エヴェレスト街道を行く その25
高山病
3月17日(火)晴れ
ディンボチェ7:30~11:00チュクン12:00~14:00ディンボチェ
6:30起床。さすが、4000mを越える高地、冷え込んでいる。
室温は5℃位。
今日はチュクンまでラウンドトリップに出かける。高度順応のためである。
ディンボチェより1時間ほど歩き、小ピークへと登る。
さすがに空気の薄さを感じる。少し登っては休み、呼吸を整え、また登る。
周りは360°の展望がひらけている。
「母の首飾り」という意味のアマダブラム(6856m)、手を伸ばせば届きそうなほど間近に迫っている。
アマダブラム こんな間近でヒマラヤを実感できます
標高5000m位のところまで登っただろうか。少々頭痛を感じる。
小ピークからチュクンへと下る。
ここで昼食にしたが、頭痛の度合いは徐々にはっきりと現われだした。
「高山病の初期症状か?!」
昼食後、ディンボチェへと下って行く。
ラジンが頭痛に効くからと、ニンニクを2片。ニンニクを生で食べるなんて初めてだ。
ディンボチェのロッジに戻り、再び、軽めの食事をとることにする。
ヌードルスープ(と言っても、普通のインスタントラーメン)にニンニクを入れて食べ、体を横にする。
夕食は、ダルバートにする。食欲だけは失っていない。
しかし、タルカリ(野菜)がほとんどなくて、ものすごく粗食となる。
栄養補給食品を持って来ていて良かった。
夕食後、頭痛は治まっていた。が、明日はいよいよロブチェ(4930m)である。
体だけは休めておこう。
ディンボチェ、ソナム・フレンドシップ・ロッジにて
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コメント
すぐそこに雪の峰が迫っている感じですね。荘厳、雄大、自然の大きさを感じられます。にんにくパワーってすごい。
hannaさんへ
この辺りまで来ると、当たり前のように、このような景色が広がっています。日本では決して見られないほどの雄大さです。
私のガイドに、富士山の標高を教えたら、「ネパールでは、それは山とは言わない。丘だよ。」と笑ってました。
これらの大自然と比べられたら、富士山もたまったもんじゃないですよね。
投稿: hanna | 2009年2月10日 (火) 08時36分
アマダブラムが壮大ですね~
長期のトレッキングだと、やはり食事が偏ってしまうのですよね?この夏には2泊くらいは縦走したいと思っていますが、いつもメニューは新調に考えています。だって食べるのが最大の楽しみですから。後酒もね(笑)
青龍○段さんへ
遠くから見たアマダブラムとは、全く違った姿がそこでは見られました。
青龍さんなら重々ご承知でしょうが、山って見る場所や方角によって、全然違いますよね。目の前で見た時、そのデカさに言葉もありませんでした。
食事は、肉が食べられないので…。ナムチェ以外では、肉を口にできませんでした。しかし、卵とジャガイモは、日本のものよりもずっと美味しいと感じました。卵は、いわゆる「地鶏」の卵ですし、野菜類も下手な農薬は使っていないでしょうし。
多少の偏りはあるでしょうが、日本から何か食料を持っていくほどではありません。近年は、メニューもかなり豊富になってきているようです。
投稿: 青龍○段 | 2009年2月11日 (水) 13時46分