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2013年4月17日 (水)

砂埃にまみれて(再掲)

4月16日(木)晴れ
ドゥムレ8:20(乗り合いダンプ)14:45ベシサハール

 6時20分起床。ポリジ(粥)とホットレモンで朝食とし、バスの予約。ベシサハールまで75ルピー。しかし、やって来たのは、バスではなくダンプ。7時発と聞いていたが、いっこうに出発の気配なし。そうこうして待っているうち、客はどんどん増える。「なるほど、こういう魂胆か!」

8時20分ごろ、荷台に家畜でも運ぶかのように、隙間なく座りこんでいる人々を乗せ、ダンプは走る。座っていても立っていてもしんどい。道路は建設途上で未舗装のため、縦にも横にも揺れるうえ、ダンプの荷台ではまともに砂埃をかぶる。

ボテドールにて昼食休憩となる。顔や手を洗いに行くと、なんて悲惨!全身砂まみれである。黒い帽子が砂で真っ白になっていたのだから。他の旅行者と「まいったナァ!」って感じでお互いに笑っていた。ここでダルバート(25ルピー)を注文し食べ始めると、欧米からの旅行者たちはどう注文したら良いのか分からないようで、俺に尋ねてきた。メニューもない店だから仕方がないのだが、俺が「”ダルバート”と言えば、これが食べられますよ」と教えると、皆同じように注文し、ダルバートを食べていた。もし俺がいなかったら、彼らはここで食事をすることができただろうか・・・?

昼食後、ダンプは再びベシサハールへと走り出す。14時45分到着。アァ疲れた!何はともあれ、ロッジを探しシングル(30ルピー)をとると離れの部屋に案内された。そして砂にまみれた衣類をすべて洗い、シャワーを浴びる。一仕事終えて、ファンタ・オレンジを飲みながら休憩。

夕食はベジタブル・フライドライスとブラックティー。「何時頃用意しますか?」と聞かれたので「6時ごろ食べたい」と答えておいたのに・・・、あ~ぁ、6時半過ぎてる。ビスターリ(ネパール語で”ゆっくり”)、ビスターリ。他の宿泊客を見ると皆、欧米からのカップルばかりで3組6人。なんかこの国へ来て「30才独身」って、肩身が狭いナァ。ふと、カウンターのショーケースを見ると「Missing!」と書かれた捜索願いのビラ。どうやらネパールのこの地を旅して、行方不明になっている男性を捜しているようだ。俺は決してそうならないようにせねば。このコースは1人で行くのだから、十分に気をつけよう。

さんざん待たされて、やっとできた夕食。それにしても今日はずいぶん粗食のような気がするなぁ。明日からは本格的な旅、トレッキングのスタートだ。ビタミン剤でも飲んでおくか!
部屋へ戻ると、洗濯したものは、ほぼ乾いている。これなら明日の朝には完全に乾いているだろう。

Img391_2
かなり長い間、待たされています。「おなかすいた~!」
ショーケースの右下に行方不明者の捜索願いが貼られています。

ベシサハール、ホテル・トゥクチェピークにて

*この旅日記は1992年のものです。

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