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2012年12月13日 (木)

トレッキング出発準備完了!(再掲)

3月3日(火)

 とうとう、泣く泣く計600ドル両替し、バンクレシートを持ってイミグレーション・オフィスへ。1ヵ月のビザの延長とトレッキング・パーミットの申請。合わせて1917ルピー(ウゥッ、なんて高い・・・)。何かと相談に乗っていただき、ご迷惑をかけた西遊旅行社が今月下旬より、チベットツアーを行うらしい。行きはバス、帰りは飛行機で毎週土曜日出発、7泊8日で885ドル。中国ビザ代込みらしい。「行ってみたいな、チベット・・・」

また、インドビザもトランジットビザ(15日間のみ、1回だけ入国)であれば1~2日で取得可能。さらに、かつては特別入域許可が必要であったダージリンへも、今はビザのみで行けるという情報を頂いた。

昼ごろ、ここ最近続いている睡眠不足と体調不良で気分が悪くなったが、もう大丈夫。だが、エヴェレスト街道への出発は明後日の予定。あまり無理せず、体を休めよう。

夜、レセプションにいつもの仲間たちが集まっている。「欲しい」と頼まれていた写真の焼き増しができたので、たくさんの写真を持って俺もそこへ行く。すると、アレックスが

「ヘィ・・・、ウォッカ!」
「ウォッカ・・・?」
「ノーノー!・・・、ジン!」
おいおい、俺のニックネーム、酒からつけられたわけじゃないゼ!

写真を見ながら、俺は自分自身(Tシャツ、革ジャン、ジーンズすべて黒で統一)の写真を見せ、「こいつ、誰だか知っているかい?こいつは”ブラックマン”で、悪い奴なんだ」と言うと、彼らは「オー、ノー、こいつはいい奴だよ!ジョークが過ぎるゼ!」と笑いながら言っていた。本当に愉快で楽しい仲間たちだ。

先日、ゲストハウスの屋上で撮った写真を手渡すと、本当に喜んでいた。彼らにとっても、俺にとっても、とても素敵な思い出ができた。

カトマンドゥ、マナスル・ゲストハウスにて

3月4日(水)

 ここマナスル・ゲストハウスでも、離れにあるレストラン(食堂?)でも食事ができるのだが、今朝初めて気がついた。メニューにコーンフレークがあることを・・・!俺の日本でのいつもの朝食メニューだ。軽めの食事とはいえ、栄養満点だ。

そして明日は、トレッキングのスタート予定。マナスル・ゲストハウスの紹介を受け、ガンジャラ・トレッキング・コーポレーションでガイドを雇うことにした。1日8ドル、トレッキング中の食事と宿泊代も俺が払う、ということらしい。1日8ドルと聞いたときはビックリしたが、日本出国直前に新聞で読んだ記事、「ヒマラヤ・トレッキング中に道を見失い、チョコレートと水だけで1ヵ月近くさまよい続けたオーストラリア人が助かった」という話と、ここ最近も、エヴェレスト・ベースキャンプ付近で遭難しかけた日本人がいると聞き、渋々8ドルで承知した。

ガイドと顔を合わせ、彼とともにトレッキングに必要なものをそろえる。ガイドのザック、シュラフ、高地で着る俺のダウンジャケットなどをレンタルする。「こりゃ、かなり出費するなぁ!もしかしたら600ドルなんて、アッ!という間に飛んで無くなるかも・・・?」と思った。

そして、トレッキングのスタート地点であるジリまでのバスのチケットも手配できて、出発準備は完了。

ガイドは、ラジン・タマン・シェルパ君。24才で、体はどちらかと言えば小柄だ。ガイドとしてのキャリアは6年。つい先日まで、イギリス人のガイドとして、エヴェレスト街道をジリからカラ・パタールまで歩き、帰って来たばかりだそうだ。これから俺が行くコースと全く同じだ。

初対面の印象は・・・、正直に言って、「今一つ気が合わない感じがするなぁ」っていうのが本音。ネパール人特有の、あの人懐こさがないんだよなぁ。しかし、もたもたしていても、時は過ぎていくだけ。明日は、5:30発のバスだ。早朝出発に備え、ガイドのラジンも今夜はここで宿泊。今日は早く休もう。

Img141
お世話になったレセプションのゴビンダとパブラム。

Img146
この2週間で最も親しくなった旅人、サムエル氏。

カトマンドゥ、マナスル・ゲストハウスにて

*この旅日記は1992年のものです。

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コメント

こんばんは~  ジンさん 若くてハンサムでしたね~
デシタ・・ いえ 現在進行形ですよ!
慕辺未行さん行くところ 魅力的ないい人に出会いますね
”野良牛”という単語を 私のブログへのコメントに
一度いただいた覚えがあります
ここの牛は 本当にそれがピッタリですね
旅の続き 楽しみに読ませていただきます~


bellaさんへ

若くてハンサム・・・私じゃなくて他の人たちのほうがよほど、ですヨォ (^_^;;ヘヘッ!
私なんて、どこか野暮ったいファッションだし、まるでセンスのかけらもないし・・・(。_。)
野良犬・野良猫・・・、そしてこの国には野良牛もいます。そして最もはばを利かせているのも野良牛かもしれません。
ヒンズー教では牛は”神様”ですから。
次回からはエヴェレスト・トレッキングです。雄大なヒマラヤの風景、存分にお楽しみください (^_^)!

投稿: bella | 2012年12月13日 (木) 21時38分

みなさん若くって自由で楽しそうですね。でも、お髭の彼氏はちょっとふけていますね。奥さんがいるからかしら?
ご自身も若くていい時でしたが、時代もいい時でしたね。


agewisdomさんへ

私の場合、若いと言ってもこの時30才まであと数十日の頃でした。でも、若く見えるかな? (^_^)ニコッ!
バプラム、やはり今回も『老けて』見えましたか?
以前、この記事を掲載した時も似たようなコメントされていましたよ (^_^)!
ほんの20年ほど前ですが、バブル経済がはじけた直後の年でした。
当時まだ『地球温暖化』という言葉はなかったでしょう。今の原発問題も含め、時代は急ピッチで進んでいるように思います。

投稿: agewisdom | 2012年12月13日 (木) 22時49分

前にも書きましたが、カッコイイですね。
私たちはネパールに行ってもトレッキングは
しなかったですので、こちらで気分だけ
味わわせて頂いています。
只、観光はエベレストの遊覧飛行だけでしたから・・・
ガイドまで頼むとは本格派ですね。
会話は英語でしたか。


matsubaraさんへ

いえいえ、ジャマイカンの2人に比べれば私なんて全然ですヨ!この2人のカッコ良さにはかないません (>_<)!
初めてネパールを訪れた時のトレッキングは、ガイドは雇いませんでしたが、今回は目的地の標高が5000mを超えますし、日本出国前に別のエリアですが『トレッキング中に遭難したオーストナリア人』のニュースを新聞で読んだこともあり、ガイドを雇うことにしました。
会話はほとんど英語です。ほんの少しはネパール語も使ったり教えてもらったりしていました。

投稿: matsubara | 2012年12月14日 (金) 08時09分

慕辺未行さんへ
お早うございます
私には想像も付かない世界です
若さだけでは乗り切れないいろいろな
ことが起こって来ますね
これからの展開を楽しみにしています


古都人さんへ

ヒマラヤ・トレッキングと言っても、そんなに大変なことではありません。
道中には村が点在していますし、ゲストハウスやロッジ、パッティと呼ばれる茶店もあり、日本での『登山』よりはずっと楽かもしれません。
ただ、目的地の標高が5000mを超えますから、高山病にだけは注意しないといけません。
ヒマラヤの雄大な景色、ぜひお楽しみください。

投稿: 古都人 | 2012年12月14日 (金) 09時05分

気の合う旅仲間に囲まれて・・・とっても楽しい毎日ですね~っnotes
拝見してても、自然と微笑んでしまいます
人との出会いって縁でしょうけど、やっぱり慕辺未行さんの人となりに違いありませんconfident
これからいよいよトレッキングですか
ガイドまで雇われるなんて、やっぱり本格的~
ますます楽しみですhappy02


きゃぶさんへ

スタッフ達とは毎日顔を合わせるのは当たり前ですが、ジャマイカンの2人は私同様、長期滞在していましたから、必然的に親しくなりました。
それに一人旅ですから、どんどん積極的に話さないと常に一人ぼっちですからね。
ガイドを雇うとかなり高くつきますが、事前情報などもあり今回は雇うことにしました。
ヒマラヤの景色を楽しみながらのトレッキング、どうぞ楽しみにしてください。

投稿: きゃぶ | 2012年12月14日 (金) 21時38分

標高5000mとあっては
ガイドなしでは無理でしょうね。
しかし、シェルパもやはり気が合う、合わないのがあるのか…
そりゃ何処の国でも色々な性格の人がいますものね。
これからの展開を楽しみにしています。


zooeyさんへ

いえいえ、たとえ標高5000m超えるとはいえ一般のトレッキング・パーミットで行けるところですから、決してガイドが必要というわけではないのですよ。
事実、ガイドなしでそこまで歩いて行ったトレッカーは何人もいましたから!
ヒマラヤ・トレッキングは登山と違って、誰にでも気軽に楽しめるようなアクティビティーです。
私のトレッキングと共に雄大なヒマラヤ、楽しんでくださいませ (^_^)!

投稿: zooey | 2012年12月14日 (金) 23時37分

またまた、数日分まとめて読ませていただきました。
今回の「ヘィ・・・、ウォッカ!」・・・「ノーノー!・・・、ジン!」
には、思わず笑ってしまいました~happy01
それにしても、マナスル・ゲストハウスで出会う人々は
みんなとても魅力的ですね。
そうそう、日本語で動物の名前が書かれた服を着た
娘さんも、新しい革ジャンや黒いジーンズを着た
慕辺未行さんも、どれもいい写真ですね!
これからの旅も楽しみにしていますnote


hananoさんへ

毎回本当に楽しんで戴いて、とても嬉しいです w(^o^)w!
「ウォッカ」だけでなく他にも「テキーラ」とか言われてから最後に『ジン』と言われたような・・・(笑)
皆、陽気で明るくて一人旅の私も楽しい日々を過ごすことが出来ました。
オーナーのお譲ちゃんのセーター、それぞれの動物をローマ字表記してあったのですが、私自身も驚きました。
このとき買った革ジャン、ずいぶんくたびれてきましたが、今も愛用しています。

投稿: hanano | 2012年12月16日 (日) 13時57分

慕辺未行さん  こんばんは
かっこ良くて素敵なお写真ですね~
その素敵さは今もあまりお変わりに成って
いないのかもしれませんね。
現地の方との気さくなお付き合いがお出来になるのは
慕辺未行さんのお人柄だと思いますが
一人旅ではこうした触れ合いが大切な事ではと思います。
日本語の勉強をされていると言う事は
それだけ日本人の旅人が多いのでしょうね。
トレッキング、ガイド付では安心ですね。
楽しみに拝見させて頂きます。


すみれさんへ

かっこ良くて素敵・・・(^_^;;ヒヤアセ!今では頭も薄くなった中年オヤジです(笑)
トレッキング出発まで3週間滞在しましたから、ゲストハウスのスタッフたちとは必然的に親しくなりましたし、時には自宅に招いて頂いたりと、私より彼らが気さくなのだと思います。
ネパールの人にとって日本は『憧れの国』で「いつか日本へ行ってみたい」という夢を持っている人も少なくありませんでした。その夢の第一歩として日本語を学ぶこと、とても大切なことのようです。
そして私と話すこと、つまりは日本人と話すことでなお『生きた日本語』を学べる、というわけです。
もちろん日本人の旅人も多く訪れます。ブログリンクしている方の中にも2人、ネパールを訪れたことがあります。

投稿: すみれ | 2012年12月16日 (日) 22時50分

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