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2010年5月 6日 (木)

ネパール再会の旅 22 『Oh!Masako Izumi!』

やがて夕食の用意が整い、掘りごたつがあるダイニングルームへ。すると、先客が2人いた。

「Hallo ! How do you do ?」
「Hallo !」
「I came from Japan. My name is ○○. But my nickname is Jin. Please call me Jin.」
「We came from Denmark. My name is Susane and my son Ture.」
「Nice meet you !」

俺の方から「こんにちは!はじめまして」と、明るく挨拶して入って行ったので、彼らとはすぐに仲良くなれた。デンマークから来たという親子で、母親はテレビ局に勤めているというスサニさん、息子さんは将来、プロを目指すアマチュアカメラマンのツレ君で、まだ19才だそうだ。

スサニさんは「カグベニは2度目で、前はローマンタンにテレビの取材に行き、ムスタン・ラジャ(王)にも会ったのよ」と、羨ましい話を聞いた。その時に、ここニュー・アンナプルナロッジに泊まったそうだ。しかし、ポカラ~ジョモソム間は往復とも飛行機で、飛行機から見たヒマラヤに感激し、今回は休暇を取り、アマチュアカメラマンの息子さんと共に、ポカラまでのトレッキングを楽しむ予定だそうだ。
*ローマンタン・・・カグベニから北、中国・チベットとの国境付近にある街。ネパール国内ながらもムスタン・ラジャによる特別自治が認められており、半独立国家であった。かつてはカグベニから北へは外国人入域禁止であったが、1992年、外国人にも開放され行けるようになった。ただし、入域料や許可証の発行など、制限が厳しく、また宿泊施設や食料の調達が難しいため、一般旅行者にはなかなか行けるところではなかった。

俺は「ネパールは3度目で、3度ともカグベニへ来て、いつもここへ泊まってるのです。だからここの娘さんのジェンテンとは、すっかり友達で、何度も手紙を出し合っているのですよ!」と話すと、「インターナショナル・フレンドなのね。素晴らしいじゃないの!」と、微笑みながらうなずいていた。

ふと彼らの飲み物を見ると、「おや?、これは・・・ムスタンコーヒーですか?」と聞いてみると、やはりそうである。スサニさんもムスタンコーヒーが大好きだそうで、息子のツレ君も飲んでいたのだ。俺も「ムスタンコーヒーが大好きなんですよ!」と話し、あらためてもう1杯ずつ注文し3人で乾杯する。すっかり意気投合し、ジェンテンも一緒に4人で記念撮影。

Img046

ヒマラヤの奥深い村、カグベニで親しくなった人々と。左からツレ君、ジェンテン、スサニさん、俺。『掘りごたつ』があるダイニングルームにて。

そしてスサニさんが、
「デンマークでテレビ局の仕事で、日本人の女性と会ったわよ。名前は確か・・・マコ、マコっていう名前だったと思うけど・・・」
「マコ?」
「そう、マコ。日本の有名な女優よ。」
「・・・・・・(誰だろう)?」
「ほら、北極点へ行った・・・」
「アッ!えぇーっと・・・、わかった!和泉雅子さん!」
「そうそう、マサコ イズミ!彼女には驚かされたわ。だって北極へ行く前はすごくほっそりしていたのに、帰ってきたらふっくらしているんだから。もっと痩せて帰ってくると思っていたのに!」
「そうそう、日本でもそのことが話題になりましたよ!」
と、会話がはずむ。お互いに笑い合いながら、こんなひと時が一番楽しい。

以前来た時は、ジョモソムから飛行機だったスサニさんは、「明日、マルファまで行くのだけど、いいロッジご存知かしら?」と尋ねるので、「エェ、もちろん知ってますよ!」と答える。「ぜひ紹介してほしい」と言うので、俺はメモ用紙を1枚取り、そこに英語で『Neeru Guest House』と書いた。彼女ら親子は「マルファでは必ずここへ泊まります。」と言うので、俺はそのゲストハウスの娘、ニール宛てにメッセージを彼らに託した。

電気が灯っていない夜、トレッキングの日々は朝が早いので、名残り惜しいが9時に就寝とする。

カグベニ、ニュー・アンナプルナロッジにて

Img016

帰国後、スサニさんからの手紙に同封されていた写真です。右端がスサニさん、その隣がなんと!北極帰りの和泉雅子さんです。デンマーク・コペンハーゲンにある『レストラン・東京』で撮られたスナップ写真だそうです。
北極点到達という冒険・偉業を成し遂げた直後、日本帰国前の和泉雅子さんの姿、ある意味”お宝写真”と言えるかもしれません。
勝手に掲載して、”肖像権の侵害”と言われるかな~?

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コメント

そういえばありましたね。勇ましい女優さん。見た目なんか気にしない、北極点へ行くために脂肪を蓄えたって言ってましたよ。面白い人でしたね。今はどうしているのでしょうか。
いろんな人にあえて面白いですね。我が家のもいろんな国の人が泊まって写真もあったのですが、母がごちゃごちゃにして、どこかへ行ってしまったようです。もったいないですね。


hannaさんへ

「あぁ~、そういえば・・・!」と思い出していただけただけで、充分です (^_^)!私もまさかヒマラヤ奥深い村で、このような会話をするとは思ってもいなかったです。でも和泉雅子さんが「北極点を目指す」と公表した時、「本当に行けるのか?」と疑ったものでしたし、しかしそれを実現させたのですから、スゴイですよネ!日本人のみならず、デンマークの人々にも覚えていてもらえたのですから、誇りに思います。すっかり名前を聞かない和泉雅子さんですが、今はどのように暮らしているのでしょうね?

投稿: hanna | 2010年5月 6日 (木) 23時49分

そういえば そうですね
和泉雅子さん可愛い人でしたが
北極点を目指し 成功されるなんて凄い事でしたね
あれ以来ふっくらしたままだったよな
今はどうされてるのでしょうか気になりますね


あま・コスモスさんへ

おぼろげですが、和泉雅子さんが北極点冒険を発表した時、『無理だ』という声が上がったような記憶があります。しかしそれでも、自身の力とまわりの協力で実現されたのですから、スゴイですよネ!
ここ最近、すっかり名前を聞くこともないのですが、本当にどうされているのでしょうね?

投稿: あま・コスモス | 2010年5月 7日 (金) 09時41分

和泉雅子さんと会ったかたにお会いになったなんて
これも今回のテーマである偶然の出会いの一つなのでしょうね。
実際に会っていなくても和泉さんに会ったかのような親近感が沸いたのではありませんか。


Saas-Feeの風さんへ

故・植村直巳さんを尊敬してやまない私、そしてその植村さんが行かれた北極点、そこへの冒険を成し遂げた和泉雅子さん。偶然とはいえ、和泉雅子さんとお会いしたことがある方と出会えて、楽しく会話ができました。送っていただいた写真は、本当に貴重なスナップ写真だと思います。今はどんな暮らしをしているのでしょうね?

投稿: Saas-Feeの風 | 2010年5月 7日 (金) 21時58分

ふ~むふ~むと興味深く読んでいました。
異国の辺境地で、これまた世界の極点に行った人の話を聞くとは不思議ですね~

国内の山に登るときは、寺院等意外では「入山料」を取られませんが、トレッキング・パーミットを携行していなかったらどのような罰則があるのですか?


青龍○段さんへ

何度も同じところの話で申し訳ありません (^_^;;!でも、行くたびに感動があるところです!いつか青龍さんも、ぜひ訪れてみてくださいナ!
トレッキング・パーミットを携行しないと・・・?考えたこと、なかったです。あれは、許可証というか、通行手形のようなものですからねー。何か事故や事件に遭遇した時、『○月○日××を通過した』という記録は残ります。が、持っていなければ・・・、どんな罰則があるのだろう・・・?

投稿: 青龍○段 | 2010年5月 8日 (土) 09時57分

あーその人の話聞いた事あります。
ジンさんのお話を読んでいると、地球はデカイようで狭いなぁ~と感じますhappy01
地球人みな兄弟ってかんじ!
ちょっと聞きたいのですが、こういう場所ではUFOの目撃情報は無いのでしょうか???( ̄▽ ̄)


ウンディーネさんへ

和泉雅子さんが初めて北極点を目指したのが、今から25年前。その時は失敗し、その4年後の1989年に成功されました。←ウィキペディアで調べました (^_^) 。ですから、ウンディーネさんの記憶には、よく覚えていない頃の出来事かもしれませんネ!
私は基本的に『人類みな兄弟!』みたいに考えていますので (^_^;;!でも最近は嫌いな国もありますが・・・!
UFOの目撃情報ですか?聞いたことはありませんが(もっとも言葉の問題などあって、そのような話題で話したことがない)、でも雰囲気的に見られそうな感じがするところです。

投稿: ウンディーネ | 2010年5月10日 (月) 03時01分

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