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2009年6月10日 (水)

ムクチナート ~聖地への道~ その8

11月17日 ”異邦人”

カグベニ8:45(徒歩)11:40ジャルコット12:40(徒歩)13:10ムクチナート16:00(徒歩)16:20ジャルコット

 熟睡できないまま wobbly 、朝を迎えた gawk 。それでもシュラフから出たのは、7:00。朝食は、ムスタン・ブレッド bread にジャムを塗って、そしてオムレツ。ムスタン・ブレッドは、ジャムを塗ったから良かったものの、そのままだったら、味は今一つ。ただし、お腹はふくれる。

しばらくすると、アメリカ人のカップル heart04 (カリフォルニア出身とのこと)が、日本語で話しかけてきた coldsweats02 。彼らは小田原で3年間、英語教師として働いていたそうだ。彼らは俺の右手首の化膿に気付き、俺が「薬は持っていないのです weep 」と答えると、彼らが持っているファーストエイドで、応急処置をしてくれた confident 。すべて日本製の、軟膏や滅菌ガーゼ、バンドエイドで、患部にバイ菌などが入らぬよう施してくれた。足首の傷にも、バンドエイドをペタペタと何か所も貼ってくれた。本当に嬉しかったし、助かった happy01 。旅人同士の心の通じ合い good 、国境を越えてもあるものなんだ wink 。俺は彼らに本当に感謝した lovely 。そして「ありがとう happy01 、お元気で。さようなら weep !」と、彼らを見送った crying

8:45、いつもよりのんびりしたスタート。ムクチナートまでは、わずか2~3時間らしいが、傷ついた俺の脚では、もう少しかかるだろう sad 。スタート直後こそ、山肌の登り道だったが、1時間かけて登りきると、後は緩やかなアップダウンの道。

それにしても、この道から見える光景は、あまりにも荒涼としている eye 。砂漠ではないのだが、もし、シルクロードを歩くことができるならば、きっとこんな感じなのだろう think 。俺の脳裏に、再びあの歌 note が浮かび、声を出して歌っていた karaoke notes

           異 邦 人        久保田早紀

子供たちが空に向かい両手を広げ

鳥や雲や夢までもつかもうとしている

その姿は昨日までの何も知らない私

あなたにこの指が届くと信じていた

空と大地がふれあう彼方

過去からの旅人を呼んでる道

あなたにとって私ただの通りすがり

ちょっとふりむいてみただけの異邦人

市場へ行く人の波に体をあずけ

石畳の街角をゆらゆらとさまよう

祈りの声、ひずめの音、歌うようなざわめき

私を置き去りに過ぎていく白い朝

時間旅行が心の傷を

なぜかしら埋めていく不思議な道

’サヨナラ’だけの手紙迷い続けて書き

あとは悲しみをもてあます異邦人

あとは悲しみをもてあます異邦人

俺はこの歌 note を歌いながら notes 歩き続けた shoe 。この歌が使われたコマーシャルのシルクロードの画面と、今見ている風景とをダブらせながら confident 。「あぁ、俺もここでは”異邦人”なんだナァ confident !」という意識が、よりいっそう強くなった。すれ違う人々と「ナマステ happy01 (ネパール語;こんにちは)!」と、声かけ合う。’旅’というものは’歩く’ことなんだナァ!あれこれ考えているうちに、ジャルコットへ着いた。11:40だ。

(11/17の日記 まだまだ次へ続きます)

15  この道を、”異邦人の道”と、

  勝手に名付け呼んでいます coldsweats01

  痛む足を引きずり wobbly 、ひたすら前だけを見て、歩き続けました angryガンバ shoe

  シルクロードに思いを馳せながら・・・confident

16_2  この道は、’92、’94にも歩いています coldsweats01

  歩くたびに”異邦人”を口ずさんでしまいます karaoke notes

  

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コメント

自らを異邦人としみじみと感じるところへ身を置いたことはまだありません。最もいつも時間やお金の制限の中の旅ですから長くとも半月程度で日本に戻ってしまうし、誰かと一緒ですものね。孤独感も疎外感もないのかもしれません。あとはこれから老いてゆくとの問題かな。でも、自然の厳しさ、孤独感にさいなまれた経験も、生きる糧かもしれないとも思います。


hannaさんへ

”異邦人”もいいですが、♪思えば遠くへ来たもんだ~♪といった気分でもあります。殺伐とした荒野の道、たどり着いた仏教の聖地、ここでは自分は明らかに”異邦人”なんだと実感せざるを得ませんでした。当時の自分としては、「よくぞこんなところまで来たものだ」と感心していたかもしれません。いずれにしても、長い道程でした。

投稿: hanna | 2009年6月11日 (木) 19時13分

私も山を歩いて異邦人と思ったことはないですね~
その地に行っていないからでしょうけどね。
しかし単独で歩いているときは「むむむっ」って思うときもあります。

救急セットを用意しなければ~
ちなみに1月にやってしまった右膝は今のところ全く痛み無しです、冬が心配ですけど・・・


青龍○段さんへ

エヴェレスト街道やアンナプルナ周遊の時も、このカグベニ~ムクチナート間以外では、”異邦人”であることを強く意識したことはありません。私にとって、何か特別な”道”のようです。
薬などは、初めは持っていたのですが、カルカッタですべて失くしましたので・・・(泣)。でも、バンドエイドぐらいは、事前にカトマンドゥで買っておくべきだったかナ?日本で山行きの時は、常に持って行っていますよ。

投稿: 青龍○段 | 2009年6月11日 (木) 21時43分

また いいお友達にめぐり合いましたね~ 日本語のできるアメリカ人、 しかも日本の薬などで手当てしてくれて 
嬉しいやら 誇らしいやら、  
困った時に いつも誰かが現れるのも 募辺未行さんの
運の強さと人徳でしょう!

異邦人は 私などは もっと大都市、たとえば文字通りイスタンブールとか、、を イメージしますが、 未行さんが それで救われた素晴らしい歌ですから、募辺未行さんの宝物ですね~!


bellaさんへ

彼らから日本語で声かけられたときは、ビックリであり、嬉しくもあり・・・。たしか彼らは、日本での仕事を終え(たぶん契約が切れたのでは?)、その足で旅に出たのだと思います。彼らが持っていたファーストエイドは、日本のものばかりでしたから!
私は私自身「運が強い」とか「人徳がある」などとは思わないのですが、この旅の後、これらの経験を生かすというか、恩返しの意味でも、困っている人を見たら、自分にできる限りでいいから、少しでも「役に立ちたい!」と思うようになりました。
”異邦人”、bellaさんにとってはイスタンブールをイメージしますか?!何となく解るような気がします。行ったことはありませんが、アジアとヨーロッパの境界の街ですネ!「メルハバ!(トルコ語;こんにちは)」だけは知っています。それと、庄野真代さんの名曲「飛んでイスタンブール」を思い出します。

投稿: bella | 2009年6月13日 (土) 22時08分

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