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2010年9月16日 (木)

ネパール再会の旅 86 『サヨナラの朝』

6月2日(木)晴れ
カトマンドゥ13:30(SQ413)22:05シンガポール *ネパールとの時差2時間15分

 7時45分起床。浅い眠りしかできなかった。ヤク・レストランへ行って朝食を取る。ネパールでの最後の食事だが、いつものようにトーストとコーヒー、オムレツとする。40ルピーだ。

8時30分過ぎよりシャワー、髭そり、歯磨きと帰国直前のリフレッシュ。髪も乾き、荷物も片付け9時30分、出発準備完了だ。昨日の約束通り、10時前にはウマが、そしてアンジュもやって来た。カメラを取り出し、最後の記念写真を撮り始める。 

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私の見送りのため、いつもより早く来てくれたウマとアンジュ。

いよいよ出発しようかという時、ウマが思いがけないプレゼントを持ってきてくれた。マリーゴールドの花のレイ(首飾り)と小さな花束。驚きを通り越して、ただ胸が熱くなるばかりである。「○○○○!カメラ、カメラ!」とアンジュに促され、もう一度カメラを取り出し、ウマからこのプレゼントを戴くシーンを撮ってもらう。

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ウマから、心のこもった素敵な花のプレゼント。

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最後は3人で一緒に。

涙が出そうなほどの感激!『あなたと暮らしたわずかな時間、通り過ぎれば楽しかったわ・・・(作詞:松山千春)』、思わず口ずさんだこの歌。最後の最後に来て、こんな素敵な思い出をプレゼントしてくれるなんて・・・。だからネパールが、大好きなんだ!「ありがとう!」だけでは伝えきれないほどの感謝!

今度こそ、本当に出発である。すると二人が「タクシーを拾ってきてあげるから、待ってて」と言って、一台のタクシーを停め空港までの料金の交渉までしてくれる。俺の残金がタクシー代と空港税を除くと、ほとんど持っていないことを知ると、ウマは「何かあったらいけないから・・・」と言って、200ルピー手渡してくれた。もちろん「大丈夫だって!」と断ったのだが、それでも彼女は無理にでも渡そうとする。200ルピーと言えば、彼女にとってはかなりのお金だろうと思う。それをいともあっさりと、もう帰るだけの俺に気を使って、手渡すなんて・・・。  俺のことを『お兄さん』と思っていることに、嘘・偽りは全くなかったんだ!本当に、心からそう思ってくれていたんだ!だから心配して・・・。「ありがとう、本当にありがとう!」

タクシーとの交渉がまとまった彼女たちは、俺を呼びに来て、荷物を一つ持ってタクシーまで運んでくれた。そして、いよいよお別れだ。2人と握手をし、「ダンニャバード!デレィ ダンニャバード!ペリ ベトゥンラ!(ありがとう、本当にありがとう!さようなら!)」と別れを告げ、2人に見送られ、俺はマナスル・ゲストハウスを出発した。

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コメント

いよいよお別れになってしまいましたね。
1週間くらいのホームステイだって仲よく過ごした人とはお別れに涙した娘です。彼女たちはさぞ寂しかったでしょうね。
素晴らしい思い出を沢山持ててよかったですね。
人の親切が、その国を好きにしてくれることがよくわかりました。


hannaさんへ

「どうせまた、すぐ来るさ」などとその時は思ってはいたものの、そうそうそんな生活を続けられるわけもなく・・・あれから16年の月日が過ぎました。
彼女たちは、仕事がら、出会いと別れはいつものことでしょうが、それでもやはり私に対しては、特別なものがあったと思います。だって彼女たちがあの時間にゲストハウスに出勤してきたこと自体、初めて見ましたから(笑)。
でも本当に、このときの旅では普通ではなかなか味わえない思い出、たくさんできました。それらは今でも、私の心の大切な財産です。
前にhannaさんから『ネパールの何がそこまで惹きつけるのかしら?』というようなコメントを頂いたことがあったと思いますが、ずっとお読みいただいて、結論が出たみたいですネ (^_^)!

投稿: hanna | 2010年9月17日 (金) 04時00分

 おはようございます(^^♪
今朝は少しウルウルです
いよいよお別れなのですね
松山千春の歌、よ~く解かります

♪今日で お別れね もう会えない♪
♪別れの朝 二人は 冷めた紅茶飲みほし♪
 で無くて好かった(^_-)-☆(失礼しました(';'))

とてもええ思い出をいっぱい貰ってのホームステイ
異国でこんなに心の触れ合いが感じられるは
私にはカルチャーショックです
きっと受け入れようとする柔軟な頭と、
優しい心が有るのでしょうね
それが慕辺未行さんなのでしょうね

↑のhananaさんも書かれていますが
「人の親切が、その国を好きにしてくれる・・・・」
全く同感です。
 私もほんのささやかな事ですが、外国の方や地方の方に道や名所を聞かれます。
 そんな時は親切に・・・と思っていますが
外国の方の場合は語学に問題が有って(泣く)
身振り手振りと笑顔には自信が有るのですが、
 そうそう、若さと(^。^)y-.。o○


コスモスさんへ

特に親しくして頂いた2人に、最後は見送られました。嬉しいけど、寂しい・・・。でも私はあくまで”旅人”ですから、帰らなければなりませんでした。
♪今日で お別れね・・・♪は、フランク永井さんでしたっけ? ♪別れの朝 二人は・・・♪は朝丘雪路さんでしたよね?でも私はむしろ、ペドロ&カプリシャス時代の高橋真梨子さんの”別れの朝”が印象に残っています。
ホームステイ・・ではなかったですが、でも同じようなものだったかも・・・?マナスル・ゲストハウスという一軒の家に滞在し、家族同様の扱いで接してくれたスタッフ、かもしれませんネ (^_^)!
>きっと受け入れようとする柔軟な頭と、優しい心
これはとても重要なことです。ろくに英会話も出来ず初めて海外へ飛び出した若造だった頃、私の下手くそな英語を、一生懸命理解しようとしてくれた人がいました。伝えようという強い気持ちがあれば、相手も理解しようとしてくれるものです。私はそれを海外で学びました。そしてそれが、
>「人の親切が、その国を好きにしてくれる・・・」
につながるのかもしれません。私の日頃のモットーでもある『誠意を持って接する』ことも、これらの体験があるからこそ言えることなのです。←若輩者がエラそうなことを言って、申し訳ありません。
 
 

投稿: コスモス | 2010年9月17日 (金) 07時16分

とうとうお別れになりましたね。
私たちも学校訪問しいろいろ寄付してきましたので
マリーゴールドの花束を首にかけてもらいました。
帰国してからもドライフラワーになるまで大切に
していましたのに、今はありません。大切に
とっておけばよかったのにと悔やんでいます。
ここを読むまでその存在すらも忘れていました。


matsubaraさんへ

matsubaraさんも、マリーゴールドの首飾り、頂いたご経験がおありなのですネ (^_^)!ツアー旅行やボランティアなどで行かれた方々ですと、お別れのときに頂くことも多いそうですネ!でも、私のような個人旅行者では、まず『考えられない』出来事でした。
私も帰国後、ドライフラワーになるまで、そしてドライフラワーになってからも、半年ぐらいはマイルームに飾っていたと思います。
私のこんなブログでも、当時のことをまた一つ思い出していただけて、それだけでも嬉しく思います。

投稿: matsubara | 2010年9月17日 (金) 08時27分

異国にて 世界は一つ 我思う(青龍酔肴)

ちょいとイマイチですが、互いに人が良かったとしかいいようがないですね。

「奇行文」ね~それもいいんではないですか?
まとめるのが面倒だったらそのままアドレス付けてネパール大使館に送りつけるのもよいかと。
「良い国での旅が出来た」とね。


青龍○段さんへ

>異国にて 世界は一つ 我思う
イマイチ?いや、とんでもございません (^_^)!一つ一つの言葉はシンプルというか、ありきたり(?)かもしれませんが、内容はとても大切なこと!です。飾り気のない、それでいてその思いが伝わる歌ですヨ (^o^)!って、私は論じる身分ではないですネ (^_^;;!
私はあくまで、『写真だけでは残せない旅の思い出』を補足する形で書き残した『旅日記』、だと思っていますし、それにその頃30才過ぎてこんな旅、『紀行文』ではなくやはり『奇行文』ですヨ!ブログでの公開以上、世に出せるものではないです(笑)。

投稿: 青龍○段 | 2010年9月17日 (金) 20時23分

コメントのお返事です。
 ♪今日でお別れね♪は菅原洋一さんです。
 ♪別れの朝二人は♪は、私も高橋真梨子さんでした。
どちらも素敵な歌ですね(^。^)y-.。o○
朝丘雪路さんは知りませんでした。
 
 お返事は不要ですgood


(^o^)/ハーイ!ありがとうございました。

投稿: | 2010年9月18日 (土) 17時23分

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