エヴェレスト街道 帰路 その3
ヤクステーキ
3月21日(土)曇りのち晴れ
タンボチェ9:00(徒歩)12:40ナムチェ
7時起床。朝食の用意が非常に遅い。こんなところにも、ネパールの「ビスタリズム(ビスタリ;ネパール語で”ゆっくり”という意味)」が顔を出す。昨夕、雪が降ったせいか、少々寒い。体調は、ロブチェから1000m以上下っているせいか、やや回復している。
タンボチェの朝。うっすらと雪化粧した山が、水墨画のように見えました。
この日は、昨日会った紫藤君もナムチェまで一緒に同行することになった。谷を下りきり、水力式のマニ車にさらなる体調回復を祈り、長い登りとなる。登りきると、ナムチェまでは平坦な道が続く。
写真中央付近に、野生動物が10数頭います。ラジンは「ゴラール」と言っていましたが、ゴラールって・・・?どんな動物だろう?
ナムチェへと到着し、昼食はヤクステーキを食べることにする。紫藤君は、こちらの食事にかなり警戒心を持っているようで、不安そうに「大丈夫ですか?」と訊くのだが、俺が「大丈夫だって!ホント、美味しいから!来るときだって食べたんだから!」と勧めると、「わかりました。僕も食べてみます。dsching (ジン) さんにそう言われて、僕も食べてみようと勇気が出てきました。」と言った。確かに彼の荷物の中には、日本のインスタント食品がたくさんあった。荷物としては、かさばるカップ麺も。往路でのタンボチェのロッジで出会った日本人の女性も、「きつねどんべえ」を食べていたなー。
ヤクステーキの味は、なかなかの美味。ビーフステーキと何ら変わりはない。俺も紫藤君も「ウマイ!これは本当にウマイ!」と大いに満足。「こんな山奥の村でこんなに美味しいステーキを食べられるとは!」と紫藤君にずいぶん感謝された。
食後は久しぶりのシャワー、洗濯。そして、シェルパたちが使っているラリグラスの木でできたピッケル型の杖を50ルピーで手に入れた。たまたまロッジにおいてあり、売り物ではなかったのだが、「どうしても欲しい!いくらでもいいから売ってほしい!」と言い、半ば強引に手に入れたもの。でも50ルピーなら安い。次のトレッキング(アンナプルナ周遊)にも使えるし、記念に日本へ持ち帰ろう。
明日も、ここナムチェに1日滞在、のんびり体を休めよう。
ナムチェ、シェルパガイド・ロッジズにて
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コメント
ヤクは牛の仲間なのでしょうかね。それならきっと美味しいでしょう。「郷にいれば」というから、そこの人が食べているものは美味しいかもね。でも、トナカイなんかやはりにおいがきついみたいで、いつもカレー味とか、においを消していたみたい。ワニもカンガルーもいけますよね。他になければ食べているでしょうから。なんかなんでも食べてしまいそうなhannaでした。
hannaさんへ
ヤクは、おっしゃる通り「牛の仲間」です。本当に美味しかったですヨ!やはり現地の人々が日頃から口にしているものが一番美味しいです。トナカイの肉はフィンランドで食べなかったのです。独特の風味があるのでしょうか?カンガルーの肉は釧路にいたころ、しばらくの間オーストラリアの女性が滞在し、一度だけ食べたことがあります。ワニとダチョウの肉も、犬山にあるリトルワールドで食べました。意外とあっさりしていたような記憶があります。私も負けず劣らず、何でも食べてしまいます。そうでなければ、旅が続けられない・・・(笑)。
投稿: hanna | 2009年11月 3日 (火) 23時13分