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2012年4月12日 (木)

(再掲)トレッキングを終えて

~ 巡 礼 の 旅 ~

 この2週間、ただひたすら歩き続けた shoe 。体の調子は決して良くはなく wobbly 、山での水や油が合わなくて、下痢をしていたし、水脹れができたのも、それによるものだ。また、南京虫やノミなどの虫が、シュラフやトレッキング中ずっとはいていたジャージに住み着いたままだったようで、傷をより多く、またひどくした shock

しかし、良い’旅’だった confident 。アンナプルナ内院、山への憧れ、ムクチナート巡礼。ジャングルでたった一人迷い込んだ時の、何とも言えない孤独感 despair 。言葉が違っても、伝えようとする意志さえあれば、民族・人種の問題なく、話ができる happy01 。しかし、それらはすべて’歩く’ことから始まっていた。’歩く’こと、そこに生きていくうえでのすべての原点があるように思われた think

そして、人間とは、本当にタフである。精神的にも肉体的にも!自分がいかに弱いかと思っている人でも、いざ自分だけ、しかもそれを突破しなければどうにもならないほど、追いつめられれば angryガンバ、とてつもない力を発揮すると思う。

毎日、平均して5~6時間、2週間歩き続けられた体力、そして根性。歩いてみて、初めて多くのことに気がついた。もちろん、’歩く’以外に交通手段がないところだから、そうせざるをえなかった。

ムクチナートの丘に立った俺は、日本を離れる直前の混乱していた俺ではなかった。ある自信、何か一つのものが見えてきた。そしてさらに、それを飛躍させる必要を感じた。景色だけを見に来たトレッキングではなかった。俺が俺自身を試し、捜し続けた”巡礼の旅”だった。

*この旅日記は、1984年のものです。

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コメント

手足の傷の痛みに耐えながら2週間も歩き続けられたなんて、ただただ驚きです。

でも、ひとつのことをやり遂げた達成感や人との出会いなど、普通の観光ではぜったいにできないような貴重な体験をたくさんされましたよね。
確かに人生観が変わるだろうな~と思いました。
私にはできないことなのでちょっとうらやましいな・・・。

本当にお疲れ様でした。


みーこさんへ

「まだ若かったから」とか「歩くしかないところだから」と言えばそれまでなのですが、何しろヒマラヤ奥地、医者がない・・・(^_^;;!自力で前に進むしかない!のですよぉ (;_;)!
でも痛みが激しかったのは、最後の3~4日だけです。
当時まだ22才の若造でしたから、色々感じることも多かったと思います。とくに”達成感”はより強く感じました。
その時まで山登りの経験なんてほとんどありませんでした。それなのにヒマラヤの麓を歩くことができたこと。富士山より高いところまで行ってしまったこと。
そして最も大きかったのは、自分自身の可能性に改めて気付いたということでしょうか?!
この旅日記、この後もダラダラとカトマンドゥでの日々のこと、書き綴ります。

投稿: みーこ | 2012年4月12日 (木) 07時24分

ポカラももう一度行きたいと思いながらなかなか
むつかしいです。
本当にいいところでしたね。

でも、南京虫がいるなんて信じられません。
コワーイです。
見たことないですから・・・
若い時であるからこそ体験できたことですね。


matsubaraさんへ

ポカラの街、気候は温暖で、ヒマラヤを間近に眺められ、カトマンドゥとはまったく異なる、いわゆる”リゾート地”ですよね。
当時のトレッキングルート上の村のロッジ、ベッドに薄っぺらいマットレスがありましたが、いつもジメッとした感じでした。
日なたに干したりする習慣がなかったのかもしれません。それ故、そのようなところから虫がシュラフに侵入してきたのでは?と思います。
若い時だからこその体験・・・、のはずがバブル経済が崩壊した後、再びネパールをのんびり旅していました (^_^;;!
トレッキングの後は、カトマンドゥでののんびりした旅の日々、書き綴ります。

投稿: matsubara | 2012年4月12日 (木) 18時31分

慕辺未行さんへ
こんばんわ
体を張っての2週間に及ぶトレッキング 本当にお疲れさまでした 若さ故に出来た大冒険だったのでしょうが 一生の良い思い出になったことでしょう
最後には優しい日本人の方の行き届いた配慮で大助かりされましたね これも慕辺未行さんのお人柄によるものだと思いました
長きにわたっての海外旅日記 有難うございました
ハラハラドキドキの展開でした こんな命掛けの体験をされた慕辺未行さんに心より敬意を表したいと思います


古都人さんへ

今の年齢になってこの時を振り返ると、確かに”大冒険”でした。何しろ海外旅行さえ初めてなのに、一人旅。さらに山登りの経験さえほとんどないのにヒマラヤ・トレッキング。
”冒険”と言えば聞こえはいいですが、やはり”無謀”です。
彼らはカトマンドゥのゲストハウスでも一緒でしたし、他の宿泊客より若く、またカルカッタで盗難に遭った私を気にかけてくれました。
トレッキングは終わりましたが、この旅日記、この後もカトマンドゥでの暮らしへと続きます。インドでクーデターが勃発した直後なので、ネパールから動けなかったので、カトマンドゥでのんびりしていました。
カトマンドゥでの様々な体験、今後書き綴っていきます。

投稿: 古都人 | 2012年4月12日 (木) 18時49分

健康体でも過酷なトレッキングだと思います。
お身体の傷の痛み、特に足の痛みに耐えての
トレッキングは相当な精神力も必要かと思います。
心優しいお友達のご配慮は、慕辺未行さんの
お付き合いの素晴らしさに繋がるのでしょうね。
2週間のトレッキングの達成は、大きな自信と
これからの生き方にも大きなプラスと
成ったのではと思います。
本当にご苦労様でした。
感動で拝見させて頂きました。


すみれさんへ

この時私が歩いたコースは、最高到達点の標高が4000m未満ですから、それほど過酷なものではなくむしろ”初心者”向けのトレッキングコースのようなものです。
って、今だからそう言えるのですが・・・(^_^;;ヘヘッ!
最後の3~4日は痛みに耐えながらただ前へ進んでいました。とにかく一歩ずつ前へ進まなければ、何も進まないのです。
彼らは私よりずっと年上で、カトマンドゥでも同じゲストハウスでした。他の宿泊客に比べ若い私を気にかけてくれていました。
この2週間のトレッキング、確かにその後の私にとって大きな影響を与えました。自分自身の知らなかった可能性のようなものを見つけたようでした。
今後もこの初めての海外旅日記、ダラダラと書き綴ります。

投稿: すみれ | 2012年4月12日 (木) 19時17分

慕辺未行さん
毎回、感心しつつ感嘆しつつ読ませてもらっていますぅ(*^-^)ニコ
さて、すごく単純なことに疑問をもってしまい、気になって仕方ありません~(o´_`o)ハァ・・
1984年の旅日記ということは、ブログをそのころからアップなさってらしたってことなのでしょうか?
だとしたら、すごいなぁって思いましたhappy02


と~まの夢さんへ

長編小説に挑戦し書き綴られていると~まの夢さんから、そのように言われますと嬉しいです (^_^)!
初めての海外を1人で旅し、案の定、トラブル続きの旅が続きます。
ご質問ですが・・・(゚o゚)ホェッ?まさか?!
その頃、ブログという言葉さえありませんでしたヨォ (^_^;;
当時、旅のサークルに所属していて、会誌の原稿用も兼ねて旅日記を書きまとめていたのです。
それと自分自身の記憶と記録のため、でもあります。旅日記を書き残したおかげで、今でもこの時の旅を鮮明に思い出すことができます。
この旅日記、この後はカトマンドゥでのことを書き綴ります。

投稿: と~まの夢 | 2012年4月12日 (木) 19時45分

なんかすごい経験の連続だから、自分の足で歩いたから、だから忘れない。これぞ旅の本質であり醍醐味であるって感じがします。私にはとてもできないけれどね。素晴らしい経験は一生の財産ですね。


agewisdomさんへ

すごい経験・・・、いやいや今振り返れば”無謀”な経験でした(笑)。
しかし自分自身の足で歩き、そこで感じたこと、得た経験は何物にも代えられないと思います。
そして予期せぬトラブルが起こったり、それを乗り越えたりするのも、旅の面白さなのでしょうね。
このトレッキングの経験は、その後の私を少しは山に登るきっかけにもなりましたし、再びネパールへ足を運び、エヴェレストを見に行く旅の原点でもありました。

投稿: agewisdom | 2012年4月12日 (木) 20時40分

2週間、ひたすら歩き続ける。
日本に住んでいる人で、そのような経験をする人って
ほとんどいないでしょうね。
人間ってタフ。そうかもしれませんね。
自分の力でなんとかしないといけない状況に
追い込まれると、自分でも思ってもいない力が
発揮できるのかもしれないですね。
幸か不幸か、僕はまだそんな状況になったことは
ないですけど。


Junjiroさんへ 

そうですねぇ...全体から見ればこのような経験ができる日本人、わずかかもしれないですね。
学生さんの長期休暇や仕事をリタイアした社会人など、そのような人でなければ、これほどの時間は取れないですよね。
現地、特にポカラやカトマンドゥで泊まったゲストハウスには、そのような人がたくさんいたので、あまり気にしたことはありませんでした (^_^;;ヘヘッ!
『火事場の馬鹿力』ではありませんが、当時の私にしては思っていた以上の頑張りでした。肉体的にも精神的にも!
この旅日記、今後はカトマンドゥでのことを書き綴ります。

投稿: Junjiro | 2012年4月12日 (木) 21時35分

若いからこそできる貴重な経験present
ステキな旅物語、ありがとうございましたconfident
なんだか今の自分を振り返って、「なせばなる」みたいな気持ちになりました
自然との触れ合い、街や人との出会い・・・
やっぱり旅って良いですね~っshine


きゃぶさんへ

若い時だからこその貴重で”無謀”(←強調)な体験でした (^_^;;!
今振り返っても、当時の私を考えれば”無謀”なトレッキングだったと思いますが、しかし新たな一面や可能性に気づかされたトレッキングでもありました。
そう、『成せばなる、成さねばならぬ何事も・・・』です。たとえ”無謀”だったとしても、この体験は今も生きています。
この後もこの初めての海外旅日記、書き綴ります。
カトマンドゥでのんびりと旅の日々を送ります。

投稿: きゃぶ | 2012年4月12日 (木) 23時26分

巡礼の旅、きっと心の巡礼ともなったでしょうね・・
お疲れ様でした  コツコツと努力しながら人生を送るという
ことが その後の生活に きっと役立ったことでしょう

再掲載ということですが、 ほぼ 昔のままの文章ですか
私の場合、昔の記事は 不満だらけで 大きく手直ししてますが
慕辺未行さんは さすがの高水準で 素晴らしいといつも
思っています!


bellaさんへ

当時の私としては色々な意味において、新たな発見があったと思います。とくに精神面では、成長できた2週間だったでしょう。その点では、心の巡礼でしたね。
前回ブログに掲載した時と文章はそのままです。写真の表示方法だけ変えました。
この旅日記、現地で書いていた日記をもとに帰国後ワープロで清書、プリントして残す際もかなり校正しました。
その後も新たなワープロ、そしてパソコンを買う度に新たな記憶を書き加え、内容をより充実させてきました。
そしてブログに掲載する時も、さらに校正しています。
つまりこの旅日記も、何度も何度も手直ししたものなのです。

投稿: bella | 2012年4月13日 (金) 21時27分

素晴らしい経験をされましたね。
さまざまな困難を超えて、2週間ただひたすら
歩き続けられた中で見えてきたこと、感じたことは、
きっと一生の宝物となったことでしょう。
そのような経験が、今の慕辺未行さんを
作っておられるのでしょうね。
「’歩く’こと、そこに生きていくうえでの
すべての原点があるように思われた」
本当に素晴らしい言葉です。


hananoさんへ

初めてのトレッキングはトラブル続きで、今思い出しても「よく歩いたワ」と苦笑いしてしまいます。
しかしその中で得たもの、これはとても多かったです。
精神的に追い詰められたり、ときにはたくさんの人に助けられたり、それまでの人生では決して体験したことがないことの連続だったと思います。
今ではマイカーばかりの旅をしている私ですが、もう一度原点回帰しなければ・・・、と反省しています。

投稿: hanano | 2012年4月14日 (土) 12時21分

慕辺末行さん、トレッキングお疲れさまでした!
足が痛そうで痛そうで目も当てられず、いや読むに忍びなく・・・
でも、引き込まれて読ませていただきました。
「歩いて」色々なことを学ばれましたね。
逞しい若者の姿が目に浮かびます。
やさしい人たちの出会いも旅の財産ですね。
名前が浮かばず「シック・ジャパニーズ」発想が可笑しかったです。

人は追い詰められれば ガンバ!とてつもない力を発揮すること、私も勇気を頂きましたよ。
  
異邦人良い歌ですね~今も歌われますか?


のこのこさんへ

すべては”無謀”なチャレンジから始まったのですが、それにしても色々なことがあった2週間でした。
道に迷ったり、怪我をしたり、精神的に追い詰められたり、助けられたり・・・。
この体験で一回り成長できたと思います。何しろまだ22才の頃ですから!
彼らは2週間ほど顔を合わせていなかったので、私の名前をど忘れしたらしく、それでも予約を取っておいてくれたことが嬉しかったです。
”異邦人”、今でも大好きな歌です。YouTubeで今もよく聴いています。

投稿: のこのこ | 2012年4月14日 (土) 12時24分

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