エヴェレスト街道を行く その21
タンボチェへ
3月15日(日)曇り
ナムチェ10:35~14:50タンボチェ
腕時計のアラームが鳴らず、7:40起床。おかげでぐっすり眠れた。
仲間たちも、そろって寝坊。とはいっても、どうしても早く出発、という理由はないので、誰も気にしてない。
朝食にパンケーキを食べ、その後、丘の上にある博物館へラジンと I さんと3人で行く。
ヒマラヤのパネル写真や生活用品、ヒラリー氏と共に世界で初めてエヴェレストに登頂したシェルパのテンジンの登山姿の人形もある。なかなか興味深く、面白い。
ラジンは「いつか、エヴェレストへ登ってみたい」と言っていた。
10時ごろ、害虫に喰われてできた足の傷を診てもらうために、小さな診療所へ行った。
塗り薬を処方していただき、計70ルピー。高いのか安いのか、自分でもよく分からないが、日本へ帰って保険請求するほどの額(約210円)ではないことだけは確かだ。
ロッジへ戻りチェックアウト。
他の仲間たちも絵葉書を出すため、郵便局が開くまで待っていたようで、結局、皆一緒にスタートする。
ナムチェを出る最初の登りがきつい。が、やがて平坦な道に。
ナムチェ~タンボチェにて。
このような道を歩いて行きます。
そして一気に川の方へと下っていく。下りきると、一軒のバッティ(茶店)があり、しばらく皆で休憩する。そして、橋を渡ると何やら小屋がある。中を覗いて見ると・・・、水力・マニ車だった。
*マニ車とは・・・、チベット仏教の経文が円柱の筒の中に入っていて、それを1回まわすと、お経を読んだのと同じ功徳が得られる、と言われています。
水力によって常に回っているこの大きなマニ車。この地域に住む人々と旅人の安全を祈願してくれているのでしょう。とてもありがたいものです。
そこから先は、再びきつい登り道。下った分、登らなければならないのだ。仲間同士、声かけ合いながら、一歩一歩着実に登って行く。
そして・・・とうとうタンボチェへ!標高3867m。富士山よりも高所に位置する村だ。
タシデレク・ロッジにチェックインする。
荷物をおろし、ラジンの案内で仲間たちとともに、この村にあるチベット仏教寺院と博物館を訪れた。
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コメント
チベット仏教の輪廻転生興味あります。独特の雰囲気がありますね。国の中に一つの根づいた宗教があることはある意味幸せかとも思います。もちろん日本の信仰の自由を認めたあり方も、それはそれで正しいと思っていますが。異なる文化に触れ、さまざまな経験ができ素晴らしいですね。
hannaさんへ
NHKなどのドキュメンタリー番組で、神様にお祈りするネパールの人々の姿を見たことがありますが、「何をお願いしたのですか?」という問いに、「今世と来世の幸せをお祈りしました」という答えをよく聞きます。
彼らは皆、「人間は、輪廻転生する」と信じているのでしょう。
それにしても、彼らの敬虔な信仰心、見習うべき所がありました。
私もカトマンドゥで有名なお寺、スワヤンブーナート寺院、パシュパティナート寺院、ボーダナート寺院、すべて訪れました。それぞれ、仏教、ヒンドゥー教、ラマ教の聖地です。ボーダナート寺院では、五体投地してお祈りする人の姿を何人も見ました。その真摯な姿に感動を覚えました。
カトマンドゥでのことも、いつかブログに載せたいと思います。
投稿: hanna | 2009年2月 6日 (金) 20時40分
こんにちは。富士山には2度ほど行きましたが未だ最高峰は未達です。
今年は初冠雪の時期を狙って行きたいな~などと企んでいます。山小屋が閉鎖しているのでトイレだけが心配なんですよね~
青龍○段さんへ
富士山は、実は一度も登ったことがありません。中学の修学旅行で、5合目(だったかな?)までバスで行ったきりです。
日本人として一度は登っておきたいのですが、登山者の渋滞の列を見ると、マイペースで歩けるのか心配で…。いまだ実現していません。
投稿: 青龍○段 | 2009年2月 7日 (土) 11時04分