晴天のプンヒル(再掲)
5月5日(火)晴れのち雨
ゴラパニ7:20(徒歩)7:40プンヒル8:20(徒歩)8:35ゴラパニ9:00(徒歩)9:55ナンゲタンティ10:55(徒歩)11:50バンタンティ12:10(徒歩)13:40ティルケダンガ
今朝6時半起床。日の出のころにプンヒルへと思ったが、寒くてシュラフから出られず、朝食(トーストとゆで卵)を食べてから、プンヒルへと向かう。
プンヒルは標高約3200mの丘。雄大なヒマラヤを眺められる絶好地だ。幸い最高の天気に恵まれたこの日、ダウラギリⅠ、トゥクチェピーク、ニルギリS、アンナプルナⅠ、バラハシクハール、アンナプルナS、ヒウンチュリ、マチャプチャレが眺められた。
プンヒルからの眺め。パノラマにしました。ダウラギリ~ニルギリS。
↑の写真の右端から続きます。ファング、アンナプルナS~彼方にマチャプチャレ。
40分ほどいただろうか、一ツ橋大学へ留学していたというシンガポールの男性と話をしながら、素晴らしい眺めに気分は上々。
ロッジへ戻り、ミルクコーヒーを飲んで、9時ごろスタート。ゴラパニからは下るのみ。急坂を下るので、膝を痛めかねない。あわてずに行こう。
1時間ほどでナンゲタンティ。バッティで、この日ゴラパニまで登るという日本人と出会い、久々の日本語での会話に何と1時間もつぶした。
そしてバンタンティまで55分。ビスケットと紅茶で軽く食事をし、ウレリへは35分で下る。しかし、石段の道でクッションが悪く、足に疲れを感じる。ウレリからも、かなりの急坂だ。登るのも大変だが、下りも大変である。必要以上にゆっくり、ノロノロと下り、ティルケダンガへ。1時40分着だ。今日はここまでにしよう。
急峻な山道を、約100kgの荷を担ぎ、裸足で歩くポーター。言葉が出ません・・・。
昼食はポテトチップス(フライドポテトのこと)とし、その間に洗濯とシャンプー。2時半ごろ、ファンタレモンを飲みながら食事をする。明日はビレタンティまでの予定だが、もしポカラまで戻れそうであれば、行くつもりでいる。
それにしても暖かい1日。長袖を着ていたら汗をかいて、午後は上半身裸で日光浴。夕方になっても、半袖で十分の暖かさ。しかし、5時をまわると、雲が多くなり、ついにはどしゃ降りの雨となった。洗濯したものは、長袖のTシャツ以外すべて乾いていた。
夕食は、ダルバートにする。もしかしたらこの夜がトレッキング最後の晩になるかもしれないからだ。どうやら今日はここに俺1人だけのようである。電気はまだないようだし、夜更かしせず早めに眠ろう。
ティルケダンガ、ラクシミゲストハウスにて
*この旅日記は1992年のものです。
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コメント
純白の山、美しいですね。人間の小ささを感じてしまいます。
それでもこの小さな人間がこれだけの物を持って山を登るんだものすごいですね。
agewisdomさんへ
この前日は「いよいよ雨期か?!」という天気でしたが、この日の朝は見事な天気で、ヒマラヤもこれご覧のとおり!
標高3200mから見る絶景です。
人間の身体って不思議ですよね。
これほどの荷物を担いで、この山道を登るのですから!
我々日本人が『ひ弱』なのか彼らが『超人』なのか・・・?
どちらでしょうね。
投稿: agewisdom | 2013年6月12日 (水) 22時08分
また、懐かしいアンナプルナとマチャプチャレの
写真を拝見出来ました。もう12年もいつの何か
経ってしまいました。
もう一度行きたいのにまだです。
部屋には写真を飾っています。
matsubaraさんへ
ポカラから見る風景に比べ、こちらはずっと近くに見えると思います。
ダウラギリからアンナプルナⅠ、南峰、ずっと右のほうに頂上が魚の尾のようになっているのがマチャプチャレです。
標高3200mのプンヒルからの眺め、絶景です。
投稿: matsubara | 2013年6月13日 (木) 21時57分
お早うございます
相変わらず私が持つ地図を片手に拝読しています
ダウラギリやアンナプルナの山々は良く判りましたが
私の地図ではその山々までの距離は全く判りません
ただ想像は出来ます
ポカラまで云々とありましたのでこの辺りかなと想像の世界
です
これらの有名な山々をバックに素晴らしいことですね
神々しいまでの白い高い山々 トレッキングの醍醐味と
言えそうですね
大変な苦労を重ねつつここまで来られて
慕辺未行さんにとって今が至福のひと時でしょうね
古都人さんへ
毎々、地図を見ながらの拝読、誠に恐れ入ります m(u_u)m。
地理的にはダウラギリの南南東、アンナプルナの南西方向になるでしょうか?!ポカラからは北西の方向です。
本来、このような旅日記は、地図も掲載するほうがよいのですが、ネット上にもよい地図がなく、申し訳なく思います。
このプンヒルからの眺め、まさに”絶景”!ヒマラヤを間近に感じられるビュースポットです。
私はトータルで3回ネパールを訪れていますが、いずれもこの丘からこの雄大な景色を見ています。
しかし天気にも左右されますから、この時は最高の眺めでした。
ヒマラヤが『白き神々の座』と謂われるゆえんも、ここへ来ると納得できます。
投稿: 古都人 | 2013年6月14日 (金) 08時38分