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2013年2月27日 (水)

断念(再掲)

3月23日(月)晴れのち曇り
ナムチェ8:30(徒歩)10:10ジョルサレ10:30(徒歩)12:30パクディン

 昨夜は久々にぐっすり眠れた。風邪薬のせいかな。ナムチェからの下りは左膝にこたえた。「決断」したとはいえ、わずかに希望を持っていたが、やはりこの足の状態で、ジリまでの長い道のり、いくつもの峠越え・・・を戻るのは無理だろう。

ナムチェから下って行く途中、思わず目を覆いたくなるような光景に出くわした。ヤクが血まみれで倒れているのである。まだ息はある。が、起き上がることはできないようだ。いったい何があったのだろう?そのヤクは尻尾がちぎれていた。何故、そんな目に遭ったのか?しかし、誰もそのヤクを助けることができない。どうすることもできないのだ。ヤクは必死にもがき、断末魔のような声と共に起き上がろうとしていた。痛々しいほど生きようと、生きて起き上がろうとするヤク、しかし・・・。俺はやがてそこで命を落とすであろうそのヤクの来世を祈るしかなかった weepゴメンヨー 。

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傷ついたヤクの写真は撮りませんでした。あまりに痛々しすぎて・・・crying (泣)!代わりに、菜の花畑の写真を撮り、そのヤクの天国への旅立ちのはなむけにします confident

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ラリグラスも咲いていました。

今日はパクディン、明日はルクラ。トレッキングの日々はもう2日だけ。20代もあと2日。こんな形で20代が終わるなんて想像さえつかなかった。
パクディンに着いて、午後はロッジのオーナーとチャン(ネパール風ビール;見た目は”どぶろく”のようなもの)を飲み交わしていた。どこへ行ってもよく聞かれるのは、「結婚しているのか?」である。この年齢で独身なのは、この国では珍しいのだろう。

夕方、キャンプをしながらトレッキングしているフランス人夫婦が、このキャンプサイトにいた。彼らにカラ・パタール登頂途上でいただいた栄養補給食品のお礼をここで改めて言った。そして記念に3人で写真を撮った。

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シンガポール在住でジャーナリストのフランス人のご夫婦と。トレッキング中は、ほぼ同じ日程だったようです。

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電気のない村では、夜はこのオイルランタンが唯一の灯となります。

パクディン、サンライズ・ロッジにて 

*この旅日記は1992年のものです。 

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