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2009年8月13日 (木)

日本武尊と弟橘姫 入海神社

日本武尊のお妃として東国遠征に同行した弟橘姫。走水の海で夫である日本武尊の武運を案じ、自らの身を尊(みこと)に代わり海神に捧げました。その後、関東一円にこれにまつわる地名などが多く残っていることから、当時の日本武尊の悲しみの深さを窺い知ることができます。

では、弟橘姫の故郷、尾張の国緒川はどうだったのでしょうか?実はこの地にも、信じ難い不思議な話(現実的には、決してあり得ないだろう出来事)が伝説として残っています。それは・・・、この地にも「姫の櫛が流れ着いた」そうです。姫の故郷への想いが愛用の櫛に伝わって、この地へ流れたどり着いたのでしょう。

事実かどうかは別にして、私はこの話、信じたいです。いにしえの時代のロマン・・・、ファンタスティック!です。だからこそ、古事記は面白いし、古の人々の豊かな想像力に脱帽!です。現在、この地には「入海神社」があります。この名の由来は、もう言うまでもないでしょう!まさに、そのまま!です。

愛知県知多郡東浦町緒川に入海神社があります。ご祭神は弟橘姫一神だけです。日本武尊は、残念ながら祀られていません。日本全国、数多く神社はありますが、弟橘姫一神だけを祀る神社は唯一ここだけです。また、弟橘姫の父、忍山宿禰は姫の死を彼の死後も嘆き悲しみ、墳墓から「泣き声がした」と言い伝えられています。参道には「夜泣き石」が今も残っています。

Img001  入海神社の鳥居

  石段を登り境内へ行きます。

Img004  入海神社本殿。

  弟橘姫の木彫り像が祀られています。

Img003  弟橘姫の辞世歌碑。

  この地にも当然ありました。

  姫を偲ぶ人々の心が

  伝わってきます。

ここ入海神社では、毎年10月に「駆馬(おまんと)神事」が行われます。悲運の死を遂げた姫を慰めるには、うってつけの勇壮なお祭りです。

Img006  入海神社の神事の前、

  出番を待つお馬さんたち。

Img007  祭りは、勢いよく走る馬と共に

  若者が一緒に走ります。

Img010  簡単そうで難しいようです。

  馬のスピードについて行けない若者も…でも、みんな頑張っています。

  昔から伝わる伝統のお祭り・・・

  誰もが真剣でした。

Img011  とにかく必死です。

  何とか一緒に走るゾ!と。

Img013  本殿では、可愛い子供が

  舞いを披露していました。

弟橘姫、ご存じの方はもちろん、そうでなかった方は今後、ぜひ心に留めていただきたい古代史のヒロインです。私の部屋には、走水神社のレリーフの写真(昨日ブログ記事に掲載)を引き伸ばし飾って、毎朝その辞世歌を唱え「今日も1日無事過ごすことができますように」と、お祈りしています。そしていつも、弟橘姫のご加護を得て、日々を過ごしています。

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コメント

勇壮なお祭りが姫の御霊を慰めるためというのも面白いですね。なんか凄く大変そう。イザナギ・イザナミノミコト(漢字見つからないのであきらめました)とオルフェウスの物語がともに黄泉の国に妻を訪ねて振り返ったために願いがかなわなかったように古代人の発想が似ていることも面白い。願い、思いが物語の誕生、の源なのでしょうね。奇想天外でもそこの古代人の心模様があるのでしょう。


hannaさんへ

入海神社のお祭りは、実際その場で見ると迫力ありましたよ。私は10代の頃ならともかく、勢い勇ましく走る馬のスピードにはついて行けないでしょう。オルフェウス・・・、ギリシャ神話だったかな・・・?、たしか亡くなった妻を迎えに行き連れ戻すことを許されたけど、「地上に着くまでは決して振り向いてはならない」と約束させられたのですよネ!しかし、我慢できずに振り向いてしまい、するとそこには妻の姿はなかった・・・、という話だったような???かなりうろ覚えです。ほとんど忘れてしまいましたが、一応ギリシャ神話、ローマ神話、北欧神話は若い頃読んだことがあります。でも、古代の人々の発想・想像力の豊かさ、本当にロマンチック、ファンタスティックですよネ!

投稿: hanna | 2009年8月13日 (木) 23時27分

黄泉の国に妻を恋しくたずね行き、おぞましい姿を見る発想はよく似ているでしょう。ただギリシャ神話の方がまだ穏やか、その後の夫と妻の争いは古事記は生々しかったけれど。日光をガイドするとき神楽殿などで、天照大神の天岩戸の話などから神楽を説明すると、外国人はとても面白がってくれました。


hannaさんへ

古事記のイザナギ・イザナミの黄泉の国での争いは、仲の良い夫婦だったとは思えぬほど、激しかったですからね~!ギリシャ神話にも、過激な話はありますが、それほどひどくはなかったような・・・?もっときれいでした。天の岩戸の話は、外国人にはウケるでしょうネ!我々にだってとても面白いというか、事実でもそうでなくても、話としてはとてもユニークだと思います。

投稿: hanna | 2009年8月14日 (金) 09時12分

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