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2009年6月 6日 (土)

ムクチナート ~聖地への道~ その4

11月13日 ”大麻売りとラバの隊商”

ゴラパニ8:40(徒歩)10:50シカ11:10(徒歩)11:50ガラ12:00(徒歩)13:30タトパニ

 6:30起床し、20分ほど登った丘、プンヒルへ。けっこうきつい登りだ sweat01 。途中から、周辺の山の向こうにマチャプチャレの頂が見えてくる coldsweats02オォーッ ! 。ニルギリ(6940m)、アンナプルナ(8091m)、ヒウンチュリ(6441m)も見え、朝日 sun に輝いて眺望も素晴らしい lovely 。ここプンヒルは、標高約3200mで、アンナプルナ山群やダウラギリ山群を眺められる展望台なのだ wink

9  プンヒルから見た

  ダウラギリ主峰(8167m) happy01

  ここへ来なければ、この景色も

  眺めることはできません。

10_s  ニルギリS峰(6839m)

  景色も素晴らしいですが、

  空気がきれいなので青空もきれいです。confident

しかし、3日前は、あの聳え立つマチャプチャレの向こう、アンナプルナのすぐ目の前にいたことを思うと、ずいぶん歩いたなぁ shoe think!人間の足 foot というものは、使えばタフなものである。遠い昔の旅人は、歩くしかなかった。ゲルマンの大移動も、芭蕉の徘徊も。そして、今の俺 think 。今の日本は、車 car 社会が発達し過ぎる。

8:00ごろロッジへ戻り、パンケーキで朝食 restaurant にする。外で食べると暖かくて good 、気持ちがいい smile 。ここからは、古のインド~チベット交易路を歩くことになる。8:40出発。この日はタトパニが目標で、高低差約1600mの一気の下り downwardright  だ。それにしても、この日は上天気 sunsunsun happy01 。チトレまで45分。正面にニルギリ、右にアンナプルナ南峰を眺めながらのトレッキングだ lovely 。シカまで2時間、ノンストップで歩き続ける shoe

途中、村の子供に「ハッシーシ(大麻の一種;チャラス)?」と話しかけられたときは、しらけた wobbly 。こんな山の中なのに shock 。可愛くないなぁ sadsign01 シカからガラまで40分。ガラでも「ヘイ、ジャパニ。ガンジャ(大麻の一種;マリファナ)?グッドワン!」と声かけられ、もう頭に来た angry 。「俺は何も吸わないよ pout sign03 」と、語気荒く言ってしまった。結局、今まで来た人々(のごく一部)が、気安く大麻を買っているからいけないんだよネ weep

ガラを逃げるように出て、タトパニへ向かった。地図上では、あとわずかだけど、なかなか着かない despair 。ラバの隊商がやってきた。こちらが道を譲って待っていると、逆に先頭のラバが道を譲って止まって、待っててくれたことに驚いた coldsweats02 。ラバが道を譲ってくれるなんて sign01 思ってもみなかった。車社会にも生かしたい教訓だナ think

13:30ごろ、タトパニ到着。驚いたことに、商店(雑貨屋)、郵便局 postoffice 、銀行 bank もある。山の中としては、大都会だ coldsweats02ビックリ ! 。トレッカーズロッジに宿を決める。ロッジにはシャワーもあって、ポカラ出発以来初めて、9日ぶりのシャワーを浴びる happy02 。ついでに下着類も洗濯。実に汗臭かった coldsweats01 。水が真っ黒になったほどだ coldsweats02

ここタトパニの地名は”お湯”という意味である。”タト”が”熱い”、”パニ”が”水”なのだ。つまりここは、”温泉 spa ”が湧き出ている村なのだ happy01 sign03  夕方、すぐ横を流れるカリガンダキ川の川辺へ行くと、ところどころ、お湯が湧き出ている。スコップなどで穴を掘れば、体ごと入れるのだろうが、時間的に無理なので、湯と川の水で温度を中和させ、足 foot だけでも温めた。浴槽のようなものがあればいいのに・・・ think

このところ、両足 footfoot と手首 paperpaper に、虫なのか、それとも山の中の水や食事で使う油が合わなかったのか bearing 、水膨れができ、そこら中がかゆい weep 。水膨れがつぶれたところは、次第に化膿しだし shock 、特に足首は、靴ずれと重なって痛かった wobbly

夕食 restaurant は、ライス、ベジタブルカリーと玉子焼き。デザートに、久しぶりにフルーツカード(ヨーグルト)、なかなかおいしい delicious 。そしてブランケットを借りて、毎晩のように20:00前にはもう、シュラフに潜り込んでいた sleepy

タトパニ、トレッカーズロッジにて

*その後の1992年、1994年にもこの地を歩いていますが、川辺近くに石でできた大きな浴槽、つまり”露天風呂 spa ”ができていました。水着などを着用して入るのですが、トレッキングで少々疲れた体には、最高の”癒し”の場所です。この辺りに火山があるわけでもないのに何故、ここに温泉が湧き出るのかは、ユーラシア大陸にインド亜大陸がぶつかって(インドプレートがユーラシアプレートの下に潜り込んだ)、それによる地殻変動が原因とかなんとか・・・?ヒマラヤがあれほど高くなったのも、それが原因で隆起したと言われていますし・・・。これよりさらに上流、標高3000m付近には、太古の昔、そこが海であったことを示すかのように、アンモナイトが見つかります。数十億年の地球の歴史・変化を感じます。

 

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コメント

「旅の恥はかき捨て」といいますが、ところがかわっても法に背く行為を、旅の間だからとやってしまうのは情けないことですね。これは決して「経験だから」ですむようなことではないと思います。
道を譲ってくれるラバなんて躾がいいのかしら。面白いものですね。


hannaさんへ

「旅の恥はかき捨て」、いったい誰が初めに言ったのでしょうネ?!偶然起こった「恥」ならば仕方がありませんが、「わざと起こした、傍若無人」の「恥」ならば、本当に情けないことだと思います。私も過去ログにも書いたとおり、一度だけ「経験」してしまいました(お・お許しを~!)が、ホントにそれっきり!やはり「いけないものは、してはいけない、ダメ!」という良識を持って行動しなければ、たとえ自分のことであっても、相手にとっては自分が「日本人代表」のようなもの!ですから。自分一人の軽率な行動や言動が、「すべての日本人がそうなんだ」と思われるようなことになったら・・・(;_; 泣)!
道を譲ってくれたラバですが、もう少し詳しく書くと、道はとても狭く片側は山、もう一方は谷の崖になっていました。日本国内で山へ行ったときも、狭い登山道ですれ違う時、下る人がより危険な崖側に立ち止まって登る人が通り過ぎるのを待ちます。暗黙のルールです。このとき、私は”下り”でした。そして山側の崖にへばりつくようにして、道を譲っていたら、思いがけずラバが谷側に身を寄せて、道を譲ってくれたのです。私は、無事安全にそこを通り過ぎることができました。躾も良かったのでしょうが、それ以上の何とも言えない「感激」を味わいました。私も人として本気で「車社会にもこれを生かしたいナ!」と。

投稿: hanna | 2009年6月 6日 (土) 23時41分

9日振りの湯はさぞかし気持ちよかった事でしょうね~
山の中ですから仕方ないですけど。
大台ヶ原から下った際の山小屋で風呂がありましたが、結局入らずじまいでした。
ダウラギリは確か遠い遠い道のりと聞いています。立派な姿は人々を寄せ付けない、と今井通子さんの本に書いていました。
先日紹介して頂いた写真集は近くの図書館には無かったのでまたの機会に予約します。

ちなみに山に行けば、「いつでも帰るもん」と考えています、でも一人の場合はそれでもいいのですが、人が増える都度はどうしようかと思いますね~
初めて行く山では事前によ~く確認して登るようにしています。
それでもやはり「いつでも帰るもん」は忘れないですけどね


青龍○段さんへ

9日ぶりのシャワー、しかも毎日何時間も歩いていたのですから、体の汚れなんて、ひどかったです。洗った部分のタオルが、そこだけ真っ黒になってました(笑)!そういえば、木曽の御岳頂上の山小屋にも風呂があって、感激しましたよ。
このプンヒルから眺めるダウラギリの偉容も、ここならでは!のものです。さすが8000mを超えるだけあります。
「いつでも帰るもん」は大事なことですよネ。かの植村直己氏も「冒険とは、生きて帰ること」とおっしゃっていました。山も同じ。決して無理はしないことが大切だと思います。仲間や友達同士で行く場合は、事前にそのようなことを話し合っておいてはいかがでしょうか?一人一人の体力や技量、その日の体調も皆違うでしょうし。1人でも調子が悪くなったら、全員が撤退する、当たり前のことなのですが、それを守れないグループもいるようですし。その点、青龍さんは大丈夫ですよネ!

投稿: 青龍○段 | 2009年6月 7日 (日) 18時21分

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