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2009年8月18日 (火)

日本武尊 伊服岐の山

「伊服岐(いぶき)の山に着いた日本武尊は、”この山の神は素手で討ち取る”と豪語し、山に登った。山道で白い猪に出会った。”この猪は、山の神の使いだろう。今は殺さずとも帰りに殺してやる。”と言いながら登った。しかしこれが、山の神の怒りを買った。白い猪は、山の神の化身だったのだ。神は怒って氷雨(雹;ひょう)を降らせ、日本武尊はヘトヘトになった。山から降りて、玉倉部の清水で一休みした。ようやく醒めたような気持ちになれた。そこでその清水を、居醒の清水という。」(古事記より引用・要約)

日本武尊は、大きな失敗、取り返しのつかない失敗をしてしまいました。伊勢の斎宮・倭比売から頂いた草薙の剣を手放して行ったことが、慢心だったのでは?と思わざるを得ません。あの剣は日本武尊にとって、東征で何度も窮地を乗り越えた「神刀」だったはず。

伊服岐の山、現在の伊吹山は、東海地方の人々にとっては、とてもなじみ深い山である。ドライブウェイで山頂付近まで気軽に行くことができます。私も友人や、時には両親と何度も行ったことがあります。一度だけ、ドライブウェイではなく登山道を登って行ったことがあります。12月初旬でしたが、山の南側から登る登山道は、冬とはいえ陽射しもきつく、半袖Tシャツ1枚になって登りました。

頂上には「日本武尊」像があります。そのすぐそばで、私は昼食を作り始めました。ドライブウェイが完備されているところですから、レストランなど食事処もあるのですが、やはり山登りの時は自分で作ります。この日はチキンラーメンに中華丼の具をかけて食べてみました。長崎の「皿うどん」のようにならないかなー?と思ったのですが、チキンラーメンの味が強かったです。お湯で温めるだけのチキンハンバーグも。匂いにつられたのか、小さな子供が指をくわえて見ていました。

Img049  岐阜・滋賀県境に位置する伊吹山

  登山道を登っていきました。

Img050  伊吹山頂上にある「日本武尊」像。

  なんとなくイメージが違う・・・

玉倉部の清水は、麓近くにあります。とても美味しい水で、地元の方々はよく汲みに来るそうです。ただ、もう1か所、その伝説を残すところがあります。滋賀県側の米原市醒ヶ井です。醒ヶ井へも訪れたことがあります。ここは鈴鹿山脈・霊仙山(りょうぜんさん)の登山口でもあり、実際に登ったことがあります。そのとき私は日本武尊のように、頂上では数メートル先が見えないほどの霧に覆われ、ゴールデンウィークなのに霙(みぞれ)が降ってきました。もし他の登山者がいなかったら、下山道を見失っていたかもしれません。下山すると、嘘のように良い天気でした。

ここ醒ヶ井は、養鱒場としても有名です。小川を覗くと清流の中にたくさんの鱒が泳いでいます。そして鱒料理のフルコースを頂くこともできます。お刺身、フライ、塩焼き・・・あと何があったかなー?とても美味しかったです。

ただ、日本武尊が辿ったその後のルートを調べると、滋賀県側へ行ったというのは、どうにも信じ難いです。古事記によると、日本武尊は岐阜・三重県境を通っているはずですから。

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コメント

「もののけ姫」でも猪は「たたり神」ですね。鹿は山を治める神の象徴でしたね。ふと思い出しました。それにしても、私にも日本武尊のイメージはちょっと違います。だけど、源義経なんてチビで出っ歯だったというから、私が抱いている悲劇のヒーローというイメージは違うかもしれませんね。いずれにしても古の旅は大変だったということが分かります。


hannaさんへ

宮崎駿さんのアニメ映画・・・、あれほど話題になり好評にも関わらず、私は何一つ見たことがなくて…。「もののけ姫」は、タイトルからしても、興味を持ちましたが結局、見ずじまいです。
伊吹山の日本武尊像、どう見てもイメージとはかけ離れていますよネー!背は低いし、お爺さんみたいな風貌だし・・・。古事記の記述から想像する姿とは、あまりにもかけ離れています。私には、まだ20代の大男、というイメージなのですが・・・。
源義経の容姿については、私も何かのTV番組で聞いたことがあるような気がします。一休さんだって、漫画やアニメでは可愛らしい小坊主さんですが、本当は・・・!ですからねー。私としては、たとえ真実の姿とはいえ、夢やロマンを壊してほしくないなー!と思います。
古の人々の旅、本当に大変だったと思います。つい百数十年前までは、そのときと同じような旅をしていたのでしょうね。陸を行くなら、歩くか馬に乗る。海を行くなら船、しかし現代のような船はなかった時代ですから。古の人々、本当にスゴイ!この一言に尽きます。

投稿: hanna | 2009年8月18日 (火) 23時31分

こんにちは~
ここで例の品を作られたのですね~
伊吹山も行きたいと思っているのですが、先シーズンは右膝故障のためろくに行けず、年末~年明け辺り雪がある時に行く予定です。
山頂にあるのは覚えておきますが、いい色で合われた方も登っているのですが確か祠のようなものがあったと思います。
暑いので、今から冬が楽しいです。


青龍○段さんへ

ハイ、そうなのです。以前、青龍さんのブログのコメントに書きましたっけ?もう20年近く経つのですが、頻繁に山へ行っていた頃はアウトドアショップで買ったレトルト食品や、気軽に作ることができるものを持参していました。インスタントの味噌汁やカップスープもその一つです。コンビニ弁当を持っていくことは、一度もありませんでした。だって、冷めてしまうでしょ?たとえレトルトでも、温かいものを食べたいですしネ!ですから、お湯で温めるだけでできる中華丼(の具)やハンバーグは、簡単お手軽で重宝します。

投稿: 青龍○段 | 2009年8月20日 (木) 10時50分

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