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2010年6月10日 (木)

ネパール再会の旅 39 『ビレタンティへ、純粋な少女と出会った』

4月28日(木)晴れ
タダパニ7:15(徒歩)9:15ガンドルン9:50(徒歩)14:10ビレタンティ

 6時起床。ぐっすり眠れたという感じだ。今朝は天気も良く、アンナプルナ・サウスやマチャプチャレの展望が素晴らしい。

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タダパニより、アンナプルナS峰。

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『魚の尾』という意味のマチャプチャレ。頂上には『神様が棲む』と云われる神聖な山。ネパール政府は、この山への登山許可は出さないそうです。

オートポリジとミルクコーヒーで朝食とし、支払いをすべて済ませスタートしようとすると、このロッジのオーナーがやって来て「紅茶でも飲んで、少し話をしないか」と言う。ディディから「ネパール語を話せる日本人がいる」と聞いたらしい。もちろん紅茶はサービスだ。彼らの関心は、どこでも同じだが、『どんな仕事をしているのか』『1ヵ月にどれぐらい稼ぐことができるのか』である。他には『結婚しているのか』である。この質問が一番困るのだが・・・。3~40分ほど話していただろうか、紅茶のお礼を言ってやがてスタートする。

ガンドルンまでは涼しい森の中を下っていく。アンナプルナやマチャプチャレを眺めながらの気持ちのいいトレッキングだ。ガンドルンに近づくころ、10才ぐらいの少女が村まで案内してくれた。ちょうど学校へ行くところで、学校は10時からだそうだ。子供がツーリストに何かをしてくれるときは、たいてい見返り(ネパールの子どもたちは、ふざけて(?)よくツーリストに「1ルピー」とねだってくることがある)を要求してきたりするものだが、この少女は何も要求しなかった。感心して、せめて1ルピーだけでもと思ったが、「いらない」と首を横に振った。こうなると、俺としてはますます上げたくなり、「お母さんには内緒にしておきなさい」と話して渡したら、コクッとうなずいて小さな手を出して、わずか1ルピーのコインを握りしめた。なんていじらしい子なんだろう。

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ガンドルン付近にて。マチャプチャレをバックに撮ったのですが・・・。

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ガンドルンの村が見えてきました。

ガンドルンには意外に早く9時15分着。ティータイムをとり、ビレタンティへと向かう。キムチェまで1時間、さらにシャウリバザールまで40分、ここで昼食とする。エッグチョウミンを食べる。ほとんど下りとはいえ、石段になっているのでクッションが悪く、けっこうきつい。対岸の丘には、10年前に歩いたランドルンやビチュクの村が見える。もう一息下れば、川沿いの平坦な道になるだろう。今日は天気も良く、半袖でも暑いぐらいだ。やっと川沿いの道まで来たのだが、暑さと疲れでペースは鈍る。

2時10分、ビレタンティ、ラクシミ・ロッジに宿をとる。ここは山村のロッジというよりも、リゾートのコテージといった雰囲気だ。部屋には籐製の椅子、絵画が飾られてある。当然のことながら部屋代は、今までのところとは比較にならないほど高い。それでもここに泊まったわけは、今日中にポカラまで帰れるのを、最後にもう1泊山の中にいたかったことと、最後ぐらいはちょっと贅沢に泊まりたかったからだ。

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ラクシミロッジの庭にて。すっかり『リゾート』気分です!

とりあえずシャワーを浴びTシャツを洗う。しばらく部屋で休息し、夕食を注文しようとすると、メニューが少なく、外へ食べに行くことにする。道から川べりに張り出したテラス風の店に入る。エッグ・ベジタブル・ヌードルスープとポテトチップス、ムスタンコーヒーで今回のトレッキング最後の晩餐とする。このトレッキング中、とうとう一晩たりとも、ムスタンコーヒーを欠かすことはなかった。

食事中、一人で来ている同い年の日本人男性と会い、お互いに日が暮れるまで時間をつぶした。彼はゴールデンウィークを利用しての旅だそうだが、ここまで来られるほど休めるなんて羨ましい。俺なんていつもフリーの身となって来るしか、ネパールまではとても来られない。そしてほろ酔い(どころか飲み過ぎ)でロッジに戻り、8時過ぎには眠る。

ビレタンティ、ラクシミロッジにて

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コメント

本当に神様が棲んでいらっしゃるに違いありません。人が触れてはいけない自然がある。畏敬の念は持ち続けていたいものです。自然の前で謙虚でないと、うち負かされることがある。その思いを忘れないでいないと老年のツアーグループの遭難などということが起こるのではないかしら。


hannaさんへ

日本にも古くから山岳信仰というものがありますし、自然の中には人間の領域と神の領域があると思います。無謀な考えや行動が時として神の怒りを買い、人間を苦しませる・・・のだと思います。大自然の前では、人間なんて小っぽけな存在、決して無理せず常に謙虚な姿勢で向き合いたいものです。

投稿: hanna | 2010年6月10日 (木) 23時19分

確かに神々しい峰ですね。
神様が棲むと伝わること、そりゃあそうだって思ってしまいます。
この峰に少し似ているマッターホルンを想いますが
これほどまでに雪で覆われたところを見ていたわけではありませんのでねえ。
この峰を眼にしながら日常生活を営んでおられる大勢のかたたちがおられるのですよね。


Saas-Feeの風さんへ

8000mを超えるアンナプルナやダウラギリよりはずっと低い山ですが、でも高さとかの問題ではないようですネ!麓のポカラの街から見ると三角形に尖っていますから、『人間が立てるところではない』と思われたのでしょうか・・・?
信仰心が今も強く残る国ですから、人々も信じていることと思います。『神が宿る山だ!』と。そして、その山を見上げながら暮らす人々は、その山の神様の恩恵を受け、さらに通りすがりの私のようなトレッカーにも、その恩恵を分け与えてくれたのでしょう。そして、わずか1ルピーでもその女の子にあげる、それも山の神様の仕業だったのかもしれませんネ!

投稿: Saas-Feeの風 | 2010年6月12日 (土) 05時39分

ヽ(´▽`)/ほぇー 上の2枚凄い写真ですねー ジンさんが写したのですか? おもわず拝みたくなりますねー
日本で言う山伏さんのような?神様の弟子が修行してらっしゃるんでしょうなー。


ウンディーネさんへ

(^O^)/ハーイ!もちろん私が写しましたヨー!
誰かが修行しているかどうかは知りませんが、でもネパールのもっと奥地へ行くと、そのような若い修行僧がいるようですヨ!ずいぶん前にTVニュース番組(久米宏さんと小宮悦子さんがキャスターの番組)で、特集していたことがありました。
ところでさ、例の『分杭峠』。何やら最近訪れる人が多いらしいです。峠近辺は道幅も狭く、路上駐車するとすれ違いができなくなるのに、そのような車が後を絶たず、ついに『通り抜け』はいいものの、分杭峠のパワースポットを訪れる方たちは、峠からかなり手前にマイカーを置き、シャトルバス(1人往復600円)で行かねばならないそうです。コンパス(方位磁石)を持っていたのですがねぇ・・・。残念です。でも昼間より、夜の方が面白いかな・・・(^_^;;!

投稿: ウンディーネ | 2010年6月12日 (土) 20時17分

あっ 修行している人達は目には見えない人達のことねhappy01
分杭峠はTVで紹介されてから人気なんでしょうね~。
夜は行かない方が良いと思います(゚▽゚*)


ウンディーネさんへ

あっ!なるほど!そういう人たちですネ (^_^)!
分杭峠は道幅が狭く、路上駐車が1台あるだけでも、交通に支障をきたすところでした。何人かの人がシャトルバスで来たのか、『ゼロ磁場』の方へ行かれたようです。
夜は・・・、やっぱりやめた方がいいですか?何となく行ってみたい気もするのですが・・・!でも、憑いてこられたら困るか!

投稿: ウンディーネ | 2010年6月13日 (日) 10時41分

分杭峠はゼロ磁場だから、結界みたいになって霊達は入ってこれないと思うから大丈夫だけど、ゼロ磁場だとどういう事が起こるかまだ想像がつかないので、もしかしたらエアーポケットのような異次元への空間とか出来てるかもしれないし・・
だってつい最近も山で突然消えた子供の話とかあるじゃない?
そっちの方が怖いですdespair


ウンディーネさんへ

フムフム・・・、ゼロ磁場だと幽霊さん達は入ってこられないのですか!異次元へのエアポケット・・・そういうところって本当にありそう。たしか一昨年だったか、ひるがの高原で子供が一人忽然と消え、今だ未解決のまま。あの植村直巳氏だって・・・。
そういえば、中南米沖の『魔のトライアングル』や、その付近の上空でも不可解な出来事が起こる、と聞いたことがあります。世の中には、まだまだ謎がたくさんありますネェ!

投稿: ウンディーネ | 2010年6月13日 (日) 23時55分

w(゚o゚)wあわわわ、どっかの大学の教授がゼロ磁場地帯はなんちゃらかんちゃら。。(長いので省略)で、この世とは別の高次元への入り口があるかもしれない・・・というような事を書いてました。
そういえば以前、大昔からある大きな神社などは、その中央断層?って言うの?つまりゼロ磁場の上に建てられている、というのを聞いた事あります。伊勢神宮とか・・あと忘れましたがconfident
という事はそのなんとかの神達が降臨したのもゼロ磁場付近って事かも!


ウンディーネさんへ

ゼロ磁場について研究されていらっしゃる方々の見解は、あくまで想像上でしかないと思うのですが・・・。もしそのような入り口が実在するなら、分杭峠付近で行方不明になった事件が頻発して、もっと大騒ぎになっていると思うのですヨ!まぁ私も想像だけで、似たようなこと書きましたけど・・・(笑)。もっとも、異次元への入り口が常に開いているとは限らないでしょうが!
戸隠神社も、場所的に中央構造線付近にあるような気がします。大昔は、「神の声を聞くことができる」人、たとえば『卑弥呼』もそうだったようですが、今で言うなら霊能力者のような人、それらの人のアドバイスに基づいて、神社が建てられたのだと思います。すべてがゼロ磁場ではないでしょうが、決して間違いでもない、と思いますよ。素人考えですが・・・。

投稿: ウンディーネ | 2010年6月17日 (木) 01時52分

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