写真で振り返る「エヴェレスト街道」 その2
エヴェレスト街道を歩き始めて3日目。ジュンベシ村へ向かいます。
3/8(日)、セテ村から登り続けると、やがて雪解け水でぬかるんだ泥道に。途中で拾った細長い棒をステッキ代わりに使いました。
間もなく標高3530mのラムジュラ峠です。トレッキング前半は、このような峠をいくつも越えます。
峠を越えジュンベシ村へ近づくと、大きな岩にチベット語で経文が書かれていました。
前日、セテ村のロッジで親しく話をしていた仲間たちと。シェルパ・シチューという郷土料理を皆一緒に注文し、食べました。これがきっかけで、彼らとはとても仲良くなりました。
左から、アンジュラ、イングリッド、エルマー、そして私。
トレッキング4日目。この日も峠越えが待ち構えていました。
3/9(月)、プッテンにて。写真を重ねパノラマ風にしてみました。ヒマラヤの雄大さ、荘厳さが実感できます。エヴェレストもわずかですが左端に見えます。
タクシンドゥ峠を越えると、小さな村に立派なゴンパ(お寺)がありました。
この日の目的地、ヌンタラ村に到着。宿泊したロッジです。昨夜の仲間たちも皆、一緒でした。
5日目です。そろそろ疲れも出てきます。連日、登ったり下ったりを繰り返してきましたから。しかし、先はまだまだ遥か彼方です。
3/10(火)、この日は早々と目的地、カリ・コーラ村に到着。宿泊したロッジには、笑顔が素敵な可愛い少女、ニマ・ヤンジー・シェルパちゃんがいました。幼い弟の面倒を見ている母親に代わって、ロッジのお手伝いを一生懸命、しかもニコニコと楽しそうにしていました。その様子を見ているだけで、すがすがしい気分になりました。
たくさんの荷物を背負ったポーターたちが通り過ぎていきます。一体何キロあるのでしょう?そしてどこまで行くのでしょう?
カリ・コーラ村で泊まったロッジ、「ファイブ・スター・ホテル」です。この日の宿泊客も3日続けて一緒の5人、まさに「ファイブ・スター」ホテルでした。
子供たちが元気な声をあげて、遊んでいました。
この日は皆で、トランプをして楽しみました。「クレイジー8」というゲームで、イングリッドがルールを説明してくれたのですが、分かったような分からないような・・・。とりあえずやってみると「ページュ1」と同じ。いつも以上に夜更かしして、大いに楽しみました。
ロッジ内の売店で。ヤンジーに「一緒に写真撮ろうよ」と言うと、喜んでやってきました。
| 固定リンク
コメント
懐かしいお顔が出てきましたね。それとけなげな少女も。昔読んだ本の主人公に出会ったような気持ちです。それにしても大変な道ですね。
hannaさんへ
BIGLOBEのウェブリブログ、そしてここでもコピペして書きましたから、お馴染みになってしまったでしょうか・・・?ヤンジー、今頃どこでどうしているのかなー?年齢的にはそろそろ30才だから、結婚していてもおかしくないですねー。
今後もしばらく続きますが、載せていなかった写真も公開しますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。
投稿: hanna | 2009年10月18日 (日) 23時18分
こんばんは。 やはり写真が多いと 素人には理解しやすいですよ。 アンジェラとエルマーと知り合った原点を お写真で拝見すると、言葉以上の納得感がありました。
同行したシェルパの若い方は 宿泊代なども含めて 全行程で幾ら、ということで支払うのですか。 金額が幾ら、という興味でなく、一人の人間が 心と知識、肉体を掛けて人に付き合うという仕事(人生)の仕組みが 知りたいと思いました
bellaさんへ
カテゴリー「1992 エヴェレスト街道を行く」は、日記中心であまり写真は載せませんでした。で、今回改めてこのような形で掲載しました。
エルマー・アンジュラ夫妻とは、この時に出会ったのですが、その後まさかこんなに長くお付き合いできるとは想像すらしませんでした。本当に不思議な御縁です。だからこそ、このご縁・友情をこれからも大切にしていきたいと思っています。
シェルパ(ガイド)への支払いは、1日につきガイド料が8ドル、これはトレッキング・エージェントへ支払います。それとは別にトレッキング中の宿泊費や昼食などの費用は、全行程でいくらではなく、その日その時に私がガイドの分も含めて2人分支払う、という形式でした。つまり、ガイドとして雇われた者は、極端なことをいえば、お金を持たなくてもいいわけです。ポーターを雇う場合は、ガイドに比べかなり安くなります。この当時で1日200ルピー(およそ4ドル強)が相場だったと思います。さらに宿泊費や食費も彼らの自己負担です。ガイドと比べかなり差があります。
私の経験からの答えですが、ご理解いただけましたでしょうか?他にご質問ありましたら、知っている限りお答えします。(^_^)/
投稿: bella | 2009年10月20日 (火) 20時49分