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2009年11月15日 (日)

紫藤君と再会

3月27日(金)

 午前9時起床。買い置きのパンとコーヒーで朝食とし、ネパール銀行で、出国前にあらかじめ父に頼んでおいて、送金してもらったお金($1000)を受け取る。これは、初めて海外を旅した時、インドで盗難に遭った時のことを考えての策。「ネパールは大丈夫だろう」と思いつつも、万が一を考えて、トラベラーズ・チェックもそれほど持ってきていなかったのだ。そして、定期的に送金してもらうことにしていた。
*ネパール銀行へは、当時の東京銀行から送金可能でした。

ゲストハウスへ戻って行き、通りからゲストハウス入口へ向かう道で、トレッキングの帰り道に出会った紫藤君とバッタリ!
「あれっ?紫藤君!」
「あっ!ジンさん!」
彼は、カトマンドゥに戻って来たことの報告と、トレッキング中のお礼が言いたくて、わざわざ訪ねてくれたそうだが、フロントで俺の留守を知り、がっかりして出てきたところだった。立ち話もなんだし、彼をゲストハウスの俺の部屋へ通していろいろ話をし、そして昼食へと誘った。

俺は紫藤君を、馴染みの店になった「クリシュナ・モモ・レストラン」へ連れて行くことにした。彼は最初に会った時、あまりこちらの料理を信用していなかったようなので、その考え・先入観のようなものを完全に払拭してもらいたかったからだ。

クリシュナ・モモ・レストランは、通りから見過ごしてしまいそうな細い路地の奥にある、地元の人しか知らないような店だ。これまでにも何度かここで食事をしたが、外国人旅行者は一度も見たことがない。彼は、「こんなところを行くのなら、旅行者はさすがに来ませんよね」と驚いていた。店の主人やカンチャ(”男の子(とくに末っ子)”;ここでは”使用人”とか”丁稚”という意味)とも、すっかり顔なじみの俺は、紫藤君を連れていったことで、店の主人はすごく喜んでくれた。

チョウミン(焼きそば)とモモ(ネパール風餃子;小龍包のようなもの)、わずか20ルピーでとてもウマイ!紫藤君もチョウミンとモモを注文し(顔は「こんなお店で食べて、大丈夫だろうか?」とやや不安げだった)、そして食べ始めると・・・、「日本の焼きそばとほとんど変わらないですヨ!」と言いながら、その美味しさと安さに満足してくれたようだ。

017 チョウミン。「カトマンズ百景」内田良平著 山と渓谷社 より許可なく勝手に引用させていただきました。

彼は、大学のサークルの友達らへのお土産に、ライスペーパー製のカレンダーや手帳を買いたいと言うので、食後、ゴビンダの紹介で親しくなったペーパークラフトショップへ彼を案内する。店の主人は笑顔で迎えてくれた。紫藤君は、ここでたくさんのお土産を買い込んだ。店の主人は、電卓で合計金額をはじき出し、最後に「×0.8=」を押し、その数字を紫藤君に見せる。彼が、「えっ!いいんですか?」と驚いていると、店の主人は「あなたは彼(=俺)の友達だからね。フレンドプライスでいいよ」とにっこり話していた。紫藤君は2割もまけてくれたことに喜び、「ジンさんのおかげですよ」と嬉しそうに、感謝してくれた。そして紫藤君とは、ここで別れた。

午後、何通かの手紙を書き、夕方、パンやフルーツの買い出し。そして夕食をとり、デザートにチョコレートケーキを食べに行く。そういえば、誕生日にケーキを食べていなかったっけ!
午後8時半ごろ、ラジンがやって来て「うちに来てくれないか?一緒に食事をしよう」と言う。夕食はすでに終えていたのだが、わざわざ訪ねて来てくれたし、むげに断るのも申し訳ない。彼の自宅へと招かれ、この日2度目の夕食。チキン入りのダルバートを頂いた。チキンが付いているなんて、贅沢なことこの上ない。ネパールの人々の「もてなしの心」が伝わってくる。もちろんすべてきれいに平らげた。とても美味しいダルバートだった。

015 ダルバート。これも上記写真同様、引用させていただきました。

そしてラジンに「次にエヴェレスト街道へ行く機会があれば、この写真(ニマ・ヤンジー・シェルパと一緒に撮った写真)をカリ・コーラのホテル・ファイブスターへ届けてほしい」と託した。

カトマンドゥ、マナスル・ゲストハウスにて

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コメント

せっかく外国へ行ったのですからそこのものを味わってみないとね。紫藤さんには大変いい経験だし、思い出になったことでしょうね。いろいろなお友達が出来てお人柄だと思いますが素敵なことですね。


hannaさんへ

海外で、梅干しやカップ麺などを持参している日本人をよく見ましたが、私は現地主義で、持って行ったことはありません。一度だけ、母を連れてドイツへ行った時に、お世話になるエルマー&アンジュラ夫妻に日本食をご馳走しようと、ちらし寿司の素と日本のお米、梅干しを持って行ったぐらいです。
その国のものを食するのも「旅の一つ」、紫藤君には、トレッキング中のヤクステーキも含め、「ネパールには美味しいものがたくさんある」と思っていただけたなら、本当に嬉しく思います。

投稿: hanna | 2009年11月15日 (日) 23時43分

こんにちは~
何かで読みましたね、現地の物が食べれないと旅できないって。確か植村直己さんも同じこと言っていますね。
ある程度はそうだと思うのですが、なかにはどうしても口に合わないものがありますよね。食材じゃなく味付けの方ですけど。
韓国料理店で食べた味付けは少し苦手だったので(笑)

ヤクステーキか~焼くステーキなんですね~下手なシャレだがうまそーです(大笑)


青龍○段さんへ

確かに現地のものが食べられないと、旅は続けられないでしょうね。海外で常に日本食が食べられるわけではないですから。日曜日夜のTV番組「世界の果てまでイッテQ(日本テレビ系列)」は好きな番組の一つでよく見てますが、アフリカや南米の食事、特に砂漠地帯やジャングルでの食事は・・・ウ~ン?となってしまいますが、いざとなれば口にしてしまうかも・・・です。
植村さんは、アマゾンでピラニアを食べたり、エスキモーの村では生肉を食べたりと、その順応性の高さには驚かされます。だからこそ、あのような過酷な冒険に耐えうることもできたのでしょう。
ヤクステーキは、ネパールでも奥深い山間部まで行かないと食べられませんが、ホント、普通のビーフステーキと変わらないほど、美味しかったですヨー!

投稿: 青龍○段 | 2009年11月16日 (月) 14時18分

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