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2013年7月23日 (火)

バンコク日記 その3 クーデター・・・?(再掲)

5月19日(火)
バンコク

 8時30分起床。それにしても昨夜、真夜中のあのバイク集団はすごかった。最初は暴走族が走り回っているだけかと思ったが、バイクの走る音だけではない。部屋の窓から見ていたら、棍棒のようなもので電話ボックスを壊していくし、シャッターが閉まった商店か工場も襲撃されている。路上に停めてあった車も、やりたい放題にやられている。どうやら、反政府同盟のデモクラシーのようだ。ネパールを出るときに、噂には聞いていたが・・・。とても危険な状態だ。

9時20分過ぎに外出。中央駅前を通るラマ4世通りの交差点は、警官が手旗信号で車の往来を指揮している。見ると、信号が破壊されていた。東京銀行までバスで、と思ったのだが、超満員。仕方なくタクシーを拾い、80バーツと言うのを50バーツに値切って乗る。銀行で事故小切手の再発行の手続きをしようとするが、再発行まで時間がかかるとのことで、帰国後、日本で手続きをとることにし、次にエジプト航空のオフィスへ。

一度バンコクを離れ、チェンマイ辺りを訪れてから、今週末か来週の便での帰国を考えていたのだが、この状況下で何を言っているんだ、とばかりにまくしたてられ、結局、今夜半過ぎ、午前3時発の便に無理やり予約を入れられてしまった。まぁこれも、致し方ないか。この状況が今後、どのように展開されるか分からないし・・・。旅の終わりは突然やって来て、残された時間もあとわずかである。

エジプト航空のオフィスを出て街を歩くと、深夜のバイク集団の襲撃の爪痕が、そこかしこに残っている。信号の破壊は駅前だけでなく、あちこちの交差点で警官が交通整理をしている。火炎瓶でも投げつけられたのか、黒焦げになり跡形もない商店、コンクリートでできたバス停のベンチも破壊され、いたるところで無残な姿をさらけ出している。写真を撮ろうとカメラを取り出したのだが、道行く人に「撮らない方がいい。どこで誰が見ているか分からないから」と制止させられた。

マクドナルドへ入って、ハンバーガーとアイスクリームを食べる。そしてデパートが開いているのを確認して、デパートへ。眼鏡を買おうかと思ったが、レンズだけで1200バーツと高い。日本で買ってもあまり変わらないのでやめ、お金を余らせても仕方がないので、昨日見た24金のネックレスを作ることにする。店員は昨日も俺が訪ねていたので、愛想よく迎えてくれた。1300バーツだからおよそ6~7000円。日本では、この値段ではとても買えないだろう。そして、タイシルクのネクタイ2本、両親にもタイシルクの財布などのセットを買う。

今夜チェックアウトする旨を告げなければならないので、一度ホテルへ戻ることにする。デパートを出ると、商店や銀行は閉店し、オフィス街の人々も皆、帰ろうとしている。どうやら本当に、何かが起きそうな気配だ。

(この日の日記、つづく)

*この旅日記は1992年のものです。

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