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2012年11月29日 (木)

ゴビンダ君宅へ(再掲)

2月24日(月)

 わずか1泊で、かつて慣れ親しんだストーン・ハウス・ロッジを脱出し、マナスル・ゲストハウスに戻る。居心地・良。泊まり勤務を終え、夕方まで自宅にいるというゴビンダ君に「あなたも一緒に来ますか?」と誘われ、彼の家へ遊びに行くことにする。彼の自宅は、ゲストハウスから歩いて10~15分ほど。

彼の自宅へ着くと、ご家族の人たちは「誰?」というような顔つきだ。俺は覚えたばかりのネパール語で自己紹介した。

「ナマステ!マ・ジャパン・バーター・アーエン。メロ・ナム・○○・ホー(こんにちは!私は日本から来ました。名前は○○です)」
*ネパール語の語順は、日本語と同じです。単語さえ覚えれば、語尾変化が多少間違っていても、割と通じます。

このネパール語での挨拶が功を奏したようで、一瞬硬くなった雰囲気が、すぐに和らいだ。覚えたてのネパール語(ゴビンダ君に教えてもらったり、ガイドブックなどで覚えた)とアンチョコを使って、片言でもネパール語を話そうと心掛け、その結果、皆の笑いを誘い、気がつくと、もうそこにいる家族の一人一人の中に溶け込んでいた。

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ゴビンダ君の兄(ラビンダ)と弟(サビンダ)。ネパールの代表的なお土産の一つ、ライスペーパーのカレンダーにポスターカラーで色を塗っています。

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ゴビンダ君の父(ラム)、妹(ルビナ)、従姉妹(マカナニ)。女の子は2人とも美少女!でした。

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ゴビンダ君の弟、サビンダ君。なかなかの美男子。ペットのヤギにミルクを与えています。

そしてダルバート(ネパールの一般的な食事)をご馳走になる。タルカリ(野菜)はカレー味で炒めてあるようで、ちょっぴり辛い。ゴビンダが「”ピロ(辛い)”と言ってください」と耳打ちするので、そう言うと皆、大爆笑!

せっかくカメラを持って行っていたので、何枚か写真を撮らせていただいた。ゴビンダのリクエストもあって、ご両親や祖父母だけの写真も撮ってあげた。この国ではカメラは、まだまだ贅沢品。滅多に写真を撮る機会がないようだ。俺にとっても、彼らご家族にとっても、お互いに良い思い出・記念になるだろう。それにしても、もはやこれほど歓迎される事が起ろうとは思ってもいなかった。

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ゴビンダ君の自宅からは、スワヤンブーナートを眺めることができます。

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ゴビンダ君一家と。前列左から、ゴビンダの兄、弟、私。中列左から、ゴビンダ、従兄弟(ナンチュリ)、従姉妹、妹、祖母(ナウニマヤ)。後列左から、伯母(スレッシュ)、祖父(ナラヤン)、父、母(ビシュヌ)。

マナスル・ゲストハウスでも、他の宿泊客と親しくなった。特にアレックス、サムエルの2人のジャマイカン。アレックスは、ジャマイカのボクシング・アマチュア・ゴールドメダリストに輝いたそうだ。確かに彼の胸板は、服の上から見てもスゴイ!彼らは一見「強面(こわもて)」だが、黒人特有のいたって陽気で明るい性格。さすが、レゲェ発祥の国ジャマイカ!愉快な仲間だ。

そしてゴビンダやパブラム(彼もレセプション係)は、ネパール語を少しでも多く覚えようと、勉強に熱心な俺に、「マルシャンディ・シャララ」という、とても有名なネパールの歌を教えてくれた。何ともアットホームなムードである。

Mar Shyang Di Sha La La (マルシャンディ・シャララ)

Pan ko Pat Maya Timilai sam Than Chhu

Din ko Rat Mar Shyang Di Sha La La ...

カトマンドゥ、マナスル・ゲストハウスにて

*この旅日記は1992年のものです。

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コメント

慕辺未行さんへ
こんにちわ
ゴビンダ君一家との国際交流の生々しい様子が
良く判って興味津々でした
国際交流にはやはり度胸が大切ですね
恐れずに中に入って行って溶け込むことが
必要なのでしょうね
しかし私には貴方の様な度胸はありません
尻込みしてしまいそうです


古都人さんへ

ネパールへ初めて訪れたときも、親しくなった方のお宅に招かれたことがあります。
ですから雰囲気も何となく分かっていましたし、ゴビンダ君が日本語を話すことが出来ましたから、安心でした。
度胸なんて全然必要ないですよ (^_^)。誘われたから「じゃあ行ってみよう」で、初めてお会いするご家族の方々にご挨拶、できれば現地の言葉で・・・。その結果、アッという間に親しくなることが出来ました。
やはり現地の人々が使う言葉で挨拶すると、それだけでもう『よそ者扱い』されなくなるのです。
それにネパールの人々は、元々人懐こい性質なのです。
ゴビンダ君の自宅へは、この旅の間、数回遊びに行きました。

投稿: 古都人 | 2012年11月29日 (木) 16時38分

いつも思うけど、
慕辺未行さんは、本当の意味での国際交流をなさっているなぁって…ただ旅行するのでなく、ただ遊んでいるのでなく…
すてきなことですよね~heart04
臆病者のと~まには真似出来ない生き方ですぅ


と~まの夢さんへ

自分では”国際交流”だなんて思ってはいないのですけど・・・(^_^;;!でも他の方や、自分自身今改めて振り返れば、やはり”国際交流”なのでしょうね。
しかしそのように考えると、ゴビンダ君一家は私を通して『日本』のイメージを持ったでしょうし、重要な役割というか責任を負っていたのだと今さら思いました。
このようなこと、誰にだってできますってば!同じ『人間』です。猛獣などではありません。言葉が通じなくても、お互いに『理解しよう』という気持ちさえあれば、ボディランゲージだけでも充分!です (^_^)ニコッ!

投稿: と~まの夢 | 2012年11月29日 (木) 21時54分

慕辺未行さん こんばんは~  素晴らしいご家族の中に
入って またとない経験ができましたね 子供さん達は
美男美女だし、家族の優しい心遣いが にじんで見えます

慕辺未行さんの 周りには こういう”いい人”しか 登場しな
かったのに、 現実の日本のお仕事の社会で よくない人たちの
お話をお聞きして 残念に思いました~
それに お体も万全ではないのですね。 お若くて元気な
慕辺未行さんのイメージしか持っていなかったので、 少し
驚きましたが、 私も含めて 人の人生は山あり谷ありですね

お体お大事になさりながら お互い頑張りましょうネ! 


bellaさんへ

この日の訪問をきっかけに、このゴビンダ君宅には何度か遊びに行きました。その度にいつも温かく迎えてくださり、必ず食事を出してくれました。
開放感たっぷりで出かけた海外、そこで知り合った人々とは何のしがらみもわだかまりもありませんから。日本の現実社会での人々とは、やはり何かとあります。
頸椎椎間板ヘルニアの後遺症は自分自身では、もう諦めています。最近は食事も箸ではなくフォークを使って食べています。
ここ数年の私の人生、谷に落ち込んだままなかなか這い上がれないのですが、生きるためには頑張るしかありません。

投稿: bella | 2012年11月29日 (木) 22時29分

慕辺未行さん  こんばんは
素晴らしい旅行をされていますね。
ゴビンダ君のお誘いも慕辺未行さんのお人柄を
感じての事だと思います。
ご家族との交流は、一人だと戸惑いが多く
出来ないと思います。
イタリアで何度か訪問した事は有りますが、
娘と一緒で、私は言葉も分からず
溶け込むのに時間がかかりました。  
ゴビンダ君一家は美形ですね。
バザールのお写真、興味深く拝見しました。


すみれさんへ

ゴビンダ君自身は当時、日本語学校に通いながら夜はゲストハウス(宿直)で働いていました。
日本語を学んでいる彼にとって、日本人の知り合いを自宅に招待し家族に紹介することは、とても嬉しいことだったでしょうし、そんな彼を家族の人たちも誇りに思っていたかもしれません。
初めてネパールを訪れた際も、親しくして頂いた方に帰国前に招待されたことがありましたし、経験がありましたから何の躊躇も無かったのだと思います。それに”一人旅”ですから、何事も”1人”です (^_^)ニコッ!
たしかに『イケメン兄弟』にアイドル並みの『美少女』ですよね。ネパールって美人が多いです。
バザール、初めてネパールを訪れた時、ゲストハウスで自炊していましたから、何度も買い出しに行ったところです。
売られている野菜、日本のものとあまり変わらなかったです。

投稿: すみれ | 2012年11月29日 (木) 22時29分

彫が深くて男女ともきれいな方がおおいですね。フレンドリーな笑顔がさわやかですね。


agewisdomさんへ

彼らは古くからこの地に住む『ネワール族』なのですが、インド・アーリア系なのでしょうか、たしかに彫が深く顔立ちも整っていますよね。
私自身何度かネパールを訪れ、”美人”が多いことは重々承知していました。
民族的に『人懐こい』性質なのでしょう、すぐに親しくなり素敵な笑顔を見せてくれました。

投稿: agewisdom | 2012年11月29日 (木) 23時27分

ゴビンダくんにサビンダくんとは兄弟で
似た名前がつけてあるのですね。

私の知り合いはシャラダさんです。
女性で初めての大学教授です。
日本語がとてもうまいこともあり、
ネパール語はマナステだけとは
情けないです。10年上達していません。


matsubaraさんへ

3人兄弟、名前はラビンダ、ゴビンダ、サビンダ、意味は知らないのですが、日本の太郎、次郎のようなものかも・・・?
ゴビンダという名前は、かなり多く聞きました。他にも数人ゴビンダという名前の人にあったことがあります。(『東電OL殺人事件』で無罪確定し、先日ネパールへ帰国されたマイナリ氏もゴビンダさんでした)
この頃は私も多少話すことが出来ましたが、今ではずいぶん忘れました。ドイツ語然りです。
言葉は使わないとどんどん忘れていってしまいますね。

投稿: matsubara | 2012年11月30日 (金) 09時36分

一言で海外旅行といっても
ツアーで行く、個人で行く、現地の友人宅を訪ねる…と
色々な形態がありますよね。
その面白さ、印象深さは、断然後者の方が深まる気がします。
私は現地の友人宅に泊めて貰ったのは北欧くらいかなあ。
デンマーク人の家庭に歓待されて、非常に楽しい経験をしました。
でもそれは、以前から知っていた友人の家に行った訳で
現地で知り合った人の家に泊めてもらうなんて
中々できることではありませんね。


zooeyさんへ

ゴビンダ君宅へ泊めていただいたわけではありませんが、午前中から夕方までお邪魔していたりしたことはありました。
ドイツではエルマー&アンジュラ宅にいつも泊めていただいてます。
今回このように現地で知り合った人の家に招待して頂き、個人旅行ならではのことと思います。
現地の人々の生活に直接触れることができますし、より思い出深い旅なります。
3ヵ月に渡るこの旅の中で、今後も現地の人のお宅へ数回訪れています。そちらも楽しみにしてください。

投稿: zooey | 2012年11月30日 (金) 11時54分

みなさん、慕辺未行さんの人柄に惹かれるのでしょうねnotes
いくら人懐こい方々と言っても、ご自宅に招かれるなんてなかなか~
積極的に触れ合って、出会いを大切にする姿勢shine・・・見習わなくっちゃと思いつつ、とても私には困難ですthink
自分が旅をすることで、“日本人は良い人だ”という印象を持っていただけるなんて、素敵ですよね~


きゃぶさんへ

いやはや私の人柄・・・だなんて (^_^;;アセッ ← 冷や汗ですヨォ!
私自身2度目のネパールで、多少ネパール語を話せたこと、そしてゴビンダ君が日本語勉強中でずいぶん日本語を話せたことが、招かれた一つの理由だったのでは?と思います。
それに彼自身、私と話すことで『生きた日本語』の勉強になりますから!
それにこういう体験って、”ひとり旅”ならではのことで、現地の人々の中に飛び込んで、ウンと楽しまなきゃ (^_^)!
>”日本人は良い人だ”という印象を持っていただけるなんて・・・
そう、ここが大切なのですよ。私個人で『日本代表』を背負っている自覚はありませんが、この家族にとって私は『日本人の代表』のようなものですから!

投稿: きゃぶ | 2012年11月30日 (金) 22時52分

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