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2013年1月24日 (木)

ナムチェ・バザールにて(再掲)

3月14日(土)曇り
ナムチェ・バザール1日滞在

今日は1日、ナムチェ滞在日。トレッキングに出て初めての休息日だ。

いつもよりのんびり起床し、朝食をとる。もちろん仲間たちも皆一緒だ。

朝食後、毎週土曜日に開かれるバザールへ。食料品、日用品、衣類・・・、何でもそろっている。

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毎週土曜日開催されるバザール。近隣の村の人々だけでなく、何日もかけてやって来る人々もいるそうです。

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ナムチェ・バザールの「肉屋」さん。ヤクの肉でしょうか?ダイナミックな売り方です。

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日用品も食料品も、何でもそろっています。溢れんばかりの人々がそれぞれお目当てのものを買い求めていきます。

俺はここで、この先必要となるであろう、防寒用のアンダーズボンを買った。あちらこちら見ていたら、「味の素(タイ製)」が売られているのには、驚いた。

それにしても、賑やかなバザールだ。ナムチェに住む人々はもちろん、周辺の村からも多くの人々が、週に一度、このバザールへ買い出しに来るという。そして我々のようなトレッカー。数百・数千人の人々で、ごった返しになっている。

バザールを望む大きな岩に登ってみた。改めて、バザールの規模の大きさが分かる。曇っていたのが、にわかに陽が射してきた。

「Oh, here comes the sun ! (陽が射してきたワ!)」とイングリッドさん。

「Yes, here comes the sun ! 」と答える俺。

するとイングリッドさんが、ビートルズのあの名曲、"Here comes the sun " を歌い始め、俺もそれに合わせ歌った。イングリッドさんは、俺がこの歌を知っていて一緒に口ずさんだことを、とても喜んでいた。

俺はイングリッドさんに「Who do you like in Beatles ? (ビートルズの中で、誰が好き?)」と尋ねると、

「George Harrison. (ジョージ・ハリスンよ)」と彼女は答えた。

「Oh, me too ! Especially I like "Something" and "While my guitar gently weeps" (オォ、俺もだヨ!特にサムスィングと、ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープスが好きなんだ)」と、俺も答え、それらの歌も少しだけ、一緒に口ずさんでいた。イングリッドさんも俺も、これにはお互い、ご満悦!

しばらくして、例の日本人グループツアーと思しき3人の男女が、その大岩へと登って来た。

俺は仲間たちに「If they will say to us "Good morning!", we will answer to them "Ohayou". (もし彼らが "グツドモーニング!"と言ったら、俺たちは "おはよう"と答えよう )」と言うと、皆も

「Oh, yes O.K. (オォ、そうしよう)」と、笑いながら答えた。

実は、この頃すでに我々の間では、朝の挨拶は「グッドモーニング!」ではなく、なぜか日本語で「おはよう!」を使っていたのだ。

そして、グループツアーで来ている日本人は大岩を登りきって、案の定、俺たちに英語で「グッドモーニング!」とあいさつした。すると仲間たちは皆、こう答えた。

「Ohayou ! (おはよう!)」
「Ohayou ! 」
「Ohayou ! 」

まさか、日本語で「おはよう!」と返ってくるとは、想像だにしていなかったのか、彼らが呆気にとられているのが、良くわかった。

俺も、もちろん「おはようございます」とあいさつした。

*この旅日記は1992年のものです。

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コメント

慕辺未行さんへ
こんにちわ
ようやく私が持っているネパールの地図に地名が出て来ました
それは「ナムチェ」でした 真北に「サガルマータ」がありますね
飛行場のマークも入ってます 大きな町のようですね
何時も楽しみに読ませて頂いております
同行の外国人の皆さんとも息の合った遣り取り素敵です
「おはよう!」なんて日本語での挨拶 同行の皆さんの中での
慕辺未行さんの仲間意識の高さにも感動しています
これからの展開も楽しみです


古都人さんへ

ナムチェはこの街道沿いで最も大きな村ですし、この地方の中心的な村ですから、地図にも載っていると思います。
エヴェレストは英語であり、チョモランマは中国語(チベット語)ですからやはりここでは『サガルマータ』と呼びたいです。
ナムチェに飛行場はありませんがヘリポートはあります。飛行場のマークは、その近くのシャンボチェかナムチェから2日ほど下ったルクラでは?と思います。
「おはよう」の挨拶、確かエルマーにあるとき「”Good Morning”は日本語で何て言うんだい?」と訊かれ皆に教えて以来、朝の挨拶は日本語で「おはよう」になりました。
余談ですが、母を初めてドイツへ連れて行った時、エルマーとアンジュラは初対面の母に「こんにちは」と日本語で挨拶してくれました。

投稿: 古都人 | 2013年1月24日 (木) 15時19分

この写真を見ますと、私の行ったネパールは
ほんの一部分であることが分かりました。
こんなに大勢の人を見たことがありません。

ビートルズの歌を英語で唄えるのはすごいですね。
ビートルズの歌はとても難しくて早いので大変
ですのに・・・
いい曲ばかりなのですが・・・
yesterdayもしどろもどろです。


matsubaraさんへ

カトマンドゥのラトナパークもたくさんの人で賑わっていますが、週一のこのバザールは、とにかく凄い人出のようです。
ナムチェだけでなく、ネパール山間部には他にもこのようなバザールが開かれる村があるそうです。
中学生のころ、兄に影響されビートルズの歌をずいぶん聴きましたし覚えたりしました。
他の洋楽に比べればビートルズはまだ優しいほうだったように思います。何しろ私でも少しは覚えていたほどですから!
今も英語を学ばれているmatsubara様なら、簡単に歌えますヨ (^_^)!

投稿: matsubara | 2013年1月24日 (木) 19時34分

バザールの様子、とても楽しそうですね!happy01
こんな風景を見ると、無条件にワクワクしてきます(笑)
それにしても、旅仲間のみなさんとは本当に息もピッタリ!
揃って「おはよう」と答えられた日本人グループの3人も
さぞかしビックリしたことでしょう。
ところで、数回前の記事のヤーコンと京芋の料理、
おいしそうですね~heart04
慕辺未行さんは、やはりかなりの料理上手ですねnote


hananoさんへ

ナムチェのこのバザール、見てみたいと思っていたのですが、スケジュールがちょうどうまくバザールの日とピッタリ合いました。
本当に色んな物が売っていて、見ているだけでも楽しかったです。まるで『野外スーパーマーケット』です。
毎日同じ宿に宿泊し、皆すっかり意気投合していました。そしていつの間にか朝の挨拶は日本語で「おはよう」になっていたのです (^_^)!
ヤーコンと京芋、ヤーコンは以前にも料理したことがあったのですが京芋は初めてでした。
料理上手ではなく、私の場合どんな料理も『具だくさん』で大雑把に作ってしまいます。あとは調味料に頼るところが大きいです (^_^;;ヘヘッ!

投稿: hanano | 2013年1月24日 (木) 19時39分

慕辺未行さん  こんばんは
こんなに素敵なトレッキングを経験されて
いる方は少ないでしょうね。
お仲間、皆さん家族のようです。
好みも性格も良く知り合えて、凄く楽しそうです。
旅先での洗濯は私も毎日の日課でした。
バザール、混雑していますね。
女性の方も多いのかもしれませんが、お写真は
男性の方が多く感じました。
バザールは見るだけでも凄く楽しく大好きです。
でも必ず買い求めてしまいます。お店の方達との会話は
話せなくとも楽しみです。


すみれさんへ

私自身も当時、こんな形でこれほど楽しくトレッキングするとは夢にも見なかったです。
これ以前の84年の時のように、ガイドも雇わず1人マイペースで行くつもりが、ガイドを雇いさらに同じスケジュールで同じところを目指す仲間たちと出会い、本当にラッキーでした。
トレッキング中は連泊する村でしか洗濯できませんでしたが、カトマンドゥでは3~4日に1回はしていたと思います。
やはり荷物を少しでも減らすために、その分洗濯が必要なのですよね。
バザール、ここでは週に一回だけの定期市なので、多くの人で賑わいます。それに、この地方に住む人々にとって、このバザールでしか手に入れることができないものも多いでしょうから。
見ているだけでなく実際に買い物してみると、本当に楽しいですよね。

投稿: すみれ | 2013年1月24日 (木) 21時59分

ヘヘヘ日本語の普及にご尽力いただいてありがとうございます。色々な国の方たちとの交流がとても楽しそうでいいですね。
なんか岩肌に張り付いているようなバザールですがそれなりのにぎわいがなんともエキゾチックですね。


agewisdomさんへ

彼らと知り合った当初、朝の挨拶はもちろん英語でしたが、いつだったかエルマーに尋ねられて教えてからは、仲間の間では「おはよう」が朝の挨拶になっていました。
こんなちょっとしたことでも、彼らが『皆、仲間だ』という意識を持っていてくれたことが嬉しいです。
このナムチェ村、すり鉢のような地形の村で、段々畑や棚田のごとく、民家やゲストハウスが立ち並ぶ村です。
週一のバザールも段々にあって、細い道を人々がお目当てのものを探し歩いているようでした。

投稿: agewisdom | 2013年1月24日 (木) 22時11分

まぁぁ、慕辺未行さんてばお茶目~heart04
おはようって返すなんてぇ(*^m^*) ムフッ
きっとびっくりしたお顔は見ごたえがあったでしょうね~happy01


と~まの夢さんへ

仲間たちの間の朝の挨拶はすでに「おはよう」でしたし、それにこの前々日、シュラフを干してのんびり過ごしていたところを、日本人グループによって隣のロッジに移動させられた私たちでしたから!
せめてもの『お返し』です (^_^;;!仲間たちも私の提案に面白そうに”乗って”くれました (^_^)ニコッ!

投稿: と~まの夢 | 2013年1月24日 (木) 22時45分

20年前であっても楽しそうな様子が浮かんできます。
歌は万国共通の言葉ですものね。
特にビートルズはもう古典になっていて
どの歌を聞いても馴染みがあるし。
リバプールのCavern Clubという、ビートルズがデビューしたという居酒屋に行った時は
世界中から集まったビートルズ・フアンと飲みかわしながら
一緒に歌いました。
それも忘れられない思い出です。


zooeyさんへ

たかが20年、されど20年・・・。
私にとっては長くもあり短くもあり・・・です。
しかし今でもこの時知り合ったエルマー&アンジュラと交流があることは事実です。
ビートルズ、中学時代毎日のように聴いていました。それだけに好きな曲の歌詞は、多少なりとも覚えていました。
”Here comes the sun”もジョージ作の曲でしたから覚えていました。
その後ドイツを訪れた時も、カーニバルのときやエルマー宅でお気に入りの歌を一緒に歌ったことがあります。
皆で一緒に歌うのって、本当に素敵ですよネ (^_^)!

投稿: zooey | 2013年1月25日 (金) 22時54分

Hello,ムスタンコーヒーブラザーズさん!
ナムチェバザールは こんなに人が出るのですね
(主人が行った時は 山の写真が多くて、なんで人を
撮らなかったの~~ ってクレームをつけました  ^&^)

いつもながら ジンさんの素晴らしい旅日記、感心しながら
読ませていただきました
ずっと経ってから リタイアなさった時、きっと山へのこころざしが
又 ギラギラ甦るでしょう・・   体を鍛えておいて下さいね!


bellaさんへ

今日の昼、TVで俳優・堤真一さんがネパールを訪れたドキュメンタリーが放送されていました。
そしてこのナムチェの様子も映し出されました。
バザールの賑やかさは相変わらずでしたが、このナムチェに今では外国人トレッカー向けのパブまであるそうです。
もし当時、パブがあったら・・・ムスタンコーヒーブラザーズは2人で出掛けていたかもしれないです (^_^;;
ネパールの山岳地帯で人を撮る場合、金品を要求されることもありますから、なかなか難しいところもあります。
日頃から運動不足にならないよう、メタボにならないよう、しばしば運動していますヨォ (^o^)!

投稿: bella | 2013年1月26日 (土) 16時42分

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