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2010年4月27日 (火)

ネパール再会の旅 17 『ネパールで客引き?』

2時半ごろ、オーナーのチェタンさん(実質的なオーナーはミラさん)に誘われ、アグニさんと共に3人で、バスパークへ行くことにする。昨日、俺が着いた時もそうだったように、カトマンドゥからのバスがたくさんやってくる頃なのだ。そこでチェタンさんが客引きへ、それにお供することにした。

ポカラのバスパークには、次々とカトマンドゥからバスがやって来る。他のところからも来ているかもしれない。チェタンさんが、名刺を見せながら客引きに奮闘しているが、お客はなかなかつかまらない。何台目かのバスから降りてきた若い日本人カップルが、大勢の客引きたちに取り囲まれ、振り払おうとしているのが見える。その光景を見ていたあるネパール人が、「同じ日本人だから、助けてあげたら」と言うので、彼らのもとへ近づいて行った。

「ヤッホー!どうしたんですか?」と声かけると、彼らは、
「これ、一体何なのですか!?今、シーズンオフじゃないんですか!?」と、かなりの困惑顔。
「シーズンオフだから、必死に客引きしているんですよ」と話し、俺が泊まっているゲストハウスへと誘う。彼らは、たくさんの客引きにうんざりのようで、俺と同じところにしようとした。

が、そこでトラブルが起こった。客引きをするには許可が必要で、俺がその許可証を持っているはずがない。アグニさんも持っていない。客引きの許可証を持っている人々から、文句とブーイングの嵐。あからさまに怒りをぶつけてくる人もいる。そりゃ当り前だろう。宿泊客がいなければ商売にならないのに、突然やって来て、数少ない旅行者を日本人の俺に勝手に客引きされてはかなわない。一時かなり険悪なムードになり、誘うのをやめようとしたが、いいタイミングでチェタンさんが警官とともに現れた。チェタンさんは他の旅行者を誘っていたのだが、俺たちの様子に気がついて、そばにいた警官に話をしたらしい。

その警官は、「彼らはあなたの友達なんだろう?ならば同じ日本人だから、彼らを連れて行ってもいいよ」という、何とも明快な素晴らしいお裁き。大岡越前か、遠山の金さんか、はたまた水戸黄門か!もちろん彼らとは初対面だったが、俺は客引きに成功。それでもまだ文句を言う人たちを、チェタンさんがうまく取りなし、我々4人を素早くタクシーに乗せた。

これで一件落着と思いきや、ゲストハウスに着くと、タクシーの運転手が交渉通りの料金より高くふっかけてきた。そこで再び俺とアグニさんの出番。「あなた、最初に60ルピーでいいって言ったじゃないか!」と、2人でまくしたてると、あっさり「60ルピーでいいよ」と苦笑い。運転手はアグニさんも日本人と思っていたのだろうか?

連れてきた若いカップルは、アグニさんの配慮もあって、ツインを200ルピー、一人当たりにすると、俺より安い100ルピーで部屋が決まり、さすがに感謝された。彼らも名古屋から来ている人たちで、織田さんと都築さん。バスパークで会ったときとはうって変わって、ホッとした表情をしていた。ミラさんは、日本人客の客引きに成功した俺に『さすがね』といった表情で感謝してくれた。キッチンボーイたちも笑顔で応えてくれる。しかし、ネパールくんだりまで来て、まさかゲストハウスの客引きをするとは思わなかった。

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コメント

あらあら、すごいですね、ちゃんとお客さんを連れてきてくれたんだから。みんなオフシーズンで必死なのにちょっと気の毒だったけれど、お二人としては心強いでしょうし、いいことをなさいましたね。
なんか本当にネパールで暮らしていけそうですねえ。


hannaさんへ

((^┰^))ゞ テヘヘ、まさかねぇ・・・ネパールでゲストハウスの客引きをするとは・・・(◎-◎;)ナヌ!! 普通では絶対にできない体験をしました
▼*゚v゚*▼テヘッ!他のゲストハウスの方には申し訳なかったのですが、でもたった2人ですし、大目に見てもらいたいものです (^_^;; 。客引きしてきたお2人ですが、実際に心強かったようです。私が、ではなくアグニさんが!
かつて、通信教育で『日本語の教え方』を学び、本当にネパールへ行って『日本語教師』になり、ネパールで暮らすつもりでいました。そしてアプローチしたところ、『往復の旅費は出せないし、報酬もネパールの水準でしか出せないが、それでも良ければ、ぜひ来ていただきたい』という返事をいただきました。しかし、その直後、父が体調を崩し入院。検査結果は『肺がん』。余命数カ月、ということでした。私はネパールで暮らす夢を断念しました (;_;)!

投稿: hanna | 2010年4月27日 (火) 23時34分

現地の客引きにはうんざりさせられることが多かったですね。
特に中国とマカオ。
そんなときに現地に慣れている邦人にアシストしてもらえると
これは地獄にホトケ(例えが適切ではないような・・)ですよ。
うれしかったと思いますねえ、このおふたかたは。


Saas-Feeの風さんへ

彼らとはこの後も、偶然会ったことがあります。やはり感謝されました。それに、同じ地方出身ということもありましたしネ!私も、こういう経験は何度もありましたが、あらかじめ決めていたか、紹介してもらっていたりが多く、それなりに切り抜けました(笑)!でも、『安かろう、悪かろう』ではしょうがないし、たとえ客引きされてついて行っても、部屋を見て料金を考え、OK!なら、それでよし、NO!なら「No!」と言えるようにしなければ!と思います。

投稿: Saas-Feeの風 | 2010年4月28日 (水) 21時05分

低速パソコンのせいか、cocologにアクセスするとすぐ閉じてしまいます。
取り急ぎ現状報告まで(3回落ちた)


青龍○段さんへ

なぜなのでしょう・・・?前にウンディーネさんから「重い!なかなか開かない!」と聞いたことはありますが・・・。以来、不要なパーツは削除したのですが・・・?
こちらに問題があるとわかれば、何か対策を考えます。ほかのコメンターの方々にも、その点伺ってみましょうか!

ということで、このコメレスをお読みになった方、皆さまは、どうでしょうか?よろしければ、教えてくださいませ m(u_u)m 。

投稿: 青龍○段 | 2010年4月28日 (水) 21時47分

こんにちは。
いい色村から立ち寄りました。
当方へ訪問ありがとうございました。
愛知県津島市に住んでいます。実家は会津若松市です。
今後とも宜しくお願いいたします。


seiboさんへ

早速お立ち寄りくださり、こちらこそありがとうございます。津島市へは、我が家から車で2~30分ほどです。
タイトル通り、古い海外旅日記がメインですが、ときには地域情報なども紹介しようと思っています。
30年来の旅仲間が、かつて会津若松に住んでいました。今は喜多方に住んでいます。
今後とも、よろしくお願いいたします。m(u_u)m!

投稿: seibo | 2010年4月29日 (木) 04時14分

客引きまでされちゃったんですね (^^
お客さんとオーナーには喜ばれた事でしょうね
知らない土地で親切な日本人に会えばホッと一安心ですから

わたしのPCは普通に入れます 
今のところ荷物もそんなに積んでないですし
写真とかライブとかぐらいで・・・ 今のところはOKですね


あま・コスモスさんへ

ホント「まさか!」のことでした。旅人として訪れているのに、客引きするとは、貴重な体験でした。
連れてきたお2人は、「弥富に住んでいる」と話していました。私にとっても、準地元ですし、ヨカッタです。
私のブログは、サイドバーに色々なブログパーツを載せていますので、重いのかもしれません。
今は大丈夫のようですが、もし、なかなかログインできないこととかありましたら、その時は教えてください。

投稿: あま | 2010年4月29日 (木) 11時31分

なかなか地域風土が違うと大変ですね。でも警察官の権限がまだ強いのはなにより。
会津への旅では、友人のお住まいの喜多方方面へも取材に行きました。乞うご期待です。
ブログへのアクセスは特に問題ないようです。


seiboさんへ

一般の旅人なのに、このような体験をすること自体、不思議と言うか面白いと言うか・・・(笑)!
会津と喜多方、楽しみにしています。その友人は、私が初めてユースホステルを使って旅した時に出会い、旅の楽しさ、面白さ、そして何より人との出会いの素晴らしさを教えてくださった人です。その人と出会わなければ、これほど旅をしなかったと思います。どんな街で過ごしているのか、楽しみです。

投稿: seibo | 2010年5月10日 (月) 17時10分

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