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2012年4月 3日 (火)

(再掲)ムクチナート ~聖地への道~ その7

11月16日 ”イメージとの遭遇”

マルファ8:00(徒歩)10:00ジョモソム11:00(徒歩)13:50カグベニ

 6:30すぎ起床。アップルパンケーキ apple cake とホットチョコレート cafe で朝食。かなり冷え込んでいて、寒い。宿泊代を支払うと、今までのところに比べて、やや高い wobbly 。電気 flair が通っているからかな?

この日は8:00出発。マルファの街をゆっくり歩く。なるほど、真っ白に統一された石造りの家やロッジが、街道沿いに建ち並び、中世の雰囲気をかもし出している good 。これまで通って来た村々とは、ひと味もふた味も違う lovely 。昨日会ったカナダ人夫婦が勧めるのも、納得だ happy01

マルファの村を外れると、次の村はいよいよ一大都会(?)ジョモソムだ。辺りは低い山に囲まれ、川が流れ、他には見るからに何もない。シルクロードを行くような気分だ confident 。行く先の方から、チベット服を身にまとった人々が歩いてくる。いかにも”巡礼”という感じだ wink 。「あ~異邦人、巡礼の旅人!」と、心の中でつぶやく。いや、今の自分も、ある意味において”巡礼の旅”をしているのかもしれない bleah

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マルファ~ジョモソム間にて。ニルギリを眺めながら・・・カリガンダキの川原を歩きます。

そんなことを考えているうちに、吹き流しが見えてきた。ジョモソム飛行場 airplane だ。チェックポストに10:00着。ここジョモソムは、銀行 bank 、郵便局 postoffice 、医者 hospital 、ネパールアーミー(軍隊)の基地もあるそうだ。昼食 restaurant には早いが、ここで腹ごしらえに、フライドポテトを食べる。1時間、ゆっくり休憩した。というか、足首の傷が化膿していて、ずいぶん痛かったのだ wobbly 。手首の傷までも、化膿し始めた。この痛みで、ムクチナートまで行けるかどうか、心配になって来た think

ジョモソムを11:00に出発し、タックコーラ右岸の川原を行く。大きな石がゴロゴロしていて、足場が悪く歩きにくい。実に疲れる。約2時間もの間、パッティはなかった。やっと、カグベニとムクチナートとの分岐点まで来た happy02 。そこのバッティの人に聞くと、「ムクチナートへは、ほとんど登りで2~3時間。カグベニへは1時間ぐらいだ」とのこと。足の状態を考えて、ムクチナートは翌日にまわし、カグベニへ向かった shoe

比較的、平坦な道で50分、城塞のような村が見えてきた。村の中へ入って行く。マルファ以上に落ち着いた、中世的な、時代をはるかにさかのぼったような不思議な村だ good 。やはり、ここは異国。建物は、かつて何らかの戦いがあったのか、ところどころ朽ちている。しかし今でも、村の人々は、その朽ちた建物の中で暮らしている。

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1984年当時のカグベニ村入口。
今ではカンニと呼ばれる仏塔門が、旅人たちを迎えてくれます。

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カグベニ村の中。一般民家やロッジが建ち並びます。

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カグベニ村とその付近です。ちなみにこれは、絵葉書です。

カグベニから北は、ツーリスト進入禁止 ban だ。この先にはムスタン王国(ネパール国内だが、特別に独立自治が許可されている。ムスタンラジャ(王)が統治)、さらに国境を越えチベット、そしてシルクロードへとつながる。

*1992年、カグベニ以北のムスタン王国は、外国人にも開放されました。ただ、その年はまだツーリストのためのゲストハウスやロッジがなく、食事提供も困難なため、行くのであれば、ガイドやポーター、キッチンボーイなどを雇い、テント泊で行かなければならなく、その上パーミット料金が異常に高かったので、個人旅行者は皆、諦めていました。

カグベニでは、アンナプルナロッジに宿を決め、夕方まで村を彷徨う catface 。子供たちの遊ぶ声、川で洗濯する女性たち、アンモナイト売り、のそのそと歩く水牛、石造り、石畳・・・、斜陽が村を赤く染める。日本出発時のイメージが、ここにあった lovely heart sign03 俺は思わず、あの名曲”異邦人”を何度も口ずさんだ notes

夕食は、ベジタブルフライドライスとフライドエッグ(目玉焼き)、そして久々の肉で、ミートスプリングロール(肉入り春巻)。さすがにうまい delicious 。野菜だって、下の方の村では青臭い菜っ葉だったが、ここはキャベツだ。栄養がとれた happy01

だが、足首と手首の化膿がひどい wobbly 。左手親指にも、黒ずんだ腫物ができていた shock 。いやな予感だ weep 。夜、それがやたらと気になり、心臓の鼓動がそこに集中しているようで、なかなか寝つけなかった。

カグベニ、アンナプルナロッジにて

*この旅日記は、1984年のものです。

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