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2011年8月15日 (月)

二度とあってはならない・・・

 今日8月15日、66回目の終戦記念日。戦いに敗れ、多くの尊い命が亡くなったのに、なぜ『記念日』なのか、今だにこの呼称が心に引っ掛かります。

それはさておき、『戦争は、勝っても負けても、多くの犠牲者を出す』ことは間違いありません。たとえ戦争に勝ったとしても、それによって得たものより、失ったもののほうが多いのでは・・・?と思います。

とにかく、もう2度と「戦争をしてはならない」と、強く感じる日です。近隣諸国の横暴な挑発が度々ありますが、『野蛮な国』と無視すればいい。平和を願う世界中が、同じ考えを持っていると思います。

私の母方の祖父は、昨日のブログでも少し触れましたが、近衛兵として出征し、亡くなりました。祖父も戦没者の1人です。
祖父が残したアルバムには、天皇・皇后両陛下をはじめ、各皇室閣下、日清・日露戦争で名を馳せた乃木大将や東郷元帥、満州国陛下であった愛新覚羅溥儀・・・、時代のそうそうたる人物の写真が残されています。映画『硫黄島からの手紙』でもクローズアップされた”バロン西”こと西竹一氏の馬術の写真もありました。

亡き祖父の形見であるアルバムの中に、我々日本人は、自衛隊以外は『二度とこのような教育を受けてはならない』と思わせる写真がありました。少しだけですが、紹介します。

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戦死した祖父が残したアルバムです。『我等の思ひ出 近衛歩兵第四連隊』とあります。

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右が、若かりし頃の祖父です。

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アルバムに残されていた写真。実戦訓練だと思います。さらに数枚ありました。↓

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このような訓練、我々日本人は”必要ない”と肝に銘じなければなりません。「決してあってはならない!」と。
しかしそれでも、近隣の時代錯誤の思想を持った国や、何でもコピーで技術が伴わない口先だけ大きい隠蔽体質の国が、いつ何時、我が国日本に刃を向けるか分かりません。
せめて自衛隊だけは、「このような訓練があっても仕方がないのかな?」と思います。
”必要ない”に越したことはない・・・のですが・・・(-_-)ウーン?

最後に、厳しい訓練を受けていた当時の兵隊さんたちにも、ホッ!とするような楽しい癒しのひとときがあったことも、お伝えします。

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ビールやウイスキーを飲みながら、寛いでいる様子です。眼鏡を掛けているのが祖父です。どうやら祖父は、ウイスキーを嗜んでいたようです。手許の箱には”TORYS”と書いてあります。

祖父が残したアルバムから、数枚の写真紹介しましたが、いずれも「今後二度とあってはならぬ」様子の写真です。
66年前、終戦したこの日、亡き祖父が残してくれた写真を見ながら、平和への願いをいっそう強く感じました。

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コメント

慕辺未行さん
 おはようございます(^・^)
私も同感です。
何故「記念日」なのか?
記念日は好いことに使うべきですね。
毎年、この言葉を耳にすると不思議に思います。
戦争が好い事なのか?と怒りを感じます。

自衛隊は不慮の災害時にだけの活動・活躍で
終わって欲しいと心から願います。

 戦争は戦地でご苦労された方達、不幸にも亡くなられた方たちはどれほど日本に帰りたい、家族に会いたいと思われたことでしょう
その事を忘れてはならないと。

内地の皆さんの苦労、私は幼いでしたが
父や母の苦労を見てきましたし、食べ物の無い時代も少しは経験しました。

8月15日は「戦争は絶対にしてはいけない」を肝に銘じる日でありたいです。 


コスモスさんへ

なぜ『記念日』なのか、敢えて自分を納得させるとしたら、「忌まわしい戦争が終わり、平和がやって来る日」であることを”記念”したと、考えています。それでも、無理やりですが・・・(^_^;;!
当時の人々はきっと、『日本が負けた』事実にショックを受け、「これで平和が訪れる」は二の次だったことでしょうね。
自衛隊のあり方については、国民も政治家も様々な意見がありますが、日本も国際社会の一員である以上、世界から要請があれば海外派兵も止む無しだと思います。もちろん、実戦の場に行けというのではありません。後方での支援や、戦地での一般人の救護などのことです。
ここで紹介した写真のように、相手に銃などを持って戦うことは、断じてあってはなりません。それでは”自衛隊”ではなく”日本軍隊”となってしまうからです。
新聞には、戦争の悲惨さを今に伝えるべく、連日”特集記事”が掲載されていました。戦争を体験した90代の方々の生々しい話、記事を読むだけでも『この世の地獄』だったことが容易に知れました。
私の祖父の遺骨はありません。海に沈んだままです。その時の恐怖は如何ばかりだったろうと思わずにいられません。
とにかく、あのようなことは『2度とあってはならない』と、強く願うばかりです。

投稿: コスモス | 2011年8月16日 (火) 08時03分

以前もおじいさまのりりしいお写真を拝見しましたね。
何だか慕辺未行さまに似ているような・・・
エリート軍人でいらしたのですね。
そのころもうウイスキーとはモダンでしたね。

父は東京で薬品会社に勤めていましたので徴兵は免れました。
理系はその頃学生も学徒で戦争に行きませんでした。

従兄は名大の経済でしたので、徴兵されサイパンで玉砕しました。
名大経済学部の前の名前は名古屋高等商業学校でした。

父は戦後帰省し、母校の大学教授となりました。


matsubaraさんへ

祖父が近衛兵だった、ということを誇りに思いつつも、やはり戦争は二度とあってはならないと、強く思います。亡くなった祖父も、あの世でそう思っているに違いありません。
私の叔母は私が年を経るたびに、「祖父に似てきた」と言います。少しは似ているのかな?
写真を拡大してみましたら、”TORYS”と書いてありましたので、私も驚きました。トリスウイスキーそのものは国産ですが、表示が横文字なので、その時代に許されていたのが不思議です。
父上様、徴兵を免れて幸いでした。戦局が悪化しても理系の学生さんは免れたのでしょうか?それも不思議な気がします。
玉砕・・・、映画やドラマでそのようなシーンを見ましたが、”地獄絵図”を見ているようでした。遺骨や遺品、見つかっているのでしょうか?
父上様が徴兵を免れたからこそ今こうして matsubaraさんともご縁があるのかもしれませんね。

投稿: matsubara | 2011年8月16日 (火) 10時03分

外国語禁止なのになぜTORYSなのかしら?不思議な気がします。もっとも軍にいなければお酒なんてなかったかな。田舎では密造のドブロクがあったのを覚えていますが。
なぜ記念日か。「memorial」歴史的記録にも使われていますから、私たちが愚かな戦いを忘れないために記憶にとどめる日という意味合いではないでしょうか。外国でも戦没者を忍ぶ時も同じことばですし、私にはさして違和感はないのですが。もちろん「敗戦の日」としてもかまいませんが、たとえば一周忌なども「memorial」つまり記念日です。その人を忍ぶ日です。日本語の記念には「思い出」や「かたみ」の意味もあります。


agewisdomさんへ

私も不思議に思いました。その時代”敵国語”は使用禁止だったはずなのに、箱には”TORYS”その下にも”MALT WHISKY”と印刷されているようです。
この写真がいつ撮られたものなのか分からないのですが、こんなひとときもあったのだと、少しはホッとしたものです。
『記念日』、そのようにも取れるのですね。確かに、戦争という愚かな行為をした事実、これを風化させてはなりませんし、二度と起こさないためにも語り継ぎ、日本人の心に永く留めなければなりません。
私はいっそ『終戦記念日』ではなく『平和祈念日』としても良いのでは、と思います。しかし『平和祈念日』なら、広島や長崎に原爆を落とされた日のほうが、相応しいかもですね。

投稿: agewisdom | 2011年8月16日 (火) 13時27分

慕辺未行さんへ
昨夜のNHKの特集番組・開戦70年「日本はなぜ無謀な戦争をしたのか」戦中編は開戦から次第に戦況が不利になって行く間の戦争指導部 とくに陸軍と海軍の対立と指導者不在の様子が描かれていました 約300万人もの人が亡くなったと言うのに
かつ国力の無さが判っていたのに戦争を続けた軍部の無責任さには言葉もありません
再びこの様なことがあっては絶対いけませんが 果たして国民の力でこれらを阻止出来るのか心配です
政治家の皆さんの良心を信じるしかないですが 政治家を選ぶのは私達国民一人ひとりです


古都人さんへ

NHKのそのドラマは見ていませんでした。しかし、陸軍と海軍での対立、指導者不在とは・・・?!驚きました。それでは統制がとれず、無茶な戦いを続けただけのようにしか思えません。
当時の軍部の中には、アメリカとの国力の差は歴然と分かっている人もいただけに、説得しきれず開戦せざるを得なくなったのが残念です。
再びこのような時代が来るとは思えませんが、心配なのは今だ時代錯誤の思想を持ち続ける国が、すぐそばにあるということ。万が一、その国が日本にミサイルを撃ち込んだとしたら、どのような判断を下すのか?私たちにとっても、重要な問題です。私には、答えが見つかりません。

投稿: 古都人 | 2011年8月16日 (火) 14時31分

終戦記念日、毎年聞いてはいますが、
記念日と言う言葉の意味を深く考えず聞いていました。
戦争は勝っても負けても多くの犠牲者がでる
そうですね。戦地へ出かけなくとも原爆投下で多くの
犠牲者もでました。
世界中の人が平和を願っていると思います。
戦争は絶対にしてはいけないと
全ての人が心に留めて欲しいものです。


すみれさんへ

戦争で亡くなられた人々にとって、『記念日』という言葉はどのように聞こえるでしょう。負けたのに『記念日』・・・、やはり私には不思議です。
勝っても負けても、大きな犠牲を払うことだけは間違いありません。国力そのものも低下していきます。
残るのは、広大な焼け野原と瓦礫の山・・・。
それなのに、近隣の国で核開発を推奨したり、軍事パレードを行うなど、時代錯誤の国があること、本当に不安です。
戦争は、二度とあってはならない・・・のですが、日本に対して今も挑発的な行動を取り続ける国々が、すぐ近くにあるということ、これだけが心配です。

投稿: すみれ | 2011年8月16日 (火) 15時46分

agewisdomさんのコメントなるほどそう言う考え方もあるのだと
興味深く拝見しました。
 そして古都人さんのコメント、私もNHKの特集番組は
見ていなくて、
コメントを拝見して、改めて戦争が否応なしに進んでゆく様子、
日本の舵取りを任す政治家
選ぶ私たち個人の責任なども痛感しました。
 すみれさんも戦争は絶対にしてはいけないと
三人三様のコメントに共感する事が多くて
私も改めて戦争なついて、考えさせられる機会を得ました。

 読み捨てになさって下さいね。 


コスモスさんへ

ハイ、ありがとうございます。
では、失礼させていただきます。

投稿: コスモス | 2011年8月16日 (火) 17時31分

おじいさまの貴重な写真、ありがとうございます
本当にもったいない命がたくさん失われました
たくさんの悲しみが引き起こされました
平和祈念日と呼びたい気持ちですね
自衛隊には複雑な感情を持っていますが、震災など国内で何かあったときに、これほどまた信頼のおける存在はないですよね
訓練を続けること、軍事力を確保することで、戦争に対して抑止力が働くというのも、皮肉ですケド・・・必要悪(と言っては失礼ですが)でしょうか
願わくば、いつまでも実動の必要がない世の中でありますように・・・


きゃぶさんへ

祖母が他界した時、これらのアルバムを我が家に持ってきました。おかげで生前の祖父の姿、軍での様子を少しでも知ることができました。
祖父のことも戦争も知らない私にとって、貴重な写真ばかりです。
自衛隊、震災後も被災地で活躍していましたね。その姿には頭が下がります。彼らのように常日頃から肉体的にも精神的にも鍛えられている人間が、いざというとき大きな存在となるのですよね。
その一方で、核や弾道ミサイルをせっせと作り、「いつでも戦争を起こしますよ」というような国が、すぐ近くにあるのも事実です。アメリカに対抗しようと軍拡を進める大国もあります。
実戦経験なく終わるに越したことはありませんが、万が一に備えも必要のように思います。

投稿: きゃぶ | 2011年8月16日 (火) 23時39分

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