写真で振り返る「エヴェレスト街道」 その6
10日目。再びトレッキングのスタートです。ここから先は、いよいよ富士山よりも高いところとなります。が、その前に昨日休館していたナムチェ国立博物館へ行ってみました。(ネパールは土曜日が休日、日曜日が週の始まりです。我々の感覚とは1日ずれています。)
3/15(日)、博物館にて。エドモンド・ヒラリー卿と共に世界で初めてエヴェレストに登頂したシェルパのテンジン氏の登山姿の人形です。ちなみに「シェルパ」とは、ヒマラヤ登山の山岳ガイドとして、その名を世界に馳せていますが、本来はこの地域で暮らすチベット系少数民族のことで、チベット語で「東の人」という意味だそうです。
曼荼羅(マンダラ)。仏の世界が描かれています。
10時過ぎ、絵葉書を出すため郵便局が開くのを待っていた仲間たちと共にタンボチェ村へ向かいます。初めは平坦な道でしたが、やがて谷を一気に下り、そして2時間ほど登りが続きました。
タンボチェ村(3867m)で。ヤクが出迎えてくれました。
宿泊したロッジ。宿泊者数は今までのところに比べ、かなり多かったです。
マニ車を備えたチョルテン(仏塔)がありました。
背後にはタムセルクが間近に迫っています。
シェルパ・カルチャーセンターに飾られていた絵。この地方の文化の一部だけでも、窺い知ることができます。撮る前に管理人の僧侶の方にネパール語で「写真を撮っても良いですか?」と訊ね、許可を頂いてから撮りました。
これも曼荼羅です。描かれている山は、この付近の山のようです。
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コメント
最後の曼荼羅は私たちがよく見るものと違って地域に根差したもののようですね。この辺になると本当に険しい山を分け入る感じになりますね。茶色く見える山肌には植物は生えているのでしょうか。ヤクは何を食べているのでしょうか。いろいろ疑問がわいてきます。
hannaさんへ
私の部屋にも曼荼羅がありますが、円と正方形をベースに描かれています。私たちが曼荼羅としてよく知っている基本のようなものです。それとは違い、最後の写真の曼荼羅は山の絵を見ても上に「エヴェレスト」右は「アマダブラム」と明らかに分かります。左に描かれているお寺は、ここタンボチェのお寺でしょう。おっしゃる通り「地域に根差した」曼荼羅だと思います。
茶色に見える山肌は、たぶん植物はないのでは・・・?この辺りの標高を考えると、多くの植物が限界を超えているでしょうし。ヤクは・・・、ホントだ、何を食べているのかなー・・・?私にもわかりません。牛の仲間ですから草を食べていると思いますが、この高地でどれほどの草があるのか、とても疑問です。
投稿: hanna | 2009年10月24日 (土) 22時51分
こんばんは~ すごい旅が続いていますね。 こういう文章を綴られる慕辺未行さんは 文武両道の方ですね。
さて、ここのところ とても忙しくて なかなかお寄りできず済みません。 また少し出かけて来ます。 慕辺未行さんもリタイアなさった後思う存分楽しんでくださいな。 まだまだ先が長いですが!! (*^-^)
bellaさんへ
文武両道などではありませんヨ(^_^;;!この時は20代最後、しかもあとほんの数日、ということもあり「集大成」という意味の旅でもありました。
bellaさんのご主人様もやはりカラ・パタールまで行かれたのでしょうか?いつ頃行かれたのですか?もしよろしければ、教えてください。
リタイアした後と言うより、その前に無理やりリタイアさせられそうな・・?だからこそここ数年、長い休みを取らずにいるのですが(かつては「有休をいつ、どれだけ取ろうと、それは社員の自由だし、権利でもある」などと豪語していました)。でもホント、今まで訪れたところも含め、行きたいところはますます増える一方です。さあ、どうなることやら・・・?
投稿: bella | 2009年10月25日 (日) 20時49分