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2009年4月

2009年4月30日 (木)

25年前・・・

皆さんはおいくつの頃で、何をしていましたか?

25年といえば、四半世紀、とも言われる歳月が流れたことになります。今から25年前、1984年です。

その年、私が覚えていることは、2月に冒険家の植村直己氏がカナダ・マッキンリー登頂後、消息を絶ったこと。

そして、大きな変化もありました。この年の秋、11月か12月だったと思いますが、聖徳太子、伊藤博文、岩倉具視さん が引退され、福沢諭吉、新渡戸稲造、夏目漱石さん が新たに登場した年でもあります。

私はといえば、本来なら大学 を卒業して社会人1年生だった・・・はずですが、気まぐれ野郎の私は、中退してフリーターの身となり、機会を作っては何度も北海道へと足を運び、そしてその秋、初めて海外へと旅立ちました

その時の記録ももちろん、旅日記 として残してあります。当時、所属していた旅サークルの会誌に寄稿したものもあれば、原稿を書いただけで載せなかったものもあります。次回からの「慕辺未行 古い旅日記」は、当時まだ22才だった私のハラハラドキドキの初海外旅行、紹介いたします。改めて読んでみると、「貴重な体験だったなぁ!この時の体験が、今に生きている」と思いました

しかし、旅に出てほんの数日後に、あるトラブルでカメラ を失くしてしまったので、写真はほとんどありません。文章だらけのブログになりますが、どうか「つまらない 」などと思わず、楽しみながら お読みいただければ、嬉しく思います

そして、40代後半の中年男のブログではなく、22才の若者の、がむしゃらな旅日記としてお読みいただけたら、幸いです。

世間では今、GWという方もいらっしゃるでしょうか?私は、暦通りです 。しかし、わが社の中には、2週続けて木金と有休を取り12連休にしたつわものもいます。羨ましい !私は、あえてこのような時期はどこへも行かずのんびりしています。その代わり、数年に1回、6月や10~11月、2月頃といった時期を選んで、10日~2週間ほど有休をとりますが・・・(笑)

皆さんは、GWどのようなご予定でしょうか?お出かけされる方、どうぞお気をつけて、たくさん楽しんできてください 。そうでない方、私のブログで、少しでも旅気分味わってください

それでは、次回からの旅日記も、よろしくお願い致します。m(u_u)m

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2009年4月29日 (水)

サイドバーの・・・

世界地図の時計と、小動物図鑑・・・

私はけっこう、気に入っているのですが 、読みに来てくださっている皆様は、いかがですか or

時計は、オレンジ色のポイントをクリックすれば、その場所の現在時刻が表示されます。例えば、ロサンゼルス、ニューヨーク、メキシコシティ、リオデジャネイロ。ロンドン、パリ。ナイロビ。香港。シドニー、ウェリントン。そして東京。私は時々これで、「今ドイツは何時かな?何してるかな?」と、エルマーとアンジュラに思いを馳せています。インド(日本との時差-3時間半)やネパール(時差-3時間45分)、タイ(時差-2時間)も表示されていたら、なお良かったのですが・・・。

それから、小動物図鑑

私は、ここに出てくる「オカメインコ 」を以前、飼っていたことがあって、もう懐かしくてたまりません !ホント、そっくりですから!今頃、あの世で、元気に飛び回っているのかなぁ?

私は、基本的に生き物や動物は大好きです。ただし、カマキリとヘビだけは、勘弁して下さい

カマキリは、幼い頃、カマキリ同士で喧嘩して負けたカマキリが、勝ったカマキリに共食いされたのを見て、鳥肌が立ち、もうダメ

ヘビは、やはり子供のころに飼っていたジュウシマツが、ある朝、鳥かごを見ると・・・、そこにはジュウシマツではなく、お腹をパンパンに膨らませた一匹のヘビがとぐろを巻いて寝ていたのです

その時のことは、今でも鮮明に覚えています。近所のおじさんに、ヘビを起こさないように鳥小屋から、巣ごとヘビを取り出し、ビニール袋に入れて封を縛り、空き缶に入れてさらに灯油を入れ、火をつけました(ヒェ~!残酷でしょうか ?)。

カマキリとヘビに対しては、このようなトラウマが今でもあります

でも、他はおおむね大丈夫(?)です。とくに鳥は !セキセイインコは、長い間飼っていましたので

怪我をした野生のスズメやハトを保護して、元気になるまで飼っていたこともあります 。足を骨折した鳩を保護して、赤チンを塗って、爪楊枝を骨折した足の添え木にして、しばらくの間「ポッポ」と名付け、元気になった後、野生に帰してあげたのですが、我が家に来れば「餌がもらえる」と学習してしまった みたいで、我が家の近くから一向に離れませんでした

当時、小学生だった私が帰宅すると、家の近くの電柱に、いつも1羽の鳩 がいました。「ポッポ?」と呼ぶと、すぐに飛び降りて来て、私の足元で「クーックックッ 」と、じゃれつくのです。まあ、それはそれで可愛かった ですけどネ そして「しょうがないナァ!」と言いつつ、母が餌を与えていました。ポッポはさも「お腹すいてたんだ」とでも言いたげに、ただ、がむしゃらに餌(お米、又は小鳥の餌)を、ついばんでいました

あれれ・・・?小動物図鑑の話からずいぶん離れてしまいました。ごめんなさい m(u_u)m !

まぁ、そんな訳で(って、どんな訳だか?)、本文のブログは当然ですが、サイドバーも楽しんでいただけたら と思って本日のブログといたします

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2009年4月28日 (火)

2002 ドイツ・スイスの旅 最終回

名古屋便の搭乗口を確認しておく。5時間以上あるので時間をもてあましそうだ。ソウルの街まで行ってみようか 、とも考えたが、往復の時間や、何かトラブルがあって乗り遅れるようなことになると大変 なので、空港内で過ごすことにする。

まず、残っていた5ユーロをウォン(韓国の通貨)に両替 して、まず缶ビール を1本。そして免税店で、最後のお土産を買うことにする。煙草、そして岩海苔とキムチ。買い物 を終えて、空港内をウロウロしていると、韓国の古い民族衣装を着た人たちが歩いている。「Take a picture For Free  (ご自由に写真をお撮りください)」とある。カメラにはあと1枚、フィルムが残っていたはずだ。そこで、「お願いします 」と頼んで、一緒に写真を撮る。ポラロイドのサービスもしていて、それも頂いた。まだ、ワールドカップ 開催中で、世界中の国の人々が、この国を訪れていることもあってのサービスなのだろうか?空港の外には出ていないが、少しは韓国の雰囲気を味わうことができた

320  韓国の民族衣装を着た人々

  思わぬサービスに

  出会うことができました

そして、VISAカードが何かキャンペーンをやっている。尋ねてみると「VISAカードはお持ちですか?」と上手な日本語で話す。カードを見せて、アンケートに答える。すると、Tシャツ がプレゼントされた。「オォ!太っ腹 」が、サイズがLL、デカイ!「兄貴の土産になるか!」と、気を取り直す。何しろ、名古屋空港まで兄が迎えに来てくれる約束なので、たばこ以外にも何かないとナ

それにしても長い!まだ時間が余っている。わずかに残った現金で、ファンタを飲みケーキ を食べる。そしてボーッと過ごす。各搭乗口を見てみると、新潟行き、福島行き、秋田行きなど日本のあちこちの空港へ飛んでいるんだなぁ!名古屋行きも、もう少し早ければ、と思うのだが、それは仕方がない。他の国へ行ったならば、ちょうど良かったかもしれないし。

18時を回り、そろそろ搭乗手続きが始まる。待っている人々を見ると、ワールドカップ を観戦して帰国する、といった風の若者も多い。そしていよいよ搭乗。最後のフライト 、旅である。名古屋まではわずか1時間50分。本当に近い。時差も日本と韓国の間にはない。

そして、アッという間に名古屋へ到着。入国手続き、受託荷物を受け取り、税関のチェック。しかし、俺は大きな勘違いをしていた。煙草を免税で持ち込めるのは1カートンだけだったのだ。なのに俺は3カートンと勘違いしていた 。見つかったら仕方がないさ、「エッ!3カートンじゃなかった?」と、とぼけるつもりでいた

しかし、荷物は全く広げられることなく終わった。「こんなに簡単に済むのなら、ドイツで美味しいフランクフルト・ソーセージを買ってくるんだった」と、後悔 。事前に「肉類は、加工された、瓶か缶に入っているもの以外は、税関で没収される」と、聞いていたから、買ってこなかったのに!だって、真空パックのものしか売ってなかった、というか、缶詰のハムは、すごく高かった!まぁいいや!到着ロビーに出ると、兄が迎えに来ていた。そして、旅は終わった。

2002 ドイツ・スイスの旅  完

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2009年4月27日 (月)

2002 ドイツ・スイスの旅 その44

6月24日(月)

(KE906)13:15ソウル・インチョン国際空港18:50(KE751)20:40名古屋空港

 機上 の人となった俺は、幾多の思い出とともに、日本 へと帰国する。わずか10日ほどであったが、エルマーやアンジュラ、エルマーのご両親、友達のイーナ、ツェルのワインショップ、とても楽しい時間を過ごした 。生涯ないほどの日々だった。10年ぶりの再会だったが、それ以上の感激を与えてくれた。本当に素敵にもてなしてくれた 。もし、逆に彼らが日本を訪れた時、同じようなもてなしができるだろうか?狭い我が家では、とても無理だが、でも他にももてなし方は何かあるはずだ。しっかりと考えておかなければ!いつの日かに備えて

さて、最初にドリンクサービス があり、機内食 となる。乗客はもちろん韓国人が多いせいか、俺も韓国人と思われたようで、韓国語で言葉をかけられた。英語で「すみません。(言葉が)分からないのです 」と言うと、流暢な日本語で「ビビンバとチキンをご用意させていただきました」と話す。まるで日本人がしゃべっているような日本語だ と思っていたら、そのフライトアテンダント(スチュワーデス)は、名札を見ると、正真正銘の日本人であった。まさか、日本発着ではない国際線に、日本人フライトアテンダントが乗務しているとは思わなかったので、とても驚いた。それだけ、この大韓航空 を利用する日本人が多い、ということだろう。

そういえば、機内アナウンスも日本語訳があるし、映画にも日本語字幕があるものもあった。音楽も日本の最新のポップミュージック、演歌ばかりのチャンネルもある。これだけそろっていれば、日本人をターゲットにして、国際線の乗客を増やすことは十分可能だろう。しかも、ソウルから日本のあちこちの都市の空港に飛んでいるのだから。首都圏や関西圏以外の、例えば東北、北陸、山陰・山陽、四国、九州各都市の人々にとっては、とても利用価値があるに違いない。

さて、機内食 の味はと言うと、「ウマイ!」というほどではないが、お腹が空いていたので、かるく平らげてしまった 。まだ物足りないくらいだ。しかし、食い意地張っても仕方あるまい。ソウルまでの長いフライト、しばらく寝る とする。ふと気がつくと、本当に寝てしまっていたようだ。2度目の機内食となる。今度は初めから日本語で話してくれた。「チキンか肉料理」ということで、先ほどチキンにしたので、肉料理 にする。これまたすべて平らげる 。10時間以上かかるフライトではあるが、途中でいくらか寝てしまったので、それほど長く感じなかった。そして、ソウルへと着陸。

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2009年4月26日 (日)

2002 ドイツ・スイスの旅 その43

レストラン を出て、アウグスティーナ教会を見ながら、駅へと戻る。もう3時になるころだ。

309

 アウグスティーナ教会

 見ごたえのある建物です

312  ヴュルツブルク駅まで

  戻ってきました

駅でアイスクリームを食べたり、自動名刺印刷機で名刺を作ったりして、時間をつぶす。やがて、列車の時間が近づき、ホームへと上がり、15:30発のICE に乗る。最後の列車も1等車に乗る。中はガラガラだ。シートは、新幹線並み、というよりもっと豪華だ!6人用コンパートメントを1人占めする

314_2  ICE特急

 これに乗りフランクフルトへ

316  1等車内です

 ご覧のとおり、ガラガラでした

フランクフルトまでは、それほど遠くなく、1時間半ほどだ。1等車のコンパートメントで、最後の旅をゆったりと過ごす。車窓に映るぶどう畑を見ながら、今回の旅の思い出にふける。初めてのヨーロッパ、エルマー・アンジュラとの再会 から始まり、エルマーのお父さんからの思いがけない誘いで、モーゼル地方のツェルの街へドライブ 。そしてスイス。思いっきり、ハイキング を楽しみ、美味しいもの もたくさん食べた。再びドイツへ戻り、憧れのローテンブルク 。本当に素敵な旅だった。16:55、フランクフルト空港駅に到着。いよいよ帰るのみだ

駅から連絡通路で空港内へ。なかなか大きくて 、とにかく案内板にしたがって国際線の方へ行く。途中にあったフライト時刻表で、チェックイン・カウンター・ナンバーを確認し、そちらへと向かうが、なかなか遠い 。行けども行けども、辿り着かない。すると、モノレールのような連絡列車乗り場に。どうやら、もう一方のウィングから出るようだ。

そちらのウィングへ着き、やっとチェックイン・カウンターへ。ここまで来るのに、駅から30分はかかっている 。ちょうど、出発2時間前だ。チェックインをする。スーツケースの重量は22kgと、2kg超えていたが、超過料金は取られなかった 。座席は、フランクフルトからもソウルからも窓際である 。そういえば、来るときもそうだった

チェックインも無事終わり、出国手続き。後は免税店でお土産の買い物 でもして、飛行機 に乗るだけ。免税店では、会社と兄、姉の家族へチョコレート。海外のお土産の定番!と言ってしまえば、それまでだが、何か食べられるものと言うと、どうしてもそれしかない 。スウォッチの時計 もあった。シュツットガルトのデパートで見たものと同じものが1割安い。どうしようか?とさんざん悩んだが、掛け時計も買っているし、時計ばかりでは芸がないので、結局やめた(後日、日本で同じものが売られているのを見つけた 。値段にして1000円も違わなかった )。

そして、ビアグラスとジョッキのセットとピンバッジを2つ。残った細かいお金で、キャビアが2.05ユーロと安かったので買った。けど、これ・・・本当にキャビアなのだろうか 見た目は確かに、キャビア なのだが・・・ これで、ユーロの現金 はほとんど残っていない。搭乗手続きが、始まっている。いよいよ、ヨーロッパを去る

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2009年4月25日 (土)

2002 ドイツ・スイスの旅 その42

再び街の中へ。マルクト広場へ行く。気になる服装をした男が2人、歩いている。パッと見た感じでは、衛兵のような気がするのだが・・・?彼らの職業は、何だろう

308  マルクト広場にて

  左端の男たちの後ろ姿、わかりますか?

そろそろ食事を、と思いすぐ近くにあったレストラン へ行ってみると、座るところがないほど混んでいた。ガイドブックを見てみると、ここはとても有名なレストランであることがわかった。もうしばらく歩き 、別のレストランで食事にする。

トロピカルフルーツのパンケーキとビール を注文する。が、ふと小銭 がほとんどなかったことを思い出し、念のため「クレジットカードで支払うことは、できますか?」と訊ねると、「現金しかダメなのです。でも、すぐ近くに銀行 がありますから、そこで両替してくれば大丈夫よ」と、とてもきれいなウェイトレス が答えてくれた。それならば、安心して食事ができる

まず、ビール が運ばれてきた。暑い中、ずいぶん歩いた ので、喉に心地よい 。そしてパンケーキ。トロピカルフルーツと生クリームがたっぷり!とてもおいしい !昼食というより、おやつかな?日本でだったら、絶対に昼食では食べないナ!けど、パンケーキにビールは合わなかったかなぁ・・・?

食事を終え、ウェイトレスに「銀行 へ行ってきますので。荷物はここへ置いておきますから」と話してから、銀行へ向かう。荷物を持って行ったのでは「食い逃げ 」と思われてしまうかもしれないから

銀行へ行くと、今日は日曜日なので、当然窓口は閉まっている。クレジットカードでの現金引き出し機 があるのだが、スイスでも試したように、使い方が分からない 。スイスでは結局、窓口で両替したもんなぁ!しかし、現金 を用意しなければ、何ともならないのだ。

まず画面を見て、ここはドイツだからと思ってドイツ語で書かれたところをタッチしたのが、そもそもの間違い。たまたま現金を引き出しに来た人に聞いてみると、それは何語で説明するかの選択であった。アホ丸出しだ 。恥ずかしい~ !ドイツ語では分からないので、英語にする。すると、どうやら4桁の暗証番号を押すようだ。次に『グリーンナンバー』とある。「グリーンナンバーって何 ?」しばらくすると、カードが戻ってきてしまった。何度やっても同じ繰り返し。「どうすればいいんだ ?」このままでは現金の用意もできず、レストランに代金が支払えない

最後になって、とんでもない難問にぶつかってしまった。暗証番号までは間違っていないと思うので、その後にテンキーの右側にある3つのボタンを上から順番に押してみる。1つ目はダメ。2つ目も同じ。もう、どうしようもないのかな?最後のボタンは?「オッ?!画面が変わった !」画面には20ユーロ、30ユーロ・・・、とある。最少金額の20ユーロを選択すると、機械の中でパタパタとお札が動く音が!そして・・・出てきた!20ユーロ!「ヤッター よかったー これで食い逃げせずにすむ― !」と、大げさだが、これが本音だ。

ずいぶん時間がかかったが、現金 を持ってレストラン へ戻る。ウェイトレス に合図 をする。「遅くなってごめんなさい 」と一言、謝っておく。ウェイトレスは、ニッコリと笑って「いいですよ 」と答えてくれた。こんな一見の客を信じて待っていてくれた。これが他の国だったら、待っていてくれるだろうか?少なくとも、先に現金を用意していなければ、注文もできないのではなかろうか?ふと疑問に思った。

いずれにしても、苦労はしたが、嫌な思い出を残さずにすんだ。願わくは、これをスイスで克服していたら、もっと気軽に現金を用意して、もう少し違った旅ができたのでは、と思う。

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2009年4月24日 (金)

2002 ドイツ・スイスの旅 その41

ヴュルツブルクの街の見所は、駅から半径1kmぐらいの中におさまっている。まず、ユネスコ世界遺産にも登録されているレジデンツ(宮殿)へと向かうことにする 。日曜日のせいか、商店はみな閉まっている 。人とおりも少ない。

273  ヴュルツブルク駅前

  庭園のようになってます

274  可愛らしいトラム

  中はどんなふうかな

275  この街にもありました

  2両編成のベンツバス

レジデンツまでの道の途中、ビール 屋さんを発見 。お店は開いていなかったが、ショーウィンドーに飾られたビールの種類の豊富さにビックリ そして、さらにユニークな店を発見 その名も『エロチカショップ』 。扱っているものは、名前通り に、そのまんまである。それにしても、このショーウィンドーは、子供の教育上まずいんじゃないの   と思うのだが。性に関しては鷹揚なのだろうか ?面白いから写真 を撮っておいた

276  ショーウィンドーに飾られたビールの数々

  さすが!ビール の本場・ドイツ

  誰ですか~?これ全部飲みたい !って

  言ってる人は ?・・・(私です

277  このショーウィンドー、まずくない

  その名も『エロチカショップ』

道を少し間違えつつも 、レジデンツに到着。中へも入れるのだが、できるだけ街を歩いてみたい ので、入らずに外から眺めていた 。宮殿の南にある庭園は、英国風の庭園を思わせる。宮殿の建物ともマッチしている。庭園内には、いくつもの白いベンチ が置かれてあり、人々がのんびりと過ごしている 。フクシアやマリーゴールド、ベゴニアなど、俺にとって馴染みのある花も多い。

282  ヴュルツブルク、レジデンツ

  とても大きいです

283  中は一体どうなってるのでしょうか?

  この3年後、再訪し中を見学しました

284_2  庭園側から見たレジデンツ 

  本当に素敵です

そして、セント・ペーター教会、旧大学、ドーム教会、ノイミュンスター教会へと歩く 。いずれも中への見学はしなかったが、どれもこれも歴史を感じさせる、素敵な建築物ばかりだ。

291  セント・ペーター教会

  こちらも負けじと威風堂々

293_2

  旧大学 です

  この塔がシンボルなのでしょうか?

  こんな大学なら、通ってみたかった

294  ノイミュンスター教会

  こちらもご覧のとおり、素敵です

そして、アルテマイン橋を渡りヴュルツブルクの街を一望できる、マリエンベルク要塞へと向かう。橋から見る要塞は、とても大きい 。急坂を20分ほど登っていかなければ、要塞内のお城へはたどり着けない。ここで大学生ぐらいの女性 から、初めはドイツ語で、そして英語で、「すみません、ここからは歩くしかないですか?」と、なぜか尋ねられた。おそらく、ドイツ国内の他の街から旅行で訪れたのでは?と思うのだが、それにしてもなぜ、日本人の俺に尋ねたのだろう ???俺は「歩いて行くしかないみたいですよ」と、下手な英語で答えた

295  アルテマイン橋から見た

  マリエンベルク要塞

急坂を登っていき、門をくぐる。また要塞がある。二重の砦になっているのか ?東側の要塞沿いからは、街が見渡せられる 。もちろん、先ほど行ったレジデンツも。周りには、ワイン 用だろうか、ぶどう畑が広がっている。お城の敷地内へと向かう。さすがにたくさんの観光客がいる。ガイドツアーもやっている。レストラン として利用されているところもあり、ちょうどお昼時とあっていっぱいだ。見学を終え、木陰にてしばし休憩し、要塞から下って行く。

297  マリエンベルク要塞内へ

  この門をくぐって中へ入ります

299  要塞から見た

  ヴュルツブルクの街

300  要塞から見た近くのお城

  いつか行ってみたい・・・

302  要塞内にあるお城

 

  いつ頃建てられたのだろう???

303

  これも要塞内のお城

  ドーム型の屋根が特徴的です

  この街には中世が残っていました

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2009年4月22日 (水)

2002 ドイツ・スイスの旅 その40

6月23日(日)

ローテンブルク9:06(DB)9:20シュタイナッハ9:31(DB)10:14ヴュルツブルク~街を散策~15:30(ICE724)16:55フランクフルト空港駅・フランクフルト国際空港19:45(KE906)

 この旅行中は、毎朝のように、早く目覚める。この日もそうだ。この日の夜 の飛行機 で帰国なので、明日の夜、帰宅するまで、シャワーを浴びることができない。朝食までの時間を、シャワーに充てる。

朝食 は、バイキングになっていた。ふと見ると、やはり日本人がいる。数人のグループのようだ。俺も同じ日本人だから、とやかくは言えないが、どこへ行っても日本人っているなぁ!とくに今回の旅は、初めてのヨーロッパ、ということもあって、エルマーたちと過ごした後は、有名観光地ばかりになってしまったから、これも仕方がない。朝食は、どこのホテルでも用意されたものとほぼ同じだが、不思議と飽きがこない。やっぱりおいしい からかな?普段の朝食も、パン とヨーグルトだし。パンもハムもチーズも 、ジュースやコーヒー だって普段飲むインスタントなどよりは、はるかにおいしい

朝食を終え、出発の用意を整える。チェックアウトの時、レセプションで売っていたローテンブルクの街のガイドブック(日本語版)を買った。帰国後もこれを見て、楽しめるだろう。それにしても、この街ではずいぶん写真を撮っている。至る所でパチパチ。それだけ魅力的な街だった 、ということなのだろう。最後に、ホテルと駅の写真も撮っておくか

270  いよいよ、ローテンブルクを出発します

  ご覧のように、小さな駅です

9:06発の列車 に乗り、シュタイナッハへ。車窓からの風景は、のどかな平原だ。というか、畑かな?民家 はあまり見当たらない。本当に、ドイツって自然が多い。9:20、シュタイナッハへ、9:31発の列車でヴュルツブルクへは10:14に到着。駅でフランクフルト空港 駅までの列車を再確認しておく。遅くとも15:30発の列車 に乗れば十分だ。約5時間ほど、時間に余裕がある

荷物を持って歩いては大変なので、荷物一時預かりを探すと、コインロッカーがあった。2ユーロだ。が、細かいお金 がない。売店で両替を頼むと、「それは駅の施設なので、駅の窓口で両替して下さい」とのことだ 。こんなちょっとしたことでも、厳格に決められているのかな?窓口で両替し、スーツケースをコインロッカーへ預け、身軽になってガイドブック片手に、街を歩き始める。

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2009年4月21日 (火)

2002 ドイツ・スイスの旅 その39

ホテル で1時間半ほど休憩し、6時半ごろから夕食がてら、再び旧市街へ。狭い街とはいえ、まだまだ歩いていないところは、たくさんある。先ほど歩いていない通りを探して歩く。街を改めて見てみると、お店のショーウィンドーの飾りも、なかなか可愛らしい 。つい写真 を撮りたくなってくる。すると、見覚えのある顔のマネキンが!「こ・これは・・・ チチョリーナ ?こんなものまで飾るの ?」と思いながら、シャッター を切る。

244  人魚?いや、どう見てもこの顔は、

  イタリアのポルノ女優兼国会議員(当時)の

  チチョリーナ としか思えない

 さすが、上半身裸でした (笑)

ぶらぶらと、あちらこちら気ままに散歩。そろそろお腹が空いたな。昼はビール しか飲んでないし。今日はドイツでの最後の夕食 だ。何を食べようか?やはり、ここフランケン地方の郷土料理がいいな 。シーバース塔の近くにある、グロッケというレストラン へ入る。この街にも「日本語のメニューあります」と案内が出ているレストランは、かなりあったのだが、このレストランにはなかった。ここならば、日本人ツアー客に会うこともなかろう。

224  

  右から2軒目

  青い三角屋根の建物

  レストラン・グロッケ

 

店に入り「伝統的なフランケン料理が食べたい のですが、どれがお薦めですか?」と尋ねる。すると、5種類ほど、どんな料理なのかを説明しながら勧めてくれた。その中から俺は、ザウアーブラーテンという、牛肉料理を注文した。あとで、ガイドブックとドイツ語辞典で分かったのだが、これは酢漬けにした牛肉の蒸し焼き、まぁローストビーフの一つのようだ。

251_2  ザウアーブラーテン

  とても、おいしそうでしょ?

食べてみると、肉はとても軟らかくておいしい !一緒についているものは、ポテトかと思いきや、甘~いスポンジケーキのようなもの。何だったんだろう?キャベツなのか何なのかよく分からなかったが、野菜の煮込み料理もついていた。ドリンクは、この料理に合うものを薦めていただいて、赤ワイン 。なるほど、肉料理だもん、”赤”だよな。こちらへ来て、白ワインとビールはずいぶん飲んだが、赤ワインは初めてだ。それにしても、自分にしては珍しく、ずいぶんグルメな旅をしている 。どれもこれも、美味しいものばかりだし

レストラン を出てマルクト広場へ行くと、あと15分で9時だ。こんな時間でも、まだ明るいせいか人々が集まっている。広場の横の市庁舎前の階段は、大勢の旅行者が座って、その時を待っている。俺も、その中の一人となり、やがて9時になる。再び、からくり時計の人形が姿を現す 。それを見終えて、もうしばらく街を歩く。色々なお土産屋のショーウィンドーを眺めてみる 。センスあふれる飾りつけに、つい何枚も写真 を撮る。

261  9時になり、からくり時計 のショータイム

  月日を表す時計、わかりますか

253  「森の時計」と「煙出し人形」

  煙出し人形は、中にお香を入れます

254  操り人形

  顔が怪しげです・・・

255  まるで本物のインコ?!

  姿、表情がとてもリアルです

257_2  子供用の洋品店?

  これも、とてもリアルです

263_2  テディベア

  値段 が高くて、手が出ない・・・

259_2  

 マクドナルドです

 この街の景観に

 合わせた造りになっていました

そして、城壁の外へと出る。旧市街を出ても、街の造りは変わらない、というか、「これが一般家庭の家なのか?」と思うような造りの家ばかりである。「こんな家に住んでみたいなぁ~!優雅だろうなぁ~! 」と思う。遠回りをして、ホテルへと戻る。

267  ホテル レストラン

  普通の民家のようです

268  

  この造り・・・、ステキすぎます!

  これも、普通の民家のようです

  来世はこの家で生まれたい・・・

もう10時になろうとしている。ホテル へ戻り、シャワーを浴び、荷物を整理する。この日買ったお土産 を、何とかスーツケースに詰め込む。明日は、もう最後の日だ。どのようにして、過ごそうか?

ローテンブルク、ホテル・ガストホーフにて

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2009年4月20日 (月)

キャッチフレーズ、変更しました

もうすでに、お気づきの方もいらっしゃるでしょうか?

タイトルの下にあるサブタイトル、つまり「キャッチフレーズ」を変更しました。

私が以前、ブログを書いていたサイトで、「日記、全部取って(残して)あるのですか?」という質問をされたことがあります。旅日記に関しては、帰宅後、改めてワープロなどで校正し直し、そしてフロッピーに残したり、プリントアウトしていました。

ですから、とんでもなく古い旅日記も、懐かしく、ときには新鮮に読むことができます。写真だけでは残しきれない、いつかは忘れてしまいそうな出来事も、日記に残すことによって、いつでも思い出すことができます。

「過去は振り返らない!前だけを見て歩いて行く!」という方もいらっしゃるでしょう。「過去は過去」と言ってしまえばそれまでですが、過去があるからこそ、今があり、今があるからこそ、未来がある。人生はつながっているのですから。

そんな訳で、キャッチフレーズ、変更いたしました。

皆さんは、「心のアルバム」、どれだけたくさん残っていますか?

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2009年4月19日 (日)

2002 ドイツ・スイスの旅 その38

お土産 を買い終えて、シュピタール通りを再び歩く。シーバース塔がある。ここはとても絵になる。

225  プレーンラインにて

  後方は、マルクト広場方面

226  プレーンラインとジーバー塔

  とても絵になる場所です

227  シュピタール通り

  ステキな街並みです

さらに進み、マルクト広場へ。広場にはたくさんの人々が集まっている。皆、何かを待っているようだ。市議院宴会館の時計塔を見ると、あと10分ほどで15時。「そうか!それで皆、待ってるんだ!」

この時計は、からくり時計になっていて、毎時11時から15時、20時から22時に時計の左右にある窓が開き、そこから大きなジョッキを手に持った人形が現われ、ジョッキのワインを飲み干す、という仕掛け。そのからくり時計も面白いのだが、俺が感心したのは、その時計の上にもう一つある時計だ。それをよく見てみると、時間ではなく、月日を表している。今までにも、時計台は何度か見たことはあるが、こういうものは初めてだ

229  

 市議院宴会館

 からくり時計が動くのを

 待つ人々

231

 いよいよ

 からくり時計の窓が

 開きました

230  ジョッキを手にした人形が

 出てきます

さて、マルクト広場からゲオルク噴水、そして小さなギャラリーで絵を鑑賞し、ケーテ・ヴォール・ファールト へ。ここは、1年中クリスマス !クリスマス・デコレーションが人々を出迎え、クリスマス・グッズの他にも、木彫りの人形、テディベアなど、お土産 として扱っている。あちらこちらのお土産屋を覘いてみて解ったのだが、この国では、クリスマス は本当に重要で大切なイベントなのだ!とても神聖な儀式なのだ、ということが。日本のクリスマスの祝い方って”かるい”気がする 。そりゃ、元々仏教の国だし、ただ西洋の異文化をマネして祝っているだけで、本当の意味なんて、誰も深く考えて祝っているわけではないから、”かるく”なるのだ

さて次は、ヘルム通りを行く。そろそろ休憩もしたいなぁ、ずいぶん暑いし 。でも、もう少し歩いてみる 。ブルク門から郷土博物館のある方へ、そしてクリンゲン門、シュラネン広場へと歩く。広場では、客待ちなのか休憩中なのか、馬車 引きが居眠りしている

233  出窓に飾られた花、煙突  

  憧れてしまいます

234  お昼寝しているのでしょうか

  馬も、暑そう・・・

広場から少し行ったところの角のレストランで、休憩にする。外にあるオープン・カフェに席を取り、ビール を飲む。自由で開放的な気分を味わう 。しばらくすると、クラクションを鳴らした車 が、何台か走ってきた。皆、トルコの国旗を掲げている。「そうか!今日はトルコが勝ったんだな!」と、ワールドカップのサッカー の結果が、いやでも分かる。トルコの勝利を祝っている人々に、俺も拳を高く突き上げ、一緒になって喜んでいた 。レストランのウェイトレス たちも、外へ出てきて一緒に騒いでいる。彼らの喜びに対して、俺も声援を上げていると、ストレス発散!気分も上々でノリノリになってくる。

236  ずいぶん歩き、そしてこの暑さ

  ビール 片手に、一人ご機嫌です

237  トルコの勝利を祝って

  走っている車

レストランを出た後、つい浮かれて 、トルコ国旗ではないが、ドイツ国旗を買ってしまった。帰国後も、ドイツチームが勝ち進んでいるならば、これを持ってTVの前で応援しよう!ずいぶんと歩き疲れて 、いったんホテル へと戻る。もう5時であった。

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2009年4月18日 (土)

2002 ドイツ・スイスの旅 その37

13:30ごろから街へと繰り出す。ホテル のレセプションでいただいた地図付きのパンフレット(日本語版)を頼りに歩き出す 。旧市街までは意外に近く、歩いても10分かからないぐらいだった。

213  ローテンブルク旧市街への入り口

  レーダー門

レーダー門から城壁内の街へ入る。まず、城壁に沿って歩いてみる 。人々の家 を見ていると、まるで「おもちゃ箱 」の中を歩いているような気分だ 。可愛らしく、清潔感あふれる家、三角屋根で、格子の窓、窓際にさり気なく飾られている花 、広くて大きな庭、庭を彩る草花 。センスがいい!というか、もう、ファッションと言ってもいい。

215  旧鍛冶屋の家

  特徴的な極端なとんがり屋根

  実に”絵”になってます

  こんな家に、住んでみたい・・・

城壁は階段を上がれば、通路を歩くことができるようになっている。すると、また違う視点から、街を眺めることができる。

218  城壁の通路から

  三角屋根の4階建て(?)の家

シュピタール門まで行き、帝国都市ホールの前を通り、しばらく行くと、ユースホステルがあった。さすが、ユースホステル発祥の国だ。古い街の伝統的な建物が、宿泊施設となっているのだ

シュピタール通りは、お土産屋さん やレストラン がひしめき合っている。くるみ割り人形や壁掛け時計、陶磁器製品など、見ているだけでもなかなか楽しい 。テディベアももちろんある。

220  シュピタール通り

  メインストリートの一つです

264  テディベア

  とても可愛い !けど、高い

帰国の日が迫っているので、そろそろお土産 を買わなければいけないし、1件のお店で壁掛け時計 を見てみる。種類も豊富で、ここなら気に入ったものが見つかりそうだ。3つ欲しいので、あまり大きなものは買えない。それに飾る場所を考えると、やはり小さなものがいい。違う種類のもの3つ、うち一つは、昔ながらの「ぜんまい式」だ。これは21.5ユーロと、手ごろな値段 。電池式で31ユーロ。他にも、陶器でできたビアジョッキなど、欲しいもの はたくさんあったが、なにぶん荷物が入りきるかどうか、それにお値段 が・・・ 。今回が最初で最後、ということはないだろうし、必ず2度3度とドイツへは訪れるような気がするから、次回の楽しみにしておこう。

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2009年4月16日 (木)

2002 ドイツ・スイスの旅 その36

さて、11:43発のローカル列車 に乗る。この列車にも1等車がある。さすがにこちらも、ガラガラだ 。検察に来た車掌にシュタイナッハでの乗り継ぎ時間を尋ねる 。すると、すぐに接続しているらしい 。シュタイナッハまでは、わずか40分ほど。シュタイナッハへ着く直前に、車掌は「次の駅で乗り換えですよ 」と、わざわざ教えに来てくれた。何とも嬉しい気配りだ

12:25に到着し、ローテンブルク行き は12:36発である。2両編成だが、とてもきれいな列車だ。乗車口付近は、自転車 が置けるスペースになっている。この日、土曜日のせいか大勢の人々が自転車ごと列車に乗り込み、サイクリングを楽しむようだ 。ローテンブルクまでは、ほんの15分。それでも列車内には1等車もあるし、トイレもついている 。俺のユーレイルパスは1等車用だが、2等車の座席に座った。15分ほどのローカル列車で、1等車も2等車もないから

271  シュタイナッハ駅にて

  ローテンブルク行きの列車

12:51、ローテンブルクへ到着。ここだけは、どうしても訪れてみたかった街 なので、無事に来られたことが嬉しい !まだ時間は早いが、この日はのんびりとこの街を散策したいので、ホテル 探しとする。が、駅のインフォメーションは閉まっている(土曜日なので、ドイツでは日曜日と共に休日) 。ガイドブックを見ると、地図上に駅の場所が示されていない 。ここは、城壁に囲まれた古い街が、観光のメインなので、そちらしか載っていないのだ。これでは、駅からどう行けばいいのかさえ、わからない

しかし、都合よく駅前に小さなホテルがある 。飛び込みで行ってみる。部屋はとれるらしい 。料金は37ユーロ(4440円)と、とても安い !シャワー・トイレ、朝食付きでこの料金なら文句はない。迷わずここに決める

部屋へ案内されると、部屋そのものは狭い。そりゃ、この料金だし、一人なんだから、別にかまわない。

269  ローテンブルク駅前のホテル

  ここを拠点にして、街を歩きます

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2009年4月15日 (水)

2002 ドイツ・スイスの旅 その35

6月22日(土)

シュツットガルト9:05(DB)11:19ヴュルツブルク11:43(DB)12:25シュタイナッハ12:36(DB)12:51ローテンブルク

 ホテルでの朝食 を7時半頃とる。バイキングになっている。美味しそうなものばかりだ。パン、それに挟むチーズやハム・・・ 。そしてフルーツ やヨーグルト、ドリンクはオレンジジュースとコーヒー

食事を終え、出発の準備をした。実はこの街には、『メルセデス・ベンツ』『ポルシェ』という『自動車 』の博物館がある。見てみたいという気持ちもあったが、それよりもローテンブルクの街に『惹かれた』

ホテルを8:30にチェックアウトし駅へ向かう。煙草を買い、ホームへ。ヴュルツブルク行きの列車 には1等車もあったが、中はガラガラだ。2等車はかなりの乗客がいたのに。喫煙 できるコンパートメントへ座席をとる。

209  ヴュルツブルク行きの列車

 1等車もありました (^_^)ニコニコ

211  1等車内

  さすがにガラガラです

列車が出発し、しばらくすると、車掌ではなさそうな男性2人、何かを聞きに来た。初めはドイツ語で話しかけられたが、「わからない 」と言うと、すぐに英語に切り替えてくれた。それでも俺の知識ではおぼつかなかったが、やがて「列車のアンケート」のようだと理解した。何とか意思の疎通は図れたようだ

車窓には”牧草地帯”のような風景が続いている。ずいぶん走った頃、女性車掌が俺のコンパートメントへ再びやって来た。

「ここで煙草 吸わせてもらってもいい?」と、女性車掌。

「ええ、どうぞ!いいですよ 」と、答えると、彼女は煙草を吸い始めた。

日本では考えられないことだが 、これも”お国柄”!せっかくなので、ヴュルツブルクからローテンブルクまでの列車の接続について尋ねてみる。俺の発音が悪いのか「ローテンブルク」がなかなか理解されず 、地図を示して何とか解ってもらえた。すると、ヴュルツブルクから11:43発の列車に乗り、シュタイナッハで乗り換える、らしい。

11:19、ヴュルツブルクに到着し、次の列車のホームへと向かう。ところで、ドイツの鉄道駅のホームの移動(乗り換え)は、跨線橋ではなく地下通路でつながっていることが多いようだ。地下通路へ下りるには、よほど大きな駅でない限り、階段かスロープになっている。階段の隅には、幅30cmぐらいのベルトコンベアーが設備されている。これは手荷物用で、上下どちらへも、センサーによって動くようになっている。重い荷物を持っている俺にとっては、とてもありがたいものだ 。日本は高齢化社会ということもあり、やたらとエスカレーターやエレベーターを作るが、これならコストも安く済むだろう。

272  階段脇の荷物用ベルコンベアー

  シュタイナッハ駅にて

さて、ホームで駅員に念のため、再度ローテンブルクまでの行き方を確認する。すると、やはり同じ答えである。間違いなさそうだ。

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2009年4月14日 (火)

2002 ドイツ・スイスの旅 その34

まだ6:30。陽が暮れる までには、時間は十分。ここぞとばかりに外出する。初めに行ったのは、意外にもデパート。ドイツのデパートって、どんなふうかなって思って。日本のデパートとあまり変わりはないかな?でも、ファッション は大胆なデザインが多い。紳士物でさえも日本ではとても恥ずかしくて買えないようなデザインのものが、堂々と展示されている。スウォッチの時計 もあった。40ユーロぐらいのものもあって、買おうかとも思ったが、日本で買うよりどれほど安いのかわからない。デザインそのものは、なかなかおしゃれで気品もある。が、結局買わなかった。空港の免税店でも売っているだろうし。

デパートを出て宮殿庭園へ。大勢の人々が夕方のひとときを、散歩したりして楽しんでいる。池には噴水があり、その向こうに宮殿がある。池の東側には、州立劇場。劇場の上には様々な彫刻、そして宮殿前には、色とりどりの花壇。通りを2両編成のバス(ベンツ製)が走り、その向こうに旧宮殿(現;州立歴史博物館)、シラー広場からホテル方面へ。

200_2

 新宮殿と池の噴水

203_9  新宮殿と

 庭園の花壇

201_2  州立劇場

 いくつもの彫刻が乗ってます

205  旧宮殿

 歴史を感じさせる建物

206  2両編成のベンツバス

 日本ではお目にかかれない

 

途中で、この日のワールドカップ のドイツの勝利を祝う大勢の市民に遭遇。皆ビール をしこたま飲んだのか、とてもビール臭い!が、人々の喜び、興奮、熱気がじかに伝わってくる。訊いてみれば、この日は、対USA戦で1-0で勝ったそうだ。たくさんの群衆の中、別に”危険だ!” とか ”危ない!” とは思わなかった。だって皆、喜びに満ち溢れていたから!負けたのならまだしても、そんな時に悪さしようという人はいないだろう。

歩行者専用の通りへ出る。そこかしこで、まだアマチュア、というか修業中なのか、ギターやアコーディオンを演奏 している人がいる。ふと足を止めて聞いてみると、”メモリー” ”虹の彼方に(オズの魔法使い)” を演奏している。日本でも、お馴染みの曲だ。

ふと見ると、マクドナルド がある。「ドイツのマクドナルドには、メニューにビール がある」と聞いたことがあるのだが、「本当かな?」と思って、店の入り口にあるメニューを見てみると、確かにある!ビールが!やはり、本当だったんだ!さすがビールの本場!ドイツ!時間も遅くなってきたし、ここで夕食にしようかと思ったが、混んでいたのでやめた、というか、メニューが日本と変わり映えしなかったから。

そして、『マルシェ』という、バイキング形式のセルフサービスのレストランへ。適当に好きなものを皿にとる。野菜を摂らなければ、と思いサラダを選び、そしてフランクフルトなど、ドリンクはもちろんビール!計14ユーロ(1680円)になった。フランクフルトはチーズも入っていて、とてもウマイ!ナイフで切ると、肉汁があふれ出てくる。ビールもそれほど冷えてはいないが、とてもウマイ

食事を済ませホテルへ戻ると、10時を回っていた。再度シャワーを浴びる。明日は、日本出国前から「ぜひ行ってみたい!」と思っていた街、ローテンブルクへ向かおう。

シュツットガルト、ホテル・ウンガーにて

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2009年4月13日 (月)

ジャーマン・ジョーク

ドイツの友人、エルマーとアンジュラから、メールと共に送られてきました!

 Ein_engel_5

 EIN ENGEL

  Könnt Ihr den gebrauchen ?

  天使

 君は必要だろうか?

こんな天使なら、私は・・・、いらない(笑)

「天使」と呼ぶには、あまりにもグロテスク

さらに、

Ubahn_3

 Köln in 2 Jahren ......

  ...... der U-Bahn Bau ist fertig

 ケルンは2年間で・・・

           地下鉄 建設は終わった

と言いながら・・・、街、ぶっ壊れてます ・・・(笑)

ドイツ流、エイプリル・フールでしょうか

ユニークな写真 でしたので、読みに来て下さった方へも

ジャーマン・ジョークのおすそわけ、です。

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2009年4月12日 (日)

2002 ドイツ・スイスの旅 その33

駅構内の銀行 で、クレジットカードでユーロに両替 。その列に並んでいたとき、見覚えのある女性 が一人いた。彼女も俺に気づいて、ニッコリ 微笑んでくれた。「アッ ビュッフェカー in にいたウェイトレス だ!」彼女は両替を済ませた後、俺の横を通り過ぎる時、笑顔 で「グッバイ !」と、声かけてくれた。

そして外へ出てみると、何やら車 のクラクションが騒々しい 。「何事だ?事故か?それとも喧嘩か?」と思ったが、どうやら違うようだ。どの車も、大きなドイツ国旗を掲げて、人々にアピールしている。「そうか !今日、ワールドカップ(サッカー日韓大会)で、ドイツがまた勝ったんだ !」と、即座に納得した 。それにしても、すごい車の数、そして騒音!でも誰も、文句は言わない。この国のサッカー人気がうかがい知れる。

208  2002ワールドカップサッカー日韓大会で、自国ドイツの勝利に沸くシュツットガルト市民!この騒ぎ、熱狂は、ハンパじゃなかった

駅前の横断歩道を渡り、ホテル へと向かう。と言っても、予約してあるわけがない。行き当たりばったりの旅だから!ガイドブックを見て、駅から5分ほどで料金も日本円で 1万円ぐらいとあったので、直接行って泊まれるかどうか、尋ねてみるつもりなのだ

ホテル名は『Hotel Unger』。駅前の大通りから1本裏の道沿いにある。レセプション(受付)へ行って、「今日、泊まりたいのですが、予約はしていません。バス・トイレ付のシングル・ルームがいいのですが、泊まれますか?」と尋ねると、「O.K」の返事 。朝食付きで72ユーロ(約8640円)だ。ただし、エアコンはないらしい。「え~っ !今日って暑いですよネ ?」と言っても、笑っているだけ。「まあ、いいか 」と思い、部屋へと案内されると、部屋の中は蒸し暑い !「裸で寝ればいいか 」と、気を取り直す。

レセプションの前に、時刻表があったので、明日の移動のために列車の時刻を調べてみる。すると、ヴュルツブルク行きの列車 が、9:05と11:05、2時間おきに出ている。いずれにしても、明日中にはローテンブルクに着きたい 。ヴュルツブルクからはそれほど遠くはないので、問題なさそうだ。

部屋へ戻ると、外は雨 が降り出していた。しかも、雷 まで鳴っている。夕立のようだ。今からでも市内観光をする時間は十分と思っていたのに、この天気では・・・ !外出をあきらめ、風呂に入る。そう、このホテルの部屋には、バスタブがある。お湯をくべて入浴用のジェルを入れて泡立てる。外国映画の入浴シーンでよく見る光景だ 。バスタブを石鹸の泡でいっぱいにする。一度やってみたかった。人によっては、肌に合わない方もいるようだが・・・。やってみると、なかなか優雅な気分 !なのだが、やがて泡は消えていってしまう。洗濯も終えて、窓の外を見てみると、雨はやみ陽が射している

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2009年4月11日 (土)

2002 ドイツ・スイスの旅 その32

6月21日(金)

ツェルマット8:10(BVZ鉄道)9:33ブリーク9:59(IC)12:56チューリッヒ13:10(ICE)16:00シュツットガルト

 この日も朝早く目覚める。今日はスイスを離れ、再びドイツへと向かう。が、どこまで行くかは、まったく決めていない。チューリッヒまでの列車時刻しか分からないからだ。そこから先は、チューリッヒに着いてからの接続列車で決めるつもりだ。

7時に朝食 をとる。今日は、やや急いで食べる 。そして、8:10発の列車に乗るために、7:45にホテル をチェックアウト。駅までは、歩いても3分の距離なので楽だ。キオスクでミネラルウォーターを買って、列車 に乗る。駅には、日本人の団体ツアーもいたが、違う列車だった。

195bvz_8  BVZ鉄道

 ブリークへと向かっています

ブリークへ9:33着、9:59発のICに乗る。ベルンまでは主要都市に停車したが、そこからチューリッヒまではノンストップで走り、12:56にチューリッヒに到着。駅のホームで接続の列車を調べると、13:10にシュツットガルト行きのICE(国際シティ特急) が出る。シュツットガルトまで行けば、ヴュルツブルク、ローテンブルクへも行きやすい。そちらへ向かうことにする。時間がないので 、急いで駅構内を移動する 。何とか、間に合った

ICEの1等車は、新幹線 のグリーン車並みのシート(だと思う、新幹線のグリーン車は乗ったことはありません)。ビュッフェ で、わずかに残ったスイスフランで軽く食事をとることにする。が、ビュッフェは立ち席なので、自分のシートへ持って行って食べることにする。何しろ、1等車両のシートには必ず、食事やパソコンなどができるほどのテーブルが備え付けてある。乗り心地も最高だ。シュツットガルトへは、16:00ちょうど、定刻通りに到着した。

199ice  シュツットガルトに到着

 素敵な列車でした

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2009年4月10日 (金)

2002 ドイツ・スイスの旅 その31

ホテル へ戻り、洗濯をし、シャワーを浴びる。そして7時過ぎに夕食。昨日と同じスイスシャレー へ。すると、『団体席』が・・・ 。「もしかして、もしかしなくても、日本人ツアー客か?」と思っていると、案の定である。ツアーコンダクターが、この日の料理と明日の予定を説明し始める。その様子を見た他のお客は、「何事か 」という顔をしている。隣のテーブルの男性は、俺に「彼女は何の演説をしているんだ?」と訊いてくるほど。俺は陰で笑いをかみ殺していた

この日はラクレットを食べることにする。ラクレットとは、ラクレットチーズを暖めとかして、茹でたジャガイモにつけて食べる、というもの。1プレートで7.5フラン。1人前4プレート30フラン(2460円)。1人前注文し、ドリンクはウェイトレスお勧めの白ワイン。

193  ラクレット

 いかがですか?おいしそうでしょ?

1プレート、2プレートと食べ3プレート。そろそろお腹が・・・。ちょっと一服 、の前にマナーとして隣のテーブルの方たちに「たばこを吸ってもいいですか?」と了解を求める。すると、ご家族で来ているその方たちは、「母親が、体が悪いので、できれば遠慮してほしい」とのことだ。その母親も、ジェスチャーしながら、どうやら肺の病気を患っているようだ。俺は、彼らのことを理解して、「わかりました」と言って、煙草を胸ポケットにしまった 。彼らはニコニコしながら、「サンキュー」と言っていた。

日本では、こんな気遣いしないのだが、世界へ出ればこれがマナー。少しは国際常識が、身についているかな?すると、俺の向こうのテーブルに座っているツアー客の一部と思しき日本人3人の1人が、煙草を取り出し火を点けようとしていた 。俺はいち早く、その男に対して「すみません」と声をかけ、隣のテーブルの女性のことを話し、喫煙を控えてもらう よう頼んだ。その男は「ここ、喫煙席 だろ」と、小声でぶつぶつ言いながらも、しぶしぶの表情 で煙草を吸うのを控えてくれた。隣のテーブルの人たちは、日本語は理解できないけど、俺が彼に何を言ったのかは、その動作でちゃんと分かってくれたようだ。あらためて、お礼を言われた

そして最後の4プレート目が運ばれてきた。さすがに、もうしんどい !というか、少し飽きてきた 。何とか食べきる。「ふぅ!」。ウェイトレスが来て「もう1プレート?」と聞くので、「いや、もうお腹いっぱいです」と断る。が、なぜか、さらにもう1プレート。「えっ?」と驚いていると、ウェイトレスは「ニコッ 」と笑って 素早く立ち去った。

「さっきの英語、間違っていたかなぁ?通じていなかったんだ

残しては申し訳ない ので、頑張ってお腹に詰め込む。その後、デザートの注文を聞きに来られたが、さすがにこれは断った 。もうこれ以上、食べきれるものではない、たとえデザートでも!

お勘定 をすると、「あれ?1人前分だけだ。じゃあ最後の1プレートは?ウェイトレスが数を勘違いしていたのか、それともサービスだったのか?」、どちらが本当かわからないが、チップはちゃんと置いて行った。しかし、後から考えたら、もしかしたら、隣のテーブルのご家族がご好意でこっそり俺へのサービスを頼んでくれたのかもしれない 。煙草を控え 、さらに他の日本人の喫煙を制止したことに対するお礼・・・?なのかも ?!

9時ごろ だろうか、ホテル へ戻り日記 をまとめる。そして寝ることにする。

ツェルマット、ホテル・アルプフーベルにて

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2009年4月 8日 (水)

2002 ドイツ・スイスの旅 その30

ホテル に戻り、昨日書いた絵葉書 を持って郵便局 へ。枚数分の切手を買う。1枚1.8フラン(148円)で日本へ届く。1枚1枚切手を貼り、言われたとおりにポストへ投函しようとしたのだが、7枚書いたはずなのに・・・、6枚しかない??? 1枚どこへ行ったのやら・・・?とりあえず、歩いて きた道をホテル へと戻ってみることにする。すると、大阪の女の子2人組 とばったり。彼女たちもちょうど郵便局 へ行くところだった。来た道を歩きながら、途中で落としていないか注意しながら、結局ホテルの部屋まで戻る。すると、テーブルの上に1枚残っていた。もう一度郵便局 へ行き、ポストに投函する。先ほどの彼女たち は、まだそこにいた。声をかける。俺は切手を買い、自分で絵葉書に切手を貼ってポストに投函したのに、彼女たちは窓口に葉書を出して切手代 を支払っただけで、後のことはすべて局員 がしてくれたらしい。

「この差はいったい、何なの 」と言うと、彼女たちは

「”ジャパン 、ジャパン ”としか言わなかった から、英語ができないと思われたんちゃうかな?」と、笑いながら 言っている。なるほど、それだけでも十分に意思は伝わるか

「せっかくだから、一緒に何か飲みません?   俺、ハイキング から戻ったばっかりで喉カラカラでさー 、ビール 飲みたくて!一緒にどう ?ご馳走するから !」と誘うと

「イヤー!もう私たちの方こそご馳走させてください !お世話になってるし、もしかしたらうちら『宿無し 』になってたかもしれへんもん!ナァー !」

「イヤ、男が若い女の子 に御馳走してもらう訳にはいかないから !とりあえず、行きません

そして近くのオープンカフェ に入り、俺はビール 、彼女たちはあまり飲めないらしくジュースを注文した。彼女たちに「日の出ツアー 」のことを訊くと、すごく天気も良かった そうだ。午前中は曇って いたから「大丈夫かなぁ ?」と思っていたが、どうやら晴れていたようだ。午後はスネガまで地下ケーブルカー で行き、そこからハイキング を楽しんだそうだ。お花畑 もあちらこちらにあったらしい。明日は、ローマまで移動する ようで、昼過ぎにツェルマットを出て約10時間かかる 、とのことだ。

カフェ を出る時、支払い をしようとするのだが、彼女たち はとにかく強引に俺を制し 、ウェイターに俺の分も含めて支払い をしてしまった。最初に声かけ誘ったのは、俺なのに・・・ 。何か返って申し訳なかったような気がした。そしてお互いにホテル へと戻る。彼女たち とは、それが最後となった。

191_2  ツェルマットの街を

 馬車が通ります。環境対策の一環です。

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2009年4月 7日 (火)

2002 ドイツ・スイスの旅 その29

9:55発の電車 が来た。団体はまだそこにいるようなので、その電車に乗ってリッフェルアルプへと向かう。下って行く途中で、車窓から何度かマーモットを見かけた。けっこう、いるんだな 1枚写真を撮ってみたが、果たしてちゃんと写っているかどうか・・・?

156ggb

  GGB鉄道と

 マッターホルン

 スイスならではの景色です

 157

 どこかに・・・、

 マーモットがいたはず・・・

10:19にリッフェルアルプへ到着。ここで下車した客は、俺一人だけ。ここから俺は、ハイキングを楽しむ。マッターホルンの眺めが素晴らしい

158  リッフェルアルプより

 ハイキングのスタートです

159

 リッフェルアルプにて

 マッターホルンをバックにして1枚

 お天気はまだ少し、曇り気味です

水を持ってくることを忘れていたので 、1軒のお店に立ち寄り買っておく。1Lで8フラン。高いよなぁ 650円だもん

ハイキングコースをリッティへと歩く。道は緩やかな下り だ。あちらこちらで花 が咲いている。リッティを過ぎた辺りでは、本当に広くてきれいなお花畑が !これが自然のお花畑なんだから、美しいこと、この上ない

161  リッフェルアルプにて

 つつじかなぁ・・・

167  行く先々で

 きれいなお花畑が

そして、11:45ごろ、フーリへ。意外と早く着いた。ロープウェイを乗り継いで、シュヴァルツ・ゼーへ。ここまで来ると、マッターホルンを間近で見ることができる。でっかい 

169  

 マッターホルン

 いかがですか

 この圧倒的な迫力

12時半ごろから、歩き始める。コースは、シュタッフェルからツムットを経由し、ツェルマットまで。歩き始めると、マッターホルンは少しずつ姿を変えていく。

171  マッターホルン

 少しずつ形が変わります

180

 マッターホルンをバックに

 ずいぶん違う山のように

 見えてきました

182  かなり変わって見えます

 これもマッターホルンです

183  しばし休憩

 さすがに暑くなってきました

184

 シュタッフェルにて

 説明がなければバックの山が

 マッターホルンとは思えないかも・・・

標高2000mを越えているというのに暑い !午前中は曇っていたが、午後は晴れてきた。シュタッフェルまではマッターホルンが見えていたが、そこから下ると森の中に入り、しばらくの間、見えなくなる。しかし、木の香りが心地よい 。森林浴をしている気分だ。

途中、道が枝分かれしている。フーリへ行くより、ツムットを通ったほうがツェルマットへは近い。それに、フーリからロープウェイに乗らなくてすむ。ツムットへと道をとる。どこから来ているのか、とあるカップルと追いつ追われつで歩く。女性 は、上半身はスポーツブラ1枚だけだ 。ちょっと、目のやり場に困る 。欧米の女性は、こういうことはあまり気にしないようだ。事実、全くいやらしくないし、健康的でとても似合っている。かつて、インドやネパールでもっと刺激的な格好の欧米女性旅行者を、何人も見たことがある。自分を、より美しく、セクシーに見せることがとても上手だ。日本人、というかアジア系の女性では、なかなか真似できない、と思う。偏見だろうか・・・?

ツムットには、小さな教会があり、シスターもいた。ハイキング途中で休憩している人も、けっこういる。が、日本人はどうやら俺だけのようだ。そして、さらに下って行くと、ツェルマットの街が、もうすぐそこに見えてきている。

186  ツムットの村が見えました

 ハイキングも終盤です

187  ツムット付近のお花畑

 スイスは、山(アルプス)とお花の国だ

189  ツェルマットの街が見えました

 ハイキングも終わりに近づいてます

午後3時半ごろ、ホテルへと到着。シゥヴァルツ・ゼーから、約3時間。この日も良く歩き、かなり陽に焼けた。

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2009年4月 5日 (日)

2002 ドイツ・スイスの旅 その28

6月20日(木)

ツェルマット8:24(GGB)9:05ゴルナーグラート9:55(GGB)10:19リッフェルアルプ(徒歩・ハイキング)11:45フーリ11:50(ロープウェイ乗継)12:25シュヴァルツゼー12:30(徒歩・ハイキング)13:35シュタッフェル13:40(徒歩・ハイキング)15:25ツェルマット

 相変わらず、朝早く目が覚めてしまう 。この日も6時には、もう目が覚めていた。ホテルの朝食は7時から。それまで顔を洗ったり、軽くシャワーを浴びる。

朝食 は、パンにヨーグルト、コーンフレークもあった。もちろんジャムやチーズ、ハムも置いてあり、パンにはさんで 食べる。ドイツのエルマー宅での朝食が思い出される 。やはり、おいしい !つい食べ過ぎてしまう。飲み物は、グレープフルーツジュースとコーヒー

食べ終えて、出かける準備をし、8時ごろ駅へと向かう。ゴルナーグラート登山電車(GGB)駅で切符を買う。行きはゴルナーグラート(3130m)までで、帰りはリッフェルベルク(2582m)からハイキング を楽しむ予定であったが、まだ雪 が深くリッフェルアルプ(2222m)からしか歩けないらしい 。仕方がないので、往路はゴルナーグラート、復路はリッフェルアルプまでの切符 を買う。そうなると当然ハイキングコースも考え直さねばならない 。地図を見ながら検討すると、リッフェルアルプからリッティを経由してフーリ(1886m)までのコースがある。これならば、ツェルマットまで戻らなくても、フーリからロープウェイでシュヴァルツゼー(2582m)へ行くことができる 。そしてそこからツェルマットまでのハイキングを楽しもう

この日のハイキングコースも決まり、8:24発の登山電車 に乗ると、な・な・なんと乗客の9割以上が日本人 !ツアーコンダクターがいる、ということは、やはり団体ツアーか!あーぁ、スイス国内は、というより日本のツアーが必ず来るようなところばかり来ているからなぁ 。辟易してしまう 。電車 が登るにつれ、アルプスの山々がその全貌を少しずつ見せ始める

ゴルナーグラートへは9:06着。団体を避けるようにしてアルプスを眺める。マッターホルン(4478m)、モンテローザ(4634m)などなど・・・、山からは氷河が落ちている。天気は曇っていたものの、素晴らしい眺めだ

1414228m4092m  キャストール(右:4228m)

  ポルックス(左:4092m)

1424164m  ブライトホルン(4164m)

  お天気が残念です...

144  マッターホルン(4478m)

  少しずつ晴れ間が…午後に期待が持てそう

153  左:モンテローザ(4634m)

  う~ん、、、アルプスだぁ~

148

 マッターホルンをバックに

 この後、あの山裾までハイキング

 天気が回復することを祈って・・・

149  ゴルナーグラート駅と

 マッターホルン

 天気が良ければ、ガイドブックや

 ツアーパンフに使えたかも・・・

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2009年4月 4日 (土)

2002 ドイツ・スイスの旅 その27

アルパインミュージアムへ行ってみると、午後は16時から開館。まだ時間があるので、そのまま街外れまで行く。すると、マッターホルンが天高くそびえていた。明日はもっと高いところ、もっと近いところから、眺めることができるんだ

139  ツェルマットから見た

 マッターホルン(4478m)

街の方へ戻り、アルパインミュージアムへ。ここは、日本語でいえば ”山岳博物館”。アルプスの登山の歴史や登山道具、かつてのこの辺りの人々の生活、動物など自然界のものも多く展示されている。入場料は8フランだった。

そして街をぶらつく。同じホテルにチェックインした大阪の女の子 たちに会う。お互いに「何してるんですか ?」と、声かけ合う。彼女たちは明朝 ”日の出ツアー” に参加するとのこと。朝4時過ぎに出発するらしい。そして朝食付き、とのこと。

「日の出ツアー?そういうのがあったんだ(いいナァ、天気が良ければ素敵だろうな!)」

と思いながら、「俺も行こうかな?」とは、言わなかった。俺には俺の旅があるんだし。

138  ツェルマットの中心街

 ホテルやお土産屋、観光客でいっぱいです

そして、明日のゴルナーグラートまでの列車 の時刻と料金 を調べておく。現金 が心もとなかったので、クレジットカードで200フラン両替しておく。あちらこちらのお土産屋をのぞいてみると、日本人の店員もいたりする。絵葉書を10枚(5種類×2)買ってホテルへ戻り、何枚か手紙を書くことにする。何しろ、時間を持て余している。喉が乾いてきたので、ジュースを買いに行く。ファンタオレンジ500mlが3.5フランって、日本円で290円?これって、高くない ?日本でコンビニで買っても150円だよ。スイスは物価が高いって聞いていたけど、確かにその通り。列車の料金も「ずいぶん高いナァ」って思っていたし・・・。

夕食はやはり8時ごろ、ホテルのむかえにあるレストラン   ”スイスシャレー” へ。この名前って、グリンデルワルトで入ったレストランと同じ名前だけど、チェーン店なのかな?それとも偶然?ウェイトレス に「ジャパニーズ?」と訊かれ「イエス」と答えると、日本語で書かれたメニューを持って来てくれた 。そして ”トリ の胸肉の何とか・・・?(忘れました)、ライス付き” を注文する。肉にかかっているソースがおいしい。ご飯も3日ぶりだ。デザートもいただく。

「エントシュルディグング?ツァーレン、ビッテ?(すいません、お勘定をお願いします)」

と、ドイツ語で言う。支払うのと同時に、

「ダス・イスト・フュア・ズィー!(これはチップです) 」と言うと、

「ダンケ・シェーン!(ありがとう) 」と答えてくれた。

けっこう通じているようだな、アンチョコ見ながらの俺の ”にわかドイツ語” も。

食事を終え、街のメインストリートへ行くと、到着したばかりと思しき日本人の団体ツアーに遭遇。ツアーコンダクターが旗を持ちながら先頭を歩き、色々説明をしている。その後ろをぞろぞろと ”金魚のフン” か、はたまた ”アヒルの行列” か、何人もの大人が、ついて歩いている。みっともないと言ったら、ありゃしない!それを見ている他の国のツーリストは「何事か?」という顔の人もいれば、「また(日本人の団体)か?」と、明らかにバカにしているような、呆れた視線で見ている人もいる。俺は両手のひらを開きながら、腕を真横に「理解できないよ!」と言ったポーズで彼らに応える。「もう、恥ずかしくて見ていられない! 」。そそくさとホテルへ戻り、シャワーを浴び、洗濯をして眠ることにした。

ツェルマット、ホテル・アルプフーベルにて

*文中、ツアー客に対する偏見がありますが、あくまで私自身の個人的見解です。お気を悪くされた方がいらっしゃいましたら、お詫び申し上げます。

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2009年4月 2日 (木)

2002 ドイツ・スイスの旅 その26

駅の観光案内所へ行き、ホテル の紹介を頼むと、ここにはホテルの案内ボードがあり、各ホテルのコードナンバーと利用料金 、そしてコードナンバーを入力するとそのホテルの場所が表示される地図がある。そして、気に入った ホテルが見つかったら、ボードの横にある電話 で予約するらしい。電話はコードナンバーをダイヤル(プッシュ)すれば、そのホテルに自動的につながるとのことだ。そう、つまりそれを見て ”自力で決めてくれ”ってことだ 。それならば、「自分で探して決めるか !」てなことで、ボードの前でどのホテルにするか探し始める

194_2  ホテルの案内ボード

 この中からこの日のホテルを決めます

すると、「あの~、日本人の方ですか?」と2人の女性 。たしかブリークの駅の待合室にもいたし、同じ列車 に乗っていた子たちだ。ホテル の予約のことで尋ねられたので、先ほど案内所の人に言われたことを彼女たちに話すと、「エーッ?(これを見て選んで)向こう(案内所の人)が予約してくれるんじゃないんですか? 」と驚いている。

俺は、数多くあるホテルの中から、手ごろな料金で駅から近いところを見つけることができた。そこへ電話 してみると、あっさりと予約する ことができた 。駅からは歩いて3分。料金は、バス(風呂)・トイレ付で5~6000円

すると、女性 2人はあわてたように「どこにしはったんですか(関西弁)? 」と聞いてくる。

俺が予約したところを教えると、「まだ予約 取れそうでしたか ?」

「いや、電話だけじゃ、そこまではわからないですヨ !」

「うちらも、ここにしようか ?あの~、同じところでもいいですか? 」と尋ねてくる。

俺は、誰がどこに泊まろうと自由だし、たまたま俺が先にそのホテル を見つけただけだから、「別にかまいませんよ 」と答えた。

「すいません・・・、電話してもらえます? 」と彼女 たち。

「ヘッ?

「イヤ~、うちら英語まったくできへんねん 、ナァ~ !」って・・・。

「ホテルの予約ぐらいはできるでしょう ?」と言う俺。

「イヤァ、ホンマにできへんのです~ 」って、おいおいマジかよ?

「私だって、そんなに英語できないっすヨ !それに俺よりはるかに現役に近いでしょ?俺なんか、もう40だヨ

「イヤァ 、うちらよりは、はるかにできますヨ~ !」

「じゃあ、(電話 )してあげるけど、途中で変わるからネ

「エッ?!

「だって、予約者の名前、聞かれたとき、あなたたちの名前わからないから、それぐらいは言ってよね  

と言いながら、彼女たちのホテル の予約の電話 をするハメになった 。そして彼女たちの予約も取れた のだが、ホテルの人は、予約者の名前など全く尋ねず、ただ「今、駅にいるのかい?だったらすぐにこちらへ来ればいいから」と言っただけ。直前に俺が予約 したばかりだし、同じ声で立て続けに予約が入れば ”一緒にいる” と思われても不思議はない

そして、駅の案内所から彼女たちと一緒にホテルへと向かう   。それにしても、彼女たちは今までどのようにして、旅してきたのだろう ?と思い、尋ねてみると、

「人に頼りっぱなしなんですヨ! 」ときた。俺は笑いながら、

「まぁ、ツアー客よりはマシですヨ! 」と言うと、

「ツアー客より、タチ悪いよネ! 」と言っている

俺は、たとえ他人に頼りっぱなし だとしても、多分に自分たちの意思が働いている分 、ツアー客よりは好きだが・・・ 。それに若いし 、二人ともけっこう可愛いし・・・ ()

「言葉からして、大阪ですか?」と尋ねると、もちろんその通り。

「どちらからですか ?」と尋ねられ、

「名古屋です 」と答えると、一人

「名古屋の ”みそかつ” 私、大好きなんですヨ~ !みそかつ食べるためだけで、名古屋まで行ったこともあるんですよ~ !」と言う。これにはさすがに、笑ってしまった。

話をしながら 歩いているうちに、この日のホテル へ到着。駅から3分と言うだけあって、本当にすぐだ 。ホテル名は ” Hotel Alphubel ” 。レセプションでまず、自分の名前を言い、そして彼女 たちの予約のことを話すと、予想通り解っていたようだ。チェックインを済ませ、部屋へ案内される。部屋は、昨日のグリンデルワルトのホテルと比べれば、決して広くはないが、バスタブがあるのはありがたい。そしてもう一つ、異なものが・・・ ?トイレのすぐそばにある、この便器のような形をしたものは・・・ ?もしかして、ここで洗濯していい !ってこと?それ以外に考えられないし、だとすると非常に嬉しい !と言っても今までのところでも、洗面所やシャワールームで洗濯していたから、あろうとなかろうと同じだけど 。ホテルを決めるのに時間がかかったので、この日は街を散策するしかない。

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