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2009年6月 8日 (月)

ムクチナート ~聖地への道~ その6

11月15日 ”電気との出会い”

ガサ7:30(徒歩)9:15レテ9:30(徒歩)10:15カロパニ10:45(徒歩)12:20ラルジュン12:40(徒歩)14:00トゥクチェ14:00(徒歩)15:30マルファ

 6:30起床。あと3日歩けばムクチナートだ wink 。アップルパイとホットレモンで朝食 restaurant 。ホットレモンは、この辺りでは果汁そのままを使う。砂糖を入れないと酸っぱい wobbly

7:30出発。カイク、レテ、カロパニと、ほぼ1時間おきに村があるのは、ペース配分が楽になる happy01 。カロパニのチェックポスト(トレッキング・パーミットを確認するところ)で、許可証に確認済みのスタンプを押してもらう。そしておやつに、アップルカードを食べる delicious

ガサより既に標高差、550m。それほどきつい登りはなかったのだが・・・ think 。この日の目的地、トゥクチェまでの標高差は、もう約30mしかない happy01 。後は平坦な道と、水量の減ったカリガンダキ川の川原を歩くことになるだろう。

10:45にカロパニを出発。川原を歩き続けてラルジュンへ。一休みして、12:40出発。予想を上回るペースだ。再び、川原を歩き、リンゴ apple 売りに出会う。1ルピーで2つは安い happy01 sign01 この辺りは、リンゴ apple の産地だからナァ!さらに進むと、インドからネパール入国時に知り合ったカナダ人夫婦と再会し lovely happy01 sign01 彼らから「マルファは、すごくステキな村だ heart 。トゥクチェから1時間半で平坦な道だから、ぜひそこまで行ってみるといい wink 」とアドバイスを頂き、トゥクチェを14:00、そのまま素通りして、一気にマルファへと頑張ることにする angryガンバ shoe

すると突然、俺の目に”文明”が飛び込んできた gawk 。何と、”電線”が通っている wobbly 。奥地へ進んでいるのに・・・?トレッキングに出てきて初めてだ。しかし、謎は解けた happy02 。この地方最大の村(というより”街”かな?)、ジョモソムに近いからだろう。ジョモソムなら、ポカラから来る飛行機 airplane の飛行場もあるし、電気 flair があっても不思議はない。

38

 乾期で水量の減った

 カリガンダキ川の川原を行きます shoe foot shoe

 往年のインド~チベット交易路でもあります confident

この辺りから、周りの風景が荒涼としてきた。いかにも”チベットへ向かう”という感じだ catface 。やがて、マルファに15:30到着。さすがに肌寒くなってきた。この日はオームズホテルに泊まる。時間的 clock にも距離的 shoe にも、最も行動した日だ bleah

ホテル内には、今まで見たことがない蛍光灯に白熱球 flair 、ラジカセ slate からは、ビージーズやビートルズの音楽 note notes が流れている。ポカラ以来の”文明”だ coldsweats02 。一瞬とまどいながらも、やはり普段の生活に少し近づいたせいか、わりと落ち着いた confident

夕食 restaurant は、ベジタブル・フライドライスとチキンスープ。”チキン chick ”と見るや、「肉が食べられる smile sign01 」と思ったのに、スープだけ。「なぁーんだ down 」と思っても、後の祭り。

ここのロッジの娘 virgo さんで、まだ15~6才位だろうか、俺が首からぶら下げているペンダントタイプの時計 watch を、「どうしても欲しい catface 」と親にねだり、「譲ってくれ confident 」と言いだした。

「日本でいくら yen するんだ?」

「ネパールルピーで70ルピー moneybag ぐらい」

「100ルピー出すから、売ってくれ think

と、言われても、今の俺にとって、唯一の時計。無くては困る weep

「何かと交換するから think 」と言われる。

「いくら moneybag 欲しいの sign02 」とも言われる。

「絶対にダメだ pout 。これがないと、俺が困るから wobbly sign03 」と言って、断固拒否 ng する。

彼らは、ぶつぶつ言いながら諦めたようだ。そしてこれ以降、彼らの態度は急変した weep 。今まで、何か注文すると、ニッコリ happy01 微笑んで持って来てくれたのに、もう、それはない。あからさまな変わりよう shock 。俺も腹が立って angry 、寝てしまった sleepy

マルファ、オームズホテルにて

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コメント

普段の日帰り低山ではよく電線を見かけるのですけど、あれが写真を撮る際に邪魔なんですよね~木曽駒ヶ岳でもロープウェイがあるのである程度の場所は仕方ないのですけどね。


青龍○段さんへ

こちらの方には、近いところでも鈴鹿山脈の山になりますので、低い山でも1000m前後。御在所岳を除けば、電線などは目につかないのですが・・・。木曽駒は、登山目的ではありませんでしたが、20代の頃両親を連れて行った覚えがあります。千畳敷カールを少し散歩したかな!ネパールへは1994年を最後に行っていないのですが、どれほど変わっているか、気になります。

投稿: 青龍○段 | 2009年6月 9日 (火) 07時13分

文明が発達するほど欲が深くなったりして。というより、新しいものへのあこがれが強いのかも。でも、そうあからさまでも困りますよね。こんな瓦礫の道も、奥深い山中も人は住んでいる。暮らしはある。凄いことだといつも思います。だからそこに根づいたものの考え方や、感覚がある。これも興味深いですよね。


hannaさんへ

おっしゃる通りなのかもしれませんネ!人間、文明の発達と共に欲が深くなっているのかも・・・?この時は、たった一つしか持っていない時計、それを売るわけにはいかなかったし、それを理解されなかったのが、残念でなりませんでした。
こんな険しい地形、厳しい自然、文明がなかなか行き届かない場所でも人々は暮らしている。何故にこの場所を選んだのか?農作物さえも、なかなか育たないようなところで!それでも、人間は生きていけるのですネ!
25年も昔の旅日記ですが、それでも何かを感じていただき、考えることがあるだけでも、とても嬉しく思います。

投稿: hanna | 2009年6月 9日 (火) 08時56分

う~ん、びっくりしました・・  時計を欲しがったのは
彼らの大昔の生き様にはなかった思想で、文明人と
接するようになってからの 風潮のハザマで  若い女の子が
翻弄された人格形成のなせる業ですね・・・

断固時計を売らなかったのは正解です
正しいことを貫くのも 旅の礼儀でしょう! 


bellaさんへ

hannaさんのコメントにもありますが、やはり文明が進むとそれだけ「欲深く」なるのかもしれませんネ!それともう一つ、bellaさんもおっしゃっているように、この道が気軽に行けるトレッキング・ルートで、外国人ツーリストとの接触が多いことも見逃せませんよネ!
この時持っていた時計は、それ一つしかなかったですし、ちょっと「いわくつき」の時計でしたので、いくら大金を積まれても、売ることはしなかったと思います。それに、そこで安易に売ったりしたら、彼女は「お金さえ出せば、何でも手に入る」と思ってしまったかもしれませんよネ!bellaさんに、「正解です」と言われ、安心しました。

投稿: bella | 2009年6月13日 (土) 21時52分

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