸会、たしかに懐かしい響きですネェ!
ゲストハウスのスタッフたちとともに見に行ったのですが、電気の都合で開始時間が遅れたものの、ずいぶん長く演じられていました。
いくら日本通でも、まさか『賄賂』という言葉を知っているとは、驚きより笑ってしまいました。
客引きは、ちょっとトラブルがあったものの、面白い体験でした。普通では考えられない体験でしょ?!
彼らが困惑しながら私に「これ、何なんですか?」と言ってきたときのこと、今も覚えています。そしてすごく感謝されたことも!

投稿: tona | 2013年9月 5日 (木) 20時39分

大したものですよね。何度も練習はしたのでしょうが、何しろ実益がかかっているから真剣ですものね。健気でもありますね。
それにしても客引きの項は何度読んでも面白いですね。


agewisdomさんへ

このショー(学芸会)は、3~4時間ほど(?)行われたような記憶ですが、どれも素晴らしい出し物でした。
50ルピーは、当時のネパールの人々にとって決して安い料金ではなかったはずです。
しかしこの盛りだくさんの内容は、我々日本人だけでなくネパールの人々も「安い」と感じたのでは?と思います。
客引き、面白いでしょ?(^_^)ニコッ!こんな体験、ふつうはあり得ないことですよねぇ!私も面白かったです。

投稿: agewisdom | 2013年9月 5日 (木) 21時56分

学芸会、私の息子たちが小さい頃も
あるにはありましたが
今は不公平じゃないようにと
主役を何人も立てたりするのです。
あれじゃあつまらないですよねえ…

ネパールの学芸会は
それが修学旅行の費用となるのであれば
子どもたちもさぞ真剣だったでしょうね!


zooeyさんへ

今の時代「何でうちの子が主役じゃないの?」と怒鳴りこんでくるモンスターペアレントがいるのでしょうね。
教師も大変だと思います。
脇役がいるからこそ主役が引き立つのに、何人もいては結局全員『脇役』じゃん(笑)!
劇あり合唱ありでしたが、たった一人でステージに立ち声帯模写やダンスを披露する子供もいて、あれだけの観客を前に堂々としたものでした。

投稿: zooey | 2013年9月 6日 (金) 10時58分

ネパールの学校へいろいろ支援物資を
運んだのですが、学校全体で贈呈式が
催され、普段の姿は見られなかったです。
こういうイベントもあるのですね。
滞在期間が短くて学校もよく知らずに
帰国してしまいました。
ネパールは日本ばかりでなく英国からも
支援を受けていました。


matsubaraさんへ

世界中でそのような支援活動が行われていると思いますが、問題はその後にあると思います。
せっかく建てられた学校が数年後には生徒がほとんどいなかったり、支援物資が横流しされていたり・・・。
その点、matsubara様の団体は直接渡しに行かれますので、あまり心配はないですね。
ここではこのようなショーを見ましたが、ある村では子供たちの登校の様子からその学校の朝礼の様子を見たことがあります。

投稿: matsubara | 2013年9月 6日 (金) 12時33分

こんばんは
日付まで細かく見ないとの言葉は
信じていいのか? お国柄、大丈夫なのかもと思ったりしました
賄賂、必要でしたか?
客引きの様子、素晴らしい文章力で
思い浮かべながら拝見させて頂きました。
学校でのショーの収益使途が子供たちの修学旅行とは
演ずる子供たちの励みに成る事でしょうね。
素晴らしくて楽しいショーだったと思います。
旅の先々で、お友達との交流も深まり
素敵な出会いも生まれますね。


すみれさんへ

最初のご質問については、今後の旅日記で明らかになりますので、楽しみに取っておいてください (^_^)ニコッ!
ネパール人のアグニさんが『賄賂』という言葉を知っていたことが意外で、驚くより笑ってしまいました。
客引きは面白かったですヨォ!ちょっと険悪なムードにもなりましたが、あのような体験、普通はできませんから!
ショーを見に来ていた人々、ずいぶんたくさんいました。
彼ら自身の修学旅行資金のためですから、どの子供も一生懸命でした。
マイケル・ジャクソンばりに踊った男の子、今でも覚えています。本当に見事なダンスでした。

投稿: すみれ | 2013年9月 6日 (金) 22時58分

客引きジンさん、 いつもながら 楽しかった!  
他では絶対知りえないような記事でした  日本だったら
切符の日付は 絶対ごまかせないですね  
ネパールの子供たちが そんなに創造豊かで 楽しいことを
しているなんて 絶対想像できないことでした・・
(今日は 絶対、が 続きました~~~!)


bellaさんへ

まさかネパールを旅している自分が、他の旅人を客引きするとは・・・(笑)
個人旅行だからこそ(?)の体験でした。
パーミットの日付、仮に気がついたとしても『見て見ぬふり』をするような・・・?何しろおおらかな国民ですから!
結果は・・・今後の記事をお楽しみに (^_^)ニコッ!
まだ小学生ぐらいの子供たちですが、皆『芸達者』でした。
特に一人でダンスを披露した男の子、一緒に見に行った人たちも「スゴイ」と感動していましたよ。

投稿: bella | 2013年9月 7日 (土) 15時06分

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