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2010年7月15日 (木)

ネパール再会の旅 55 『ある日本人男性と』

5月11日(水)晴れ
カトマンドゥ

 昨夜も良く眠れず、蚊のうるさい音に悩まされた。それでも9時過ぎには起床し、洗濯とシャワー。10時15分に銀行へ行き150ドル両替。ルクラまで往復飛行機を使うと残りは460ドルだ。意外と使っているな。やはり物価が上がっているせいか?それとも俺が贅沢し過ぎているのだろうか?フィルムの現像は、他の店に出してみるとわずか2時間でプリントできるそうだ。

昼ごろ、アンジュにマッサージを頼んでおいてあったので、レセプションへ行くと、ある若い日本人男性がアンジュとマッサージの交渉をしている。彼はレストランも併設しているヤク・ホテルに泊まっているらしいのだが、マッサージをしてもらおうとあちこちまわっても、「どこで聞いてもボラれているような気がして、何件も回っているんですよ」と言う。そこで、アンジュがカトマンドゥでも5本の指に入るほど有名で優秀なマッサージ師であること、時にはホテル・ド・アンナプルナなどの高級ホテルからも依頼が来るほどだと説明し、料金も妥当だと話すと納得し、彼はアンジュにマッサージを施してもらうことにした。本当は俺の予約の時間だったのだが、順番を彼に譲った。俺はいつでも受けられるから。

1時間ほどしてマッサージを終えた彼は、「いやぁ、気持ち良かったですよ」と、とても満足げな表情で出てきた。さらに初めは500ルピーと聞いていた料金を、アンジュが「俺と同じ日本人だから」と、宿泊客料金の400ルピーにしてもらえたそうだ。彼は関西から来ているそうで、しばらく話していると彼はウマを見て「あの子、きれいですねぇ」と言う。「でしょ!まだ22才で独身ですよ」と話すと、「そんなことまで知ってるんですか?」と驚いていた。その後、彼が宿泊しているホテルのレストラン、つまり俺も何度か利用したことがあるヤク・レストランで昼食を共にする。

そこで彼のトレッキングの話を聞いて、『青山トレッキング・エージェント』の傍若無人ぶりが窺い知れた。例えば、同行していたイギリス人女性がトレッキングガイドから露骨に卑猥な言葉をかけられたり、セックスを求められたこと。何ということだ。そんなエージェントがあっていいものか?!同じツアーに参加していた日本人女性は、体を触られたりしてもニコニコしていたと言う。彼は他の国からのツアー客もいるし、ガイドとその日本人女性をたしなめたところ、「お互いに楽しんでいるのだからいいじゃないか」といったニュアンスの言葉が返ってきたそうだ。もしそれが日本であれば、その女性はたぶんこう言うだろう、「セクハラ!」と。

どちらに対しても、許しがたい事実だ。楽しい思い出を作って帰ることは結構だが、その女性とガイドの場合、フレンドリーとかスキンシップといったレベルではなかったようだし、他の人々は、それを快く思わないこともあるだろう。『ネパールの男性は、女性に対するモラルがない』と誤解されかねない。ガイドはあくまでガイドであって、ホストではない。どちらも勘違いしないでほしいものである。

昼食後、写真の焼き増し分を取りに行き、ゲストハウスへ戻りアンジュにマッサージをしてもらう。明後日、ブプサへ行く前の体の手入れである。そして、ルクラまでの片道のエア・チケットの手配をサンカールに頼んでおく。

7時ごろ、再度ヤク・レストランへ行き夕食。すると昼に会った男も偶然ホテルの部屋から下りて来て、相席して夕食も共にする。彼の名は浦野君で俺より若く、シルクロードや中国を旅したことがあるそうだ。とりわけ中国の旅は、『中国鉄道旅日記』というタイトルで自費出版されたらしい。タイトルと出版社名を聞いて、帰国後「ぜひ読んでみます」と約束した。
*帰国後、実際に彼の著書『中国鉄道旅日記』を近所の本屋に取り寄せていただき、読ませていただきました。ほんのわずかな時間しか彼とはお会いしていませんでしたが、それでも彼の人柄が表れている内容で、とても面白かったです。

9時半ごろまで浦野君と話をしながら過ごす。お互いに似たような考えを持っており、わりと意気投合した。明日は、トレッキング・パーミットの申請をしなければならない。もし、「昼もしくは夜、来られたら来ますよ」と言い残し、ゲストハウスへ戻り、ククリラムのコーラ割りをあおって、11時ごろ就寝とする。

カトマンドゥ、マナスル・ゲストハウスにて

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コメント

中には悪質なガイドもいるんですね。私たちが出会うガイドは、「その日のここのガイド」みたいな人が多いので、大体極めてビジネスライクな付き合いでわかれますから、知識さえしっかり持っていてくれればいい。あまり深くお付き合いもしたことがないですが。何か旅の思い出が嫌なものになりますね。


hannaさんへ

エージェントの指導・教育にも問題があったのでしょう。でも、ここに書いたような日本人女性が現実にいて、彼らのそのような行動を助長してしまったのかもしれません。
日本系列のトレッキング・エージェントが、カトマンドゥにはいくつかありましたが、こういうことは、ないようにしてほしいです。利用者は日本人だけとは限らないのですから。
本人たちは、『楽しかった』かもしれませんが、他の人たちには、不愉快だったことと思います。海外へ来て『身も心も開放したい』気持ちは分からないでもないですが、もう少し節度ある行動・態度を、と思います。

投稿: hanna | 2010年7月15日 (木) 23時35分

知人より、このページで私と思しき人が書かれていると教えられ、読んでみると、まさしく私のことでした!
あの時の情景が昨日のことのようにはっきりと思い浮かびました。実に懐かしいことです。
自分も日記をつけていましたが、他の人の目から自分のことを書かれるというのは実に貴重でありがたいものですね。
このような形で紹介いただき、ありがとうございます。
今はどうされていますか?今もお元気でしょうか?
fecebookやってますので、よろしければ個人メッセージをいただければ幸いです。


ライター『登場人物』さんへ

えっ?!もしかしたら、あの時マッサージを受けに来た方ですか (゚o゚)ナニッ?!
『中国鉄道旅日記』という本を出版された、関西(関空の近く)の方ですよね?
この記事で、あの時のゲストハウスのスタッフや私との会話、思い出していただけたのでしょうか?
あまりにも突然というか、「いつかはこんなことがあるかも・・・?」と思っていましたが、本当にビックリしました。
失礼ですが、もし本当にご本人でしたらイニシャルもしくは苗字か名前のどちらかでもご連絡願えませんでしょうか?
信じていないわけではないのですが、ネット上での経験上、念のため!なのです。決して悪気はありません。ご本人と分かれば、今後ともぜひお付き合い願いたいと思います。

投稿: 登場人物 | 2013年5月29日 (水) 22時39分

まさに苗字の人間イニシャルYUです。こちらからメールアドレスを送っているのでそちらに一度連絡下さい。ここに当方の詳細を書けないので・・・


YUさんへ

この記事では苗字しか出していませんから、このイニシャルでご本人様と断定できそうです。
メールいたします。

投稿: 登場人物 | 2013年5月30日 (木) 09時05分

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