« 1992冬 再びネパールへ | トップページ | バンコクで・・・寝てました! »

2009年9月17日 (木)

出発、そして出国

2月18日(火)

名古屋23:00(高速バス:ドリームなごや2号)

 午後9時25分、すべての準備を完了し、家を出た。しばらく帰らないし、「禁欲の世界」を思うと複雑な面持ちである。しかし、すでに矢は放たれた。行かねばなるまい。午後9時40分、名鉄バスセンター(名古屋駅)行きに乗り、名古屋駅で、夜行高速バスに乗り換える。

午後11時、「ドリームなごや2号」は、満員の乗客を乗せ、暁の東京へと走り出した。乗り心地は俺にとっては、評判ほど良くはなく、何度か目が覚め車窓に目をやり、仕事で走り慣れた夜の東名高速を追っていた。

夜行高速バス・車中泊

2月19日(水)

5:40東京(山手線)上野7:03(京成特急)8:15ごろ成田空港16:00(エジプト航空MS865)23:05バンコク(日本との時差-2h)

 午前5時40分、東京駅着。そのまま上野へと向かい、京成の駅構内で朝食とする。洗面も済ませ、午前7時3分発の特急で成田空港へ。空港へは午前8時15分ごろ到着。飛行機の時間を考えれば、この時間に自宅を出発してもいいぐらいなのだが、長い旅になるので、少しでも節約したく、夜行バスを利用した。いささか早すぎるのだが、ここで時間をつぶそう。

思えば海外へ出るのは5年ぶりである。その間にもチャンスはあったのだが、なぜか行こうとしなかった。チェックインまで時間がありすぎて、いろんなことを考えてしまう。裏切ってきた友人たちのことだ。自ら結成したサークルを見捨て、そして、いたたまれないやるせなさ。「ウラギリモノ!ムセキニンオトコ!」そんな罵声が頭の中でこだまする。そんな声から逃げたくて、誰にも旅の予定を告げず、俺はしばらく日本を離れる。「裏切り者の旅だな!」とふと声を漏らし、深いため息をついた。

やや早めに昼食をとり、午後2時よりチェックイン。禁煙席20-A。窓側である。出国手続きを終え、午後3時15分、搭乗開始。午後4時、エジプト航空MS865便、定刻通りに滑走路を疾走し、最初の降機地、マニラ(フィリピン)へと向かった。

Img002

エジプト航空機でタイ・バンコクへと向かいます。

「とうとう行くんだなぁ、いつ帰ってくるのだろうか・・・?」。これから始まる旅への期待や不安よりも何故か淋しさが俺を包む。なんだかよく分からないが、楽しみよりも寂しさを感じる。友達の誰ひとりにさえ話さなかったことへの後悔なのかもしれない。

しばらくして最初の機内食。魚料理か肉料理のどちらかを選べるメニューである。肉のほうを頂き、とりあえず満腹になった後はウトウト眠ってしまった。スチュワーデスに肩を叩かれ、気がつくと、どうやら間もなくマニラらしい。午後7時30分(日本時間午後8時30分)、マニラ到着。

およそ1時間後離陸し、完全満席状態で次のバンコクへと向かう。俺のフライトの最初の降機地であり、毎回降り立ってきた都市である。東京-バンコク間(1年オープンチケット)は俺が知る限りでは、このエジプト航空が一番安く79000円(往復)。次いでパキスタン航空の84000円ってところか。2度目の機内食が運ばれてきた。が、さすがに今度はほとんどパス。食っちゃ寝では、食欲もない。再びウトウトし、午後11時5分(日本時間翌日午前1時5分)バンコク着。

ムッ!とする暑さが体中をとり巻く。入国手続きを済ませ、空港ロビーへ出る。1ドル≒25バーツで20ドル両替。わずか1日の滞在なのでこれだけで足りると思うが・・・?それにしても、5年ぶりのバンコク・ドンムアン空港、なんときれいで立派になったこと!昔は到着ロビーに出るやいなや、数人のタクシーの運転手が客引きに俺の体をとりまいたものだが・・・その姿さえもない。セルフサービスのレストランまである。ウ~ン、思わず苦笑い。ずいぶんとイメージチェンジしたものだ。まぁ、こんな深夜に高いタクシー代払って、どこのホテルへ連れて行かれるか分からないまま外へ出るより、ビールでも飲んで早朝の列車で街へ出よう。そして出発ロビーの空いているベンチで、ザックを枕に仮眠をとる。

バンコク国際空港内にて泊

|

« 1992冬 再びネパールへ | トップページ | バンコクで・・・寝てました! »

コメント

種々の思いを断ち切っての旅。そのほうが旅への思いは強いかもしれませんね。私なんか多少は家族の心配くらいするけれど、ヤレヤレなんとか出てこられたワイ、といううれしさだけでいっぱい。感慨にふけることなく出かけているようでした。
最近トランジットがある便も少なくなりましたね。そしてアジアの国々の空港も目に見えて立派になっているようですね。観光立国タイともなると5年たてばぐっと変わるということでしょうか。


hannaさんへ

この当時、三十路直前。仕事にしろ恋愛にしろ、色々なことがありました。仕事については、バブルがはじけ急激に仕事が減り、人間関係、特に女性との間では、複雑で面倒なことがありました。それらすべてを忘れたい、いわば「逃避行」の旅でした。出国便にエジプト航空を選んだのも、ただ安いからではなく、あわよくばバンコクでチケットを買い、エジプトへも行ってみようか、との思いからでした。多感な青春時代・・・?、だったのでしょう。
タイへは、もう十数年以上行ってませんが、旅番組などから知った情報では、バンコクはモノレールができているとか?!インド・カルカッタ(現;コルカタ)には地下鉄ができているようです。私の旅日記は、遠い古の思い出になりにけり!です。

投稿: hanna | 2009年9月18日 (金) 02時23分

「裏切り者の逃避行」ですか、ドラマみたいですね~いや、ドラマなんですよね。
高速バスって面白いのです。東京~大阪、東京~名古屋、はあまり到着時間の差がないのです。うまいこと調整しているのだと思います。今は東京~大阪で「プレミアムシート」ってのがあるのです、1F4席のみ、値段も高いのですけど一度は乗ってみたいです。時間あればJRバスのサイトをご覧下さい。
成田空港の待ち時間は長かったと思いますが、飛行機の発着や本屋とかで時間つぶされました!?


青龍○段さんへ

いやー、ドラマと言うほどのものではないですヨ!何かと人間関係のしがらみがあったのは事実ですが・・・。今思えば、私のわがままです。
夜行の高速バスは、これ以降利用したことがないのですが、そういえば「名古屋~神戸」の高速バスが、ベンツのバスと聞いたことがあります。乗ってみたい・・・!ネパールでも夜行バスを利用したことがありますが、あれは辛い!道が悪い上にバスもどちらかと言えばオンボロ!シートのクッションも悪く、横揺れ以上に縦揺れがきつかった(笑)!
空港でチェックインまでおよそ5~6時間。何してたっけナー・・・?あちこちぶらぶら、そして日記などのメモ・・・かな?

投稿: 青龍○段 | 2009年9月19日 (土) 07時53分

出かける前の億劫さ、 なんでわざわざ遠くまで、って思いますよね~ いざ空港に着くと”その気”になるのですが・・
特に 慕辺未行さんの旅は重労働ですから 腰も重くなるでしょう。     バンコクのムッとする空気、すごくわかります。別世界ですね、あの湿気は・・
福島はワケあり、ですか、ウフフ、 美味しいもの食べて来ようっと! シルバーウイーク、山歩きですか


bellaさんへ

楽しみであるはずが、この時は何か気が重かったです。行く直前までの人間関係のしがらみ、標高5545mを目指すという夢・・・、色々あって頭の中は混乱していました。
バンコクはこの時で3度目でしたが、ムッとする暑さと人々のエネルギーは相変わらずでした。でもそれが、バンコクのバンコクたる所以でしょう。福島は…、ヘヘッ(^_^;) 懐かしいです。と同時に、苦い思い出の場所でもあります。まあ、過ぎ去った青春時代の一コマです。シルバーウィークは、いまだ何も決めていません(笑)!

投稿: bella | 2009年9月19日 (土) 13時49分

この時の女性との恋愛の話も興味深々なんですけどぉぉぉ・・

( ̄▽ ̄) 


ウンディーネさんへ

そ・それは・・・、勘弁してくださーい(恥)!なにしろ「付き合う」以前の問題です。要は「一方的な片思い」でした。これ以上は聞かないでー(笑)!

投稿: ウンディーネ | 2009年9月21日 (月) 03時47分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 1992冬 再びネパールへ | トップページ | バンコクで・・・寝てました! »