エヴェレスト街道を行く その20
折り鶴をプレゼント
バザールを見終えた後、11時ごろ、ガイドのラジンと I さんと3人で丘の上へ。博物館があるのだが、この日はお休み(ネパールでは、土曜日が休日で、日曜日が週の始まり)。天気も曇天で、エヴェレストは見えないが、眼前にそびえる峰々はその雄姿を見せてくれた。
昼食後は5人そろって散歩。お土産屋を見てまわる。A さんと I さんは手紙を出すらしく、絵葉書を数枚買っている。俺は、使い捨てカイロを見つけた。痛めた膝を温めるのに、ちょうどいい。
夜、やっと鶴の折り方を思い出した。カリコーラの村で、ヤンジーにプレゼントしたかったのだが、思い出せなかったのだ。
日記帳として使っているノートを、1ページずつ正方形に切り取って、仲間たちに鶴を折って見せる。そしてみんなに一羽ずつプレゼントすると、
「Oh,wonderful ! Japanese Origami ! (オォ、ワンダフル!日本の ” 折り紙 ”)」と I さん。
” 折り紙 ” という言葉を知っていたんだ!
ラジンも T 夫妻も、ニコニコしながら、とても喜んでくれた。日本の折り紙を目の前で見るのは、皆、初めてだったようだ。驚きと感心、そんな表情をしていた。
その様子を見ていた他のトレッカーたちに、「私にも!」「僕にも!」と頼まれ、一体いくつ折ったことやら・・・?しかし、断ることなく、頼まれるままに何羽も鶴を折り、皆にプレゼントした。
そうそう、カリコーラの可愛い働き者のヤンジーにも、帰りにプレゼントしよう。
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コメント
使い捨てカイロを売っているのですか、すごい!.日光をガイドしたときオーストラリア人の奥様が風邪をひいていて寒がるので、背中に一貼りすごく喜ばれましたが、オーストラリアにはないでしたよ。折り紙は日本の宝ですね。
hannaさんへ
使い捨てカイロは、ヒマラヤ登山者や我々のようなトレッカーが、余っていたものを「麓まで持ち帰ってもしようがない」と思い、そこで売って行ったものと思われます。日本製のものも確かありましたヨ!
他にも、余った食料(缶詰など)が売られていることもありました。
折り紙は、日本が世界に誇れる文化だと思います。ドイツ・デュッセルドルフの「日本デー」というイベントでも、折り紙を紹介するコーナーがあったそうです。
投稿: hanna | 2009年2月 4日 (水) 23時00分