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2010年5月 4日 (火)

ネパール再会の旅 20 『カグベニへ』

3度目のネパールで、3度目のアンナプルナ・エリア。勝手知ったるところなので、荷物を背負うとさっさと歩き出し、まずは懸案のポリス・チェックポスト。トレッキングをするためには、トレッキング・エリアと期間を申請し、トレッキング・パーミット(許可証)を取得し、トレッキング中の先々にあるチェックポストで、それを提示し検印をいただかなければならない。俺のパーミットは明日から有効なのだが、ポカラのゲストハウスのアグニさんが言っていた通り、係官は日付に全く気付かず、難なくそこを通過することができた。

10時40分、この日の予定地カグベニへは3~4時間あれば十分に行けるはずだ。ビスタリズム(ビスタリ;ゆっくり+リズムの造語)で歩く。天気は相変わらず曇っており、肌寒い。タパピークもダウラギリも雲の彼方だ。ジョモソムの村を抜けると、道はこの季節、水量が少なくなっているカリガンダキ川の川原を歩いて行くことになる。時々、岩に腰を下ろし、ミネラルウォーターで喉の渇きをいやす。

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ジョモソムの村(街?)。この辺りはシベリアで夏を過ごしたアネハヅルが、越冬のためインドへと渡るとき、またその逆の時もそうですが、上昇気流を利用してヒマラヤを越える場所でもあります。

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ジョモソムの村から、カリガンダキ川の川原を行きます。

ジョモソム以北で最初にバッティ―(茶店)があるのは、エクレバッティ―だ。ここまで来るのに2時間20分。ちょうど1時である。エクレバッティ―という名は、『一軒宿』という意味なのだが、今は宿泊施設を兼ねた茶店が2軒ある。レモンティーを飲んで15分休憩し、カグベニへと向かう。

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エクレバッティー付近より、タパピーク。

カリガンダキ川の川原を、さらに遡る。川原から段丘に上がると、カグベニはもうすぐそこに見えている。赤いモナストリーが、懐かしく目に飛び込んでくる。トレッカー用のテントサイトの横を過ぎ、カンニ(仏塔門)をくぐり、村の中へと入る。この村は、道が迷路のようにできているのだが、今回は迷うことなく、ニュー・アンナプルナロッジへと向かった。

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前方にカグベニ村が見えてきました。近いようで、まだ遠い・・・。

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カンニの中に描かれているタンカ(仏画)。

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こちらは曼荼羅です。カンニの中に描かれていました。

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コメント

単調な風景を歩くのはたいへんですね。でも、慣れているからスイスイなのですね。十分に水や電気のない暮らし、その中で暮らすのは大変ですね。


hannaさんへ

単調と言えば単調ですが、少しずつ変わっていく山の形、インドプレートとユーラシアプレートがぶつかった際に盛り上がったと言われる、太古の地層・・・、それらを見ながら歩くのも楽しいものです。何しろ数億数十億年前の地球の姿ですから!
それにカグベニには、この2年前たいそうお世話になったゲストハウスもありましたから、足取りも自然に軽やかになりました。
人々の暮らしは大変でしょうが、それでも皆生き生きと明るく過ごしていました。そこに住む人々には、それが当たり前の日常ですから!電気が点かなければランプを使えばいい、ランプに使う油がなければ、ろうそくを使えばいい、ろうそくがなければ、バターでろうそくを作ればいい・・・、そんな感じです。たくましいです。

投稿: hanna | 2010年5月 4日 (火) 22時58分

人々は 何処にいても逞しく生きて行ける物なんですね
私は 寒いだけでも冷え上がってしまいます
ましてや空気の薄い所では・・・
何でも考えていく思考回路も素晴らしいですね

知らない所を征服してゆく 慕辺未行さんも素晴らしいですね


あま・コスモスさんへ

この地を歩くのは84年92年に続いて3度目ですが、人々の暮らしや着ているもの、少しずつ変化していました。電気や水道が通って、まだほんの数年のころでした。ガスは相変わらずありませんでしたが。
このカグベニ村の標高は、およそ2800m。多少空気は薄いかもしれませんが、高山病にかかるほどではありません。もちろん個人差はあります。この村は谷あいにあるので、風の通り道にもなり、時としてすごい強風が吹くこともあるそうです。農作物もあまり育たず、麦が栽培できる程度でした。

投稿: あま・コスモス | 2010年5月 5日 (水) 11時17分

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